仕事をするにあたり、どんな小さなことでもそうですが、目標を立てるということはとても大切なものではないでしょうか。
しかし、目標を立てるのは面倒なことではありますし、それが達成できないと嫌な気分になってしまいます。
そのため、なるべく目標を立てないようにと思ってしまう人は多いのではないでしょうか。
そこで、なぜ仕事で目標を立てなければならないのか。
目標を立てたてことで、どうなるのかを考えていきましょう。
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仕事の目標を立てる理由
そもそもなぜ、仕事をする際に目標を立てないといけないのでしょうか。
ひとはどうしても楽をしたいと思ってしまう生き物です。
もちろん、楽をして生きていければそれにこしたことはありません。
なぜならストレスフリーですし、しんどい思いもしなくていいということです。
ですが、世の中そう甘くはありません。
ひととしてまた、社会人として生きていく以上は、仕事をやならければなりません。
そして、だれもが仕事で成功したいと思うのではないでしょうか。
仕事で成功するためには何が必要なのか。
もっともわかりやすいのは、仕事の目標を立てることです。
例えば、同じ仕事内容だった場合、何も考えずに作業をするのか。
対して、目標を立てて行動するのかでは、随分結果も内容も変わってくるのではないでしょうか。
もし何も考えずに仕事を進めているのであれば、ただの流れ作業にすぎません。
ですから、うまくいったとしても失敗したとしても何も感じません。
それでは、社会人として成長することはありません。
逆に、何でも目標を立てて達成すれば、その喜びを知ることになるでしょう。
それの繰り返しが、社会人としての成長と目標を達成するというやりがいを手に入れることができます。
考え方ひとつで、こうも差がついてしまうもの。
これが1年後、3年後、5年後と続けばどうでしょうか。
何も考えずに5年経過した社員と、そうではない社員。
おそろしく差がついているに違いありません。
それくらい目標を立てるというのは、重要なことだといえるでしょう。
仕事の目標が思いつかない
やはり、可能な限り負担になるような目標というのは立てたくないところ。
ですが、将来の自分のことを考え、心を鬼にして目標を立てなければなりません。
目標がないと、人間は本当に成長しません。
どうせ同じ時間を過ごして、同じ仕事をするのであれば、結果を残すことを考がえてみてはいかがでしょうか。
何年後か先をみると、同僚と給料も立場も大きく変わっているに違いありません。
正しい仕事の目標の立て方
では、どうやって正しい目標を立てればいいのでしょうか。
むやみに目標を立てても、達成できなければ意味がありません。
SMARTの法則をうまく利用しよう
SMARTの法則という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
この法則は、ジョージTドランが1980年代にとなえたものです。
しかも、目標設定だけのためにつくられた法則のため、うってつけの方法だといえるでしょう。
SMARTの法則は、英語の頭文字から、ある言葉が隠れています。
Sは、Specificです。
日本語に訳すと、明確性ということがわかります。
どのような目標であっても、この明確性があるのかないのかで大きく変わってきます。
また、明確性を社員全員で共有することで、同じレールを走り結果的に目標達成に向かっていくことができます。
Mは、Measurable、つまり軽量性のことをあらわします。
目標を決める際には、数値にだすことが重要です。
そして、この軽量性(数値化)をすることで、より具体的な目標をかかげることができます。
AはAssignableで、指定される、割り当てという意味合いがあります。
個人プレーではなく、チームプレーだった場合。
バラバラに各それぞれが動いてしまうと、何をどのようにして実行するべきなのかが見えなくなってしまいます。
当然、そうなってしまうとチーム力は分散してしまいます。
それは、個人個人の能力差があるから。
仕事のスピード感や、質に差ができてしまったり、コミュニケーションが取れなかったりで、チームとして機能しなくなってくるでしょう。
そこで、各それぞれがAssignableを意識するだけでもチーム力がアップするということです。
Realisticは、現実的や現実主義という意味があります。
とても高い目標を掲げたとしても、その目標にまったく届かないものであれば意味がありません。
当然、目標が遠すぎてやる気も失ってしまいます。
まさに砂漠のど真ん中にたっているようです。
つまり、達成できるかどうかのちょうどギリギリのラインで、目標設定することが重要というわけです。
Realisticを常に意識することで目標を達成し、さらなる高い目標も目指すことができます。
最後に、TimeReratedです。
実は、Tはひとつだけではありません。
TimeBound、TimeLine、Timely、Trackableなどが法則として伝えられてきました。
ですが、どれも時間のことを指しています。
文字のごとく、時間や期限に関連した言葉という意味合いがあります。
目標を立てたとしても、長期的なものであれば全く意味がありません。
つまり、短いスパンで目標を定め、それにむかって達成するという気持ちをもつことが重要です。
このSMARTの法則すべてを取り入れ意識することが、目標を立てることと達成することの2つが実現できるということです。
新人だからこそ目標設定をしておこう
仕事に慣れていない新人だからこそ、目標を立てる必要があります。
小さな積み重ねが、1年後や2年後、さらに先の5年後に、全然違う自分がそこに立っていることでしょう。
もちろん、いい意味で。
ですが、新人だからとおもっていたり、研修期間だからと考えているようであれば、惰性で仕事をしているようなものです。
新人だからこそ、なんでも吸収して覚えるのもそうですが、結果を残すために目標を決めるべきといえます。
目標設定をしたのであれば120%を目指そう
もし、何かしらの目標を設定したのであれば、それを達成しなければなりません。
しかし、目標が100とすれば、100に向かって進んでいくことでしょう。
当たりまえのことではありますが、目標を決めた以上、そう簡単に達成できないと予測できます。
つまり、100という数字がわかっているのであれば、120を目指すべきといえるでしょう。
それはなぜか。
どこかでモチベーションが下がる可能性がありますし、何か問題が起きた結果、90で終わってしまう可能性があります。
それは、100を目指していたから起きることです。
もとから120を目指していたとしたら。
100を目指していたときと、120を目指していたときのスタートダッシュ感は、全く別物ではないでしょうか。
120を達成しないといけない、という考えがあれば、最初から貯金をつくるつもりで動くはずです。
つまり、何か問題が起きたとしても、最終的には100を超えられる可能性が高いということです。
ですから、余裕をもって目標へ向かうことが、なにより大切です。
まとめ
目標を立てるのは、誰でもできるものです。
しかし、それを達成するのは、そう簡単なものではありません。
さらに、それを毎月のように達成し続けるのは至難の業。
ですが、高い目標にたいして何をするべきなのか。
どう動けばそこにたどり着くことができるのかを、常日頃から考えておくだけでも、随分と違ってくるのではないでしょうか。
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