一生懸命真面目に仕事をしていると、とつぜん誰かから理不尽なことをいわれて、困り果てたひとは多いのではないでしょうか。
会社の、先輩や上司はもちろん、場合によっては顧客からも理不尽なことをいわれてしまう可能性があります。
もちろん、いわれた本人としては理不尽に感じるため、イヤな思いをしてしまうというわけです。
ですが、会社に属している以上、この呪縛からはなかなか逃れられないといったところでしょうか。
では、どうすれば可能な限り理不尽なことから避けることができるのか。
また、そうなった場合、どうすれば解決できるのかを見ていきましょう。
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仕事で理不尽なことになってしまう理由
仕事中に、理不尽なことにあってしまう可能性は、だれもがもっています。
それは突然やってくるため、心の準備すらできないことでしょう。
では、なぜ仕事中に理不尽なことをいわれてしまうのか。
他の人との対応が違う
よくありがちですが、ひとによって対応を変えるような先輩や上司が存在しています。
たとえば、お気に入りのひとだけを特別待遇にしてしまうこと。
自分がミスをしたら、そうとう怒られてしまうような内容にも関わらず、お気に入りのひとには、一切怒ろうとしません。
まさに、理不尽以外のなにもでもありません。
考え方や意見の違いもそうですが、ひとの好みで判断されてしまう場合もあります。
それはなぜでしょうか。
メラビアンの法則よれば、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%の割合だといわれています。
これがなにを意味するのか。
メラビアンの法則は1971年に心理学者が提唱した、ひとに与える影響を数値化したものです。
視覚情報
その名の通り、目にするものが視覚情報といえます。
ですから人は見た目が重要といわれるのも、このメラビアンの法則からきているのではないでしょうか。
それは、服装や髪型、メイク、身だしなみなどがそれらに該当します。
聴覚情報
聴覚情報は、話し方にポイントをおいています。
声の大きさだったり、スピードが相手にストレスを与えるのかそうでないのかが、かわってくるといえます。
たとえば、とても小さい声で話されたとしたらどうでしょうか。
聞いてる側は、もういちど聞き直さなければならないですし、手間が増えてしまいます。
逆に、体育会系のような大声で話をされても、困ってしまうもの。
その場の環境に合わせた話し方をするべきといえるでしょう。
言語情報
言語情報は、いかにしてコミュニケーションを取れるのかが重要です。
無意識に会話するのではなく、しっかりと意図と目的をもって話すことが重要です。
これらの3つのどれかが不足していると、相手にストレスを与えてしまいます。
メラビアンの法則は、目に見えるものが約半数あり、耳にする内容が約4割となっています。
話し方や表情、目線、態度などでひとは判断されてしまうということです。
それらが不足していると、前述したように理不尽なことをいわれてしまう可能性があります。
要するに、ひとあたりを良くするように意識すれば、そこまで理不尽なこをいわれる確率は減るのではないでしょうか。
誰かのミスを自分のせいにされる
仕事をしていると、どこかで何かしらのミスが発生してしまいます。
それが自分がすべて悪いのであれば、納得して反省することもできるでしょう。
しかし、全く知らないところでミスが発生し、なぜか自分のせいにされてしまうことも。
社内のミスであれば、そこまで問題ではありません。
社外でのミスが発生した場合は、お客様からおしかりを受けることも。
仕事の理不尽をうまくかわすための対処法
では、仕事中に理不尽なことがあった場合、どう対処すればいいのでしょうか。
依頼された仕事は的確に
とにもかくにも、依頼された仕事は迅速にそして的確に対応することがもっとも重要です。
それは、仕事をはやく終わらせれば終わらせるほど、文句をいわれることが減るからです。
理不尽なことをいわれたからといって、後回しにしてしまうこともあるでしょう。
結果的に、後回しにしてしまうと、遅いと怒られてしまうに違いありません。
ですから、どんなささいなことでも、依頼があれば1分1秒でもはやく終わらせることが重要です。
何をいわれても華麗に受け流す
先輩や上司、または顧客から理不尽なことをいわれたとしても、すべてをしまい込んではいけません。
それをやればやるほど、精神的に負担を抱えてしまいます。
もちろん、表向きは受け入れる態度を取り、内心は華麗に受け流すことを徹底して行いましょう。
自分の味方をつくること
理不尽な上司や先輩がいるのであれば、自分以外にもおなじ対応をしている可能性があります。
つまり、おなじような悩みを抱えているということです。
そのひとたちを味方にして、共感することで自分の居場所をみつけることができるでしょう。
ただし、同士ができたからといって、職場での悪口のいい合いは絶対にやめておくべきです。
どこでその張本人が聞いているのかなんてわかりません。
また、悪口やうわさ話はどこからともなく広まっていくため、注意が必要です。
念のために証拠を残しておく
パワハラやセクハラを受けているわけではありませんが、念のために証拠を残しておくのも手段のうちといえます。
とくに、パワハラに匹敵するほどの理不尽なことをいわれることも、想定しておかなければなりません。
その場合は、可能な限りどういうことをいわれたのかを後でメモに書いておくとよいでしょう。
もし可能であれば、録音しておくのもベストです。
それが証拠となり、後々モメた場合の武器となることでしょう。
どうしても無理なら転職も視野にいれておく
どんな対策をやりつくしたり、考え方が追いつかなかったりした場合は、転職することも検討しなければなりません。
なぜなら、その理不尽なことが今後も続くからです。
もし、何年も耐えられる忍耐力があれば問題あればいいですが、全てのひとはそうもいきません。
むしろ、耐えられないひとのほうが多いといってもいいでしょう。
ですから、転職することで、その苦しみから解放されるというわけです。
転職は逃げとよくいわれますが、そうではありません。
むしろ逃げではなく、挑戦です。
苦しみのなか、無理して仕事を続けていても絶対に成長しません。
委縮したり、何かをするにも恐れたり。
聞きたいことも聞けなくなってしまい、もっていた能力すら発揮できなくなります。
せっかくの自分の持ち味すらけされてしまう可能性もあります。
ただし、転職するのであれば前もって活動しなければなりません。
退職してから探すという方法もありますが、それでは収入が途絶えてしまいます。
自己資金がなくなればなくなるほど、焦ってしまうもの。
正常な判断ができずに、あわてて転職先をみつけてしまうことでしょう。
まとめ
仕事で理不尽なことをいわれたり指示されたり。
それが本当に嫌なことであっても、受け入れなければならないことはたくさんあります。
ですが、それはストレスを生みだす原因です。
無理して働き続けるのもいいですが、将来のためをおもって転職するという選択肢をもってみてはいかがでしょうか。
新しい職場で、ストレスフリーで働ける会社が見つかれば、いままでよりももっと前へ進めるはずです。
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