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2022.07.13

保育士にメリットはあるの?デメリットや働く楽しさや喜びを知っておこう!

保育士 メリット

日本は、少子高齢社会になってきて子供の数が減ってきているとはいえ、子どもがいる共働き世帯は増えています。

ですので、そのような家庭では日中パパやママはお子様の面倒を見る事ができません。

保育施設に預ける事で、パパやママは安心して働くことができます。

保育士が、代わりに子供のトイレ、手洗いうがい、食事、昼寝、洋服の着替えなどを行います。

ただ世話をするのではなく、預かった子どもに基本的な生活を身につけさせる事を目的としているのです。

今回は、保育士として働くメリット・デメリットなどについて紹介していきます。

保育士として働くメリットは?

保育施設で働く保育士は、保護者から預かったお子様の面倒を見るだけではなく、保育日誌を作成したり行事の企画運営、事務作業など色々な業務を行います。

頭も身体も使う仕事なので、体力も精神力も必要とします。

保育士は国家資格を取得しないとなることができないので、誰でも簡単に保育園や保育施設に就職できるわけではありません。

保育士として、働くうえで以下のようなたくさんのやりがいがあります。

資格があるため強い

保育業界は、慢性的な人手不足の状態になっていますので、一度、保育士の資格を取得しておけば、就職先や次の転職先が見つからないという事はあまりないでしょう。

保育士の資格は国家資格で、合格率も20%~30%位しかありませんから、一般的な資格試験と比較すると難易度は高めです。

保育士試験は、筆記試験と実技試験に分かれていて、そのどちらとも合格しなければ立派な保育士として認められません。

学校に通う人もいれば、通信講座を受講して独学で学んで試験を受ける人もいます。

今は、You Tubeで保育業界について勉強したり、保育業務について学ぶ人もいます。

テキストよりも、映像を見ながら学ぶ事で、さらに理解度が深まりますから独学で勉強している人の合格率が極端に低いわけではありません。

職業として安定している

保育士と聞くと、保育園でしか働けないと思っている方もいるのではないでしょうか。

そうではなく、学童・託児所・企業内保育所・病児保育所など他にも働ける施設は色々あるので、職業として安定していると言えます。

その為、勤め先の職場が倒産したり辞めざるを得ない状況になったとしても、働ける場所が全くないという悩ましい事態にはなりにくいのです。

また、私立保育園よりは、公務員の公立保育園で勤めた方が安定性は高いでしょう。

将来的な自分の子育てに役立てる

男性の保育士もいますが、女性の方が圧倒的に多い世界です。

女性であれば、自分の子供を出産して育児した経験を、保育施設で活かす事もできますよね。

保育施設で、働いている間は、子育ての経験がない人でも長く勤めているうちに結婚して子どもを出産し育児をする女性もいます。

ですので、将来的な自分の子育てに役立てる事ができるのも保育士のメリットの一つです。

子育てを経験した事がない状態で、保育業務を学ぶ学校に通った人は、マニュアル通りの仕事しかできない事がありますが、我が子の育児を経験している人は保護者から預かった子どもに対して臨機応変に対応できる事が多いです。

周りからの評判は良い

保育士の世間的な印象は、子供好きで優しそうな人が多いと思われているでしょう。

また、子育てをしながら保育施設で働いているのであれば、保護者からは同じ目線で子供の面倒を見てもらえるという共通点が生まれます。

子どもを預けるママやパパからは、子育てを経験している保育士に対して、色々な悩みを共感してもらえるので安心感が芽生える保護者もいるでしょう。

保育士は、周りからの評判は悪くはなりにくい職業です。

勤務態度は、人によって違いますので職業的には世間的に評判が良くても、働いている時の保護者や職場に対しての立ち居振る舞いで、自分の印象が悪くなる事もあるので注意しましょう。

子育て中でも園が理解してくれる

保育園や保育施設は、保育士不足や待機児童の為の施策や制度は、昔よりも整ってきています。

ですので、保育士が仕事しやすい環境になっていっているのですね。

働き方も、正社員に拘る必要がなく、例えば育児をしながら保育施設で働いている保育士がいたら、勤務形態を話し合って仕事と子育てを上手く両立できるようにしてくれる所もあります。

子育て中の保育士でも、園が色々と理解を示してくれる事で長く働きやすくなります。

正職員・パートなど自由な働き方

保育士は、国家資格の取得が必要な職業ですが、一度、資格を取得しておくとずっと効力が持続します。

就職先の保育園や保育施設の働き方も様々です。

正職員・パートなど自由な働き方ができるので、結婚や出産などのライフスタイルの変化に応じて勤務形態を選べるのも利点です。

子育てを優先したい人は、パート・派遣で働いたり、お金重視な人はがっつりフルタイムで正社員として勤めたりできます。

 

保育士に関連する記事はこちら⇒保育士のやりがいって何?少しでも長く仕事をするためには

保育士として働くデメリットは?

保育士は、たくさんのメリットがありますが、同時にデメリットもあります。

メリットデメリットは、人それぞれ感じ方が違いますから当てはまらない人もいるでしょう。

一般的に、データや口コミとして出ている意見を紹介していますので、多くの保育士が感じた事になります。

具体的には、保育士として働くデメリットは以下のようなものがあります。

勤務時間が長い

子どもを保育園や保育施設に預けに来る、ママやパパは全員が同じ時間帯ではありません。

仕事の開始時間が早い保護者は、早朝に子供を預けに来たり、残業や用事で子どもを迎えに来るのが遅くなったりします。

その為、保育士は「朝番・普通番・遅番」というシフト制を採用している所が多いのです。

保育園や保育施設側は、保護者に合わせた対応をしなければいけないので、勤務時間が長くなってしまう事があるのです。

また、事務作業や雑務が一日で終わらなければ残業したり、自宅に持ち帰って仕事をする保育士もいます。

勤務時間を、保育士が調整できない事で、生活リズムを崩したり体調不良を引き起こす原因にもなるので、激務で退職してしまう保育士もいるのが現状です。

給料が低い

保育士の仕事は、物ではなく人間の命を預かります。

ですから、子供達の命を預かっている以上、気を抜く時間がありません。

責任が重い割には、給料は高いわけではなく、むしろ低い職業だと言われています。

一番、給料が高いのは正規職員として働きながら、キャリアアップで役職を目指す事ですが、女性が多い業界ですので、結婚したり自分の子供の子育ての事情などで働き方を変えたり、退職しなければいけなくなったりします。

長く職場に勤めていると、給料のアップや資格手当、役職手当などもつくようになるので、年収が上がる可能性も十分あるでしょう。

給料よりも、やりがいを重視している保育士もたくさんいるので、それだけたくさんの魅力がある職業だと言えます。

保育士メリットのまとめ

保育士は、保護者から子供の命を預かりながらお世話をする責任重大な仕事です。

一度、保育士試験に合格して資格を取得しておくと、違う業界で働いた経験があったり完全未経験者でも働く事が可能です。

就職先も、保育園だけとは限らず、色々な保育施設で働く事ができます。

ただし、保育士は人によって感じ方の違いはありますがメリット、デメリットがあるので、良い面と悪い面を照らし合わせて、自分に向いているのかを考えて働く事をおすすめします。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

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