赤ちゃんは、自分の言葉で感情表現ができない為、泣くことで周囲にアピールするものです。
そして、夜泣きをする新生児も多いです。
涙を流すと言う事は、赤ちゃんが何らかの不快感を感じでいるからです。
ですので、両親は叱ったり怒ったりして、強制的に泣き止ませたりしてはいけません。
赤ちゃんにとっては、泣く事が仕事ですから夜泣きであっても優しくあやしたり、見守ったりする事が大切です。
今回は、赤ちゃんが夜泣きをしてしまう理由や、対処方法などについてご紹介します。
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赤ちゃんは夜泣きするのが当たり前?
赤ちゃんの夜泣きの大半は、生後6ヶ月~1歳6ヶ月位に訪れる事が多いです。
子供によっては、夜泣きを経験せずに成長する子もいますが、ほぼほぼ新生児が夜泣きをするのは当たり前の事です。
この様に、個人差はありますので、仮に、赤ちゃんが夜泣きをしなくても全く心配する必要はないでしょう。
また、夜に子どもを布団やベッドに寝かしつけて、眠ったと思ってすぐに放置してその場を離れている事はありませんか。
赤ちゃんは、グッスリ眠っていても夜中に突然、目を覚まして泣いてしまう事もあります。
泣くつもりはなかったけど、両親が側に居ないせいで赤ちゃんは不安になってしまい夜泣きをしてしまう事もあるのです。
ですので、できるだけ赤ちゃんの側を離れないように見守ってあげる事が大切です。
赤ちゃんと言えども、両親からの愛情の注がれ方というのは感じ取れるものです。
幼少期に、あまり両親から愛情を注いで貰えなかった子供は、人の痛みがわからない大人になったり、人の気持ちに鈍感なまま成長していく事もあります。
ですので、赤ちゃんのうちから、いっぱい愛情を注いで可愛がってあげましょう。
赤ちゃんが夜泣きする理由
赤ちゃんの夜泣きのピークは、個人差はありますがだいたい1歳前後だと言われています。
ですので、それ以降は徐々にワンワン泣きわめく事が減っていくケースが多いです。
そして、赤ちゃんが夜泣きをする理由(原因)として、昼間の刺激を夜に思い出してしまい、どう気持ちを表して良いか赤ちゃんは、まだ苦手なので夜泣きをしてしまう事も多いです。
また、新生児は感情表現がしっかりとまだできないので、何か不快感を感じたら涙を流してアピールしようとします。
なので、夜中に泣いてしまうのはオムツが気持ち悪いと感じたり、お腹が空いた・眠れないなどの、何かの意思表示を両親に訴えかえているケースもあります。
他には、赤ちゃんが夜涙を流してしまう理由として、睡眠のリズム・質などが挙げられます。
人間の眠りには、ノンレム睡眠・レム睡眠という眠りが浅い時間と深い時間が一定時間で繰り返し起きています。
そして、新生児は私達大人よりも眠りのリズムが不安定で質も浅い為、夜間に突然、目が覚めてしまう事があるのです。
その結果、赤ちゃんが夜泣きをしてしまう事になります。
夜泣きしない赤ちゃんの特徴
夜泣きをする赤ちゃんは、とても多いですから別におかしい事ではありません。
人間の性格は、それぞれが違いますよね。
ですので、赤ちゃんも言葉での意思表示がまだできないだけで、性格というのをすでに持っています。
もちろん、今後の子育ての仕方や成長過程で本質的な性格は作られていくものですが、夜泣きをしない新生児もいます。
そして、夜間に全く涙を流さない理由は色々と考えられますが、両親のDNAも少なからず影響しているでしょう。
周りの環境の変化が気にならない赤ちゃんは、夜泣きをしにくいという傾向があります。
また、以下のようなケースが夜泣きをしない赤ちゃんの特徴として多いのでご紹介します。
穏やかな性格
人間は、個々人でそれぞれ性格が千差万別ですよね。
ですので、赤ちゃんも性格があり個性を持っています。
寂しくなったら我慢できなくて、すぐに夜泣きをしてしまう子供もいれば、周りの事はあまり気にならずにマイペースであっけらかんとしている赤ん坊もいるでしょう。
そして、夜泣きをしない赤ちゃんの特徴として穏やかな性格が多い傾向があります。
男の子
夜泣きをしない新生児の特徴には、性別も関係していると囁かれています。
ある研究機関の統計結果では、女の子よりも男の子の方が涙を流しにくいという発表がされています。
なぜなら、男の子の方が感情表現をつかさどる脳の機能の発達が女の子よりも遅れているケースもあり、喜怒哀楽などの感情表現を赤ちゃんのうちは、あまり表に出しにくいと言われています。
ですが、男の子でも夜泣きをする子どももいますから、人それぞれだと言えるでしょう。
ベビー布団で寝る
赤ちゃんは、ベッドに寝かせたりベビー布団で寝かしつけていると思いますが、先程お伝えしましたように睡眠のリズム・眠りの質が私達、大人と比べて上手くコントロールできません。
ですので、寝心地が悪いと感じたら不快感を感じて泣いてしまう事があります。
逆に言いますと、赤ちゃんの身体にぴったりとフィットしたベビー布団で眠らせてあげると、その寝心地の良さに夜泣きをしなくなるという事もあります。
布団やベッドの素材に拘ったり、息苦しさを感じないものを与えてあげるようにしましょう。
夜泣きさせない子にするためには
毎日のように、我が子に夜泣きされるとパパやママは精神的にも肉体的にも辛くなってきますよね。
ですが、自分が赤ちゃんの頃も両親から聞かされていないだけで、よく泣いていたかもしれませんよ。
それに、まだまだ無抵抗な赤ちゃんですから、夜間に泣かれても我慢できるママやパパでありたいものです。
夜泣きのピークの時期を過ぎると、夜に涙を流す頻度も減ってきますので、いつか子育てで夜泣きをしていた頃の我が子の姿が懐かしく思える時がくるでしょう。
そして、赤ちゃんに夜泣きをさせない子にする為には、いくつか対処方法もありますので、ぜひ、参考にしてください。
ひとり寝させる
赤ちゃんと一緒に、ママやパパは添い寝をする事も多いのではないでしょうか。
ですが、一緒に眠っていると、ひょっとしたらママやパパのイビキ・寝言・息づかいなどで赤ちゃんの睡眠を妨害しているという事も考えられます。
ですので、夜泣きが激しいからといって添い寝をしてあげるよりも、かえってひとり寝させてあげた方がスヤスヤと眠ってくれる場合があります。
夜泣きしたからと言ってすぐに対応しない
ついつい心配して、赤ちゃんの様子を四六時中気にする両親も多いでしょう。
ちょっと夜泣きが治まらない時も、つきっきりで抱っこしたりミルクを飲ませてみたりして赤ちゃんの機嫌を回復させようとするママやパパも多いです。
ですが、新生児にとっては周りに誰か居たり、物音がしているせいで眠れなくなり夜泣きをしてしまっているかもしれません。
ですので、夜泣きしたからと言ってすぐに対応するのが、全て正解とも言えないのです。
いつも、我が子にべったりなママやパパの場合は、たまには赤ちゃんを一人にさせてみて、様子がどう変わるのかを見守ることも大切です。
自由にさせてみる
毎晩のように夜泣きされると、赤ちゃんを寝かしつける事や、あやすことに疲れてしまう両親も少なくありません。
ですので、我が子の側に居ることが辛くなった場合は、数分間くらい赤ちゃんから離れて自分の気持ちを切り替える事が大切です。
赤ちゃんにとっても、自由にさせてみる事で落ち着いてスヤスヤと眠ってもらえる場合があります。
夜泣きしないのまとめ
赤ちゃんの夜泣きは、毎晩のようにする子もいれば全くしない子もいます。
ですので、夜間に涙を流す子どもは正常や、逆に泣かない子供は異常だとかという問題は全く気にする必要はないでしょう。
夜泣きの理由は、新生児の性格、眠りのリズム・質、環境の変化など個々人で違いがあります。
ですが、ピークの時期を過ぎると徐々に夜泣きしなくなっていきますので、ご家族で色々な対処法を実践してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修は
保育のせかい キャリアコンサルタント
大畑 はるか
現役の保育士としても活躍中。
自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。
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