社会人になると業務を効率的に行うために、腕時計をつけて時間管理を徹底する人もいます。
特に営業職をしているビジネスパーソンはつける人が多いでしょう。
保育士をしている人のなかには、腕時計をつけて仕事をしたい人もいるのではないでしょうか。
しかしながら、職場にいきなりつけて行くと周りからどう思われるのか不安ですよね。
本人は保育現場で時間管理を行うために身に付けて行くのに、仕事中にオシャレばかり気にしていると周りから誤解されることもあるかもと考える人もいるかもしれません。
今回は、保育士は腕時計をつけて大丈夫なのかや、選び方や注意点と保育現場で使いやすい腕時計などについてお伝えしていきます。
Contents
保育士は腕時計をつけて大丈夫?
職場によって服装や身だしなみのルールに違いがあります。
保育士が腕時計を装着することについても、禁止している保育園や保育施設があったり、逆に個々の判断に任せたりしているところもあるでしょう。
腕時計をつけるのを禁止している職場は、衛生上や安全面の理由があるからです。
求人募集の内容に書かれていなかったり、面接で伝えられなかったりするケースが多いため、実際に働くまでは知らなかったという保育士もいます。
職場で腕時計をつけたい保育士は自分勝手な判断はしないようにして、保育園や保育施設でルールや規則が無いか確認するようにしましょう。
保育士で腕時計をつけている人は多い?
全ての保育園や保育施設で服装や身だしなみのルールや、規則が設けられているわけではありません。
そのため、保育士のなかには腕時計を職場につけていく人もいます。
腕時計が保育士に必要な物なのかと言いますと、そうではないですがあるとビジネスに活かしやすくなります。
時間を把握しながら計画的な行動をしやすくなったり、時間管理ができるおかげで効率良く業務を進められたりする可能性があるからです。
一般企業で働いているビジネスパーソンと比べると、保育士で腕時計をつけている人の割合は多くはありません。
まだまだ、保育士が職場で腕時計を身につけることはスタンダードではないということですね。
保育士がつける腕時計の選び方とは?
保育士がつける腕時計の選び方をお伝えしていきます。
軽量でサイズが小さいものを選ぶ
保育士は子ども達と触れ合うことがメイン業務になります。
重い腕時計を1日中、身につけていると手首に負担がかかりやすいです。
腕が疲れてしまっては、保育現場の仕事に支障をきたすので、軽量でサイズが小さい腕時計を選ぶことが大切です。
金属製・布製は選択肢から外す
腕時計は色々な種類や素材のものがありますが、保育士が装着するのであれば周囲にいる人達に配慮しなければいけません。
大丈夫だろうと安易に考えて適当に選んでしまうと、周囲の人達に危険が及んだり自分自身を傷つけたりする恐れがあります。
具体的には金属製や布製のものは選択肢から外した方が良いでしょう。
金属製のものは、金属アレルギーの原因になりますし、布製のものは汚れやすいという特徴があるからです。
防水性が高いものを選ぶ
保育士は子ども達と一緒に水遊びや手洗いうがい、プールなどで水に触れる場面が多いです。
腕時計をつけたままですと気を付けていても、水に濡れてしまい壊れる恐れがあるので注意が必要です。
なかには、水を使う場面の時だけ腕時計を外せば問題無いと考える人もいるでしょう。
毎回、腕時計をつけたり外したりするのは、面倒ですし作業効率が悪くなってしまいます。
水に濡れても壊れにくい防水性が高いタイプを選ぶことが大切です。
保育士がつける腕時計の注意点
保育士がつける腕時計の注意点をお伝えしていきます。
注意力が散漫になる恐れがある
腕時計をつけていると、つけていない保育士よりもマメに時間をチェックしやすくなりがちです。
自分の感覚ではほんの一瞬だけ、子ども達から目を離して時間を確認したつもりでいて、数秒間は短いと思うかもしれません。
しかしながら、目を離したすきに子どもが怪我をしたり危険な目に遭ったりして、取り返しがつかなくなる恐れもあります。
保育士が腕時計をつけていることで、注意が散漫になってしまう恐れがあるでしょう。
園児に怪我をさせないようにする
いくら腕時計に柔らかい素材が使われていても、絶対に安全であるとは言い切れません。
例えば、子どもを抱っこしたりおんぶしたりした時に、子どもの身体に腕時計が当たってしまうかもしれません。
園児達とスキンシップを図った時に怪我をさせてしまう危険性があります。
また、自分が気を付けていても園児達が不意にぶつかってきて、怪我をさせてしまう恐れもあるので十分、注意しなければいけません。
保育士は腕時計をつけていると保護者からクレームがくる恐れも
子ども達や職場で働いている人達に、腕時計をつけていることを周知して納得してもらえても、保護者の理解を得ていないとクレームがくる恐れもあります。
勤務中に保育士が腕時計を装着していると、子どもを預けているママやパパのなかには、オシャレでつけているだけだと思われて印象が悪くなってしまう可能性があるからです。
そもそも、保育士に腕時計は必需品ではないので、保護者の理解を得るのが難しい職場もあるでしょう。
腕時計を装着して保護者からクレームが来ないようにするためには、きちんと事前に説明をしたり、保護者と接触しない時間帯だけつけるようにしたりなど何かしらの工夫が重要です。
保育士が保育現場で使いやすい腕時計を紹介
保育士が保育現場で使いやすい腕時計を紹介していきます。
スマートウォッチ
デジタル化が進んだ世の中で、腕時計もアナログ式からデジタル式に進化しています。
最近、増えてきたのが「スマートウォッチ」です。
スマートウォッチで有名なものとして、アップルウォッチをご存知の人も多いのではないでしょうか。
時刻の確認だけではなく、天気やヘルスケアなどの便利な機能が搭載されているので保育士にもおすすめです。
ナースウォッチ
保育現場で使いやすい腕時計のタイプに「ナースウォッチ」があります。
医療現場で使用されている時計です。
ナースウォッチはコンパクトサイズで、胸ポケットなどに固定できるためつけたり外したりが簡単にできます。
腕時計を禁止している保育園や保育施設のなかには、ナースウォッチはOKになるところもあるようです。
スポーツウォッチ
シリコン製の柔らかい素材が、使われているものが多いタイプに「スポーツウォッチ」があります。
防水性に優れていて耐久性も良いので、保育現場で動き回ることが多い保育士におすすめの腕時計です。
汗でスポーツウォッチが汚れてしまっても、サッと洗い流せることもできます。
まとめ
保育士は職場ごとに服装や身だしなみに関してのルール・規則が、無かったり決まっていたりなど分かれています。
腕時計をつけたい保育士は、勤め先で大丈夫なのか確認することが大切です。
腕時計をつけると、時間管理がしやすくなり作業効率が良くなるかもしれません。
自分が良かれと思ってつけていても、周囲の人達に迷惑がかかる恐れもあるので注意が必要です。
トラブルを避けるためには、腕時計の装着が大丈夫な職場であっても、周囲の人達の理解を得て身につけるようにした方が良いでしょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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