保育士さんの仕事は、ただ子供達のお世話をするだけではなく日誌を作成したり保護者や職員、園長先生と密に会話したりと業務内容は色々とあります。
また、地域住民とも協力して行事やイベントを開催することもあります。
そんなに楽な職業ではありませんが、はたから見ると毎日子どもとだけ遊んであげるだけで楽そうだと思われてしまうこともあるでしょう。
保育士さんのあるある事情を知ると、どんなことで良く思われたり大変だと思われているのか良くわかります。
今回は、保育士のあるあるとは何なのかにおいて、メリット・デメリットなどについて紹介していきます。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士に向いている人の特徴ってあるの?子ども好きだけでは難しい?
Contents
保育士のあるあるって何?
保育士さんとして、保育園で働いている方は全国で約160万人くらいいると統計結果が出ています。
それだけの人々が働いていたら、日々、色々なことが起きているわけです。
保育士として、長く続くかは個人の性格や向き不向きの適正も重要になってくるでしょう。
今現在、頑張って働いている保育士さんの中で、共通して多い出来事を「あるある事情」と呼ばれています。
つまり、保育士として働いている時に良くありがちなコトですね。
具体的には以下のようなあるあるが多いです。
手紙がもらえる
保育園では、園児達が字を各練習をしたり簡単な文章を作成できる子供もいます。
字がかけるようになった子供の中には、自宅で保育士さんに手紙を書いて渡してくれる子もいます。
まだまだ、綺麗な字は書けないかもしれませんが、日頃の感謝の気持ちを書いてくれたり好意を伝えてくれるととても嬉しい気持ちになりますよね。
月日が経って、担当していた園児が卒園しても手紙を見返すと、その子の顔を思い出すきっかけにもなるので大切に保管しておきたいものですね。
あざができる
職業柄、保育士さんは子供達と一緒に遊んだり動き回ってお世話をしたりと身体を酷使しなければいけません。
園児をおんぶや抱っこしてあげることも必要ですし、食事の準備・着替え・おむつ交換・片付けなど体に負担がかかります。
身体中に、あざができたり怪我をしてしまうこともあるでしょう。
保育士さんは、体力がないと務まりません。
手が荒れる
今の時代、特に「手洗いうがい」を日頃から徹底的にしないといけなくなりましたね。
子供は免疫力や抵抗力が、私達大人よりも弱いためバイ菌や雑菌に感染させないように消毒は欠かせません
また、保育室の掃除や玩具を扱う時などもアルコールや消毒液を手に吹きかけて、きちんと防菌対策をしなければいけません。
保育士さんのあるあるでは、毎日のように手を消毒したり洗わなければいけないので、手が荒れてしまうと嘆いている方も多いです。
子どものために頑張れる
保育士さんは、お仕事として給料を貰いながら子供達のお世話をしますが、お金のためではなくやりがいを重視している方が多いです。
ですので、給料には少し不満があるけれど園児達の成長や笑顔が見れるだけで仕事を頑張れるという方がたくさんいます。
子供は、将来、日本経済をまわしてくれる大切な日本の宝です。
少子高齢社会になった今、子供達も色々な困難を乗り越えて立派な大人へと成長していって欲しいですよね。
お子様への愛情が、人一倍強いのも保育士あるあるの一つです。
いつも先生と呼ばれる
一般的には、世間から保育士さんと呼ばれている職業ですが、保護者や子供たちからは「先生」と呼ばれていることが多いです。
プライベートで、外出先でも保護者や子供たちと出会うと「○○先生」と呼ばれることもあるので、保育士さんは先生と呼ばれることには慣れっこなんですね。
ただ、いつも先生と呼ばれるのはたまに恥ずかしい気持ちになることもあるのだそうです。
園児達は、親しみを込めて保育士さんに言っているのがわかりますが、プライベートで子供達のママやパパから先生と呼ばれると仕事モードについなって緊張してしまうこともありますよね。
子ども向け番組に詳しくなれる
保育士さんは、子供と接する時間がとても長いので園児達が興味を持つことを調べてあげたり、研究熱心な方が多いです。
また、子供達と話しているといつも自宅で見ているアニメや子ども向け番組の情報を知ることもあるので詳しくなるのですね。
保育士さんの中には、園児達の影響でいつの間にか自分もハマってしまったという方もいます。
戦隊シリーズやディズニーのテレビ番組は、子ども達の好きな番組の鉄板でしょう。
子どもを見ただけで年齢を当てられる
ずっと、仕事で子供達と接する時間が長い保育士さん。
職業病とも言えるのは、子どもを見ただけでその子の年齢を当てることができるようになった人もいるのだとか。
大人の女性の年齢を、顔を見ただけで当てる時は少し低くサバを読んであげないと、実年齢よりも上を言ってしまったらたちまち機嫌を悪くする人もいます。
ですが、子供であれば自分の年齢をあまり気にしていないので、気を使う必要がないですよね。
子どもの年齢を当てることが得意になれば、例えば、あの子はそろそろ七五三の年齢だから保護者さんにおすすめの洋服を教えてあげようとか、話のネタを作ることにも繫ります。
街中で保護者と子どもに合う確率が高い
自宅から、働いている保育園が近いと外出してプライベートな時間を過ごしている時に、バッタリと保護者と子供に会うこともあるある事情として多いです。
保育士さんは、普段は保育園で保育士さんの姿でいるので仕事が休みの日に、私服で会うのは恥ずかしいと思う方もいます。
あまり、街中で保護者や園児に会いたくない人は、外出を控えたり勤務先から離れたところに出かけるようにしましょう。
複数人同時に抱っこができる
保育園では、たくさんの子供達が一緒に楽しく生活をしています。
ですので、保育士さんは園児達が目の届く範囲に行かないように目配り気配りが大変です。
一緒に遊ぶ時も、集団で行動することも多いので複数人同時に遊んであげたり抱っこをすることができます。
子供達、一人一人に平等に接してあげないと、すぐにママやパパに不満を伝えたり嫌いになってしまう恐れもあるでしょう。
子どもの体力についていけない
保育園で子供は、全力ではしゃいだり遊び回りますから、保育士さんのあるあるとしてお子様の体力についていけなくて悩んでいる方も多いです。
鬼ごっこをしたり、一緒に縄跳びをしようとか園児達は色々な遊びを保育士さんとやりたいと思い、こちらが辛そうにしていてもお構いなしに催促してくることも多いです。
子供相手に、大人が本気を出して遊んであげて負かすのは大人気ないですが、勝ち負けが必要のないあ遊びでしたら本気でぶつかってあげた方が園児達も喜びます。
保育士あるあるのまとめ
保育士さんの、あるあるとは全国で働いている方の多くが経験し、共感できることが多い出来事のことです。
園児から手紙が貰えたり、子供向けのテレビ番組に詳しくなったりなどのメリットがある反面、保育園が休みの日に出かけていると、保護者や子供と遭遇したりデメリットなあるあるを経験している人もいます。
それでも、そこまで深刻なものではないので笑い話になる範囲でしょう。
一般的には、保育士さんは給料が低い職業だと言われていますが、子供の成長をサポートしたり保護者の役に立つということをダイレクトに感じることができる素晴らしい仕事です。
この記事の監修は
保育のせかい
キャリアコンサルタント 渡辺愛菜(保育士)
保育士として勤務をした後、一般企業も経験し
その後、保育のせかいに入社。
自身の経験をもとに求職者の方々へアドバイスをおこなっています。
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