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2023.05.15

2024.07.29

保育士が仕事を辞めたいと思う理由とは?退職前の注意点とセルフケア方法を解説

保育士 辞めたい

保育士という職業は、保護者から子どもを預かり親代わりとなって命を守っていくことが使命なので責任重大です。

仕事内容は多岐にわたり、多くのやりがいを見いだせる尊い職業ですがそれゆえに「大きな責任・人間関係のストレス・仕事量の多さ」などに耐えきれずに、辞めたいと思う保育士もいます。

衝動的に退職してしまうと、なかなか次の勤め先が見つからなかったり決まらなかったりして、生活苦に陥ってしまう恐れもあるので注意が必要です。

今回は、保育士が仕事を辞めたいと思う人は多いのかや、その理由と退職前の注意点やセルフケア方法、どうしても辞めたいと思ったら転職エージェントを活用などについて解説していきます。

保育士の仕事を辞めたいと思う人は多い?

頑張って保育士試験に合格して、国家資格を取得後に晴れて保育現場で働けるようになった人で、理想と現実にギャップを感じる人もいます。

子どもと言えど感情がある人間ですから、いくらマニュアル通りに職務を遂行していても上手くいかないものです。

保育士になった動機として、昔から子どもが好きだったからという人は保育業界に多いです。

子ども好きだという気持ちをもっているのはとても良いことでしょう。

保育業務で子ども達に心から愛情を注ぐことができますから、園児達との絆が深まり信頼してもらいやすくなります。

しかしながら、保育士は子どもの身の回りをするだけで給料が貰える仕事ではありません。

他にも掃除、保護者とのコミュニケーション、雑務、イベントの企画運営、デスクワーク・保育日誌や保育だよりの作成、保育園や保育施設の運営サポートなどやることはたくさんあります。

マルチタスク能力が無ければ、保育士の仕事をスムーズにこなせるのは難しいですし、精神的にも肉体的にも大変だというのがわかりますよね。

激務でも給料が高いと頑張れる人もいますが、保育士は低賃金だと言われているためお金目当てで長く働き続ける人はあまりいないでしょう。

保育士の仕事は、精神的にも肉体的にも負担がかかるので辞めてしまう人はかなり多いわけではありませんが、やはり一定数はいます。

 

保育士に関連する記事はこちら⇒保育士に向いている人の特徴とは?子ども・保護者の目線からダメな人を解説

保育士が仕事を辞めたいと思う理由とは?

保育士が仕事を辞めたいと思う理由を解説していきます。

職場の人間関係

保育現場ではたくさんの子ども達の相手をするので、単独で仕事を進めていると子ども全員に目が行き届かなくなりとても危険です。

そのため、保育士の仕事はチームワークで取り組むようにするという方針を保育園や保育施設でとっています。

保育業界は女性が多く活躍していて、派閥を作ったりグループができていたりするところもあるので、一度信頼関係が崩れて人間関係が悪くなると仕事に支障がでてしまいます。

チームワークが必要な仕事なので、職場の人間関係に悩み辞めたいと思う保育士がいます。

保育士に向いていないと感じる

保育士は社会貢献活動や子どもの成長を促す役割がある、とてもやりがいがある職業ですから新人保育士で憧れていた仕事ができることに嬉しさを感じ、夢と希望をもって働き始める人は多いです。

理想と現実は一致するということはなかなか難しいですから、大きなギャップを感じてしまったり保育業務に辛さや苦手意識を感じて自信を失う人もいます。

一度、自分のなかで保育士に向いていないと感じると、どんどんネガティブな方向に思考する癖がついて辞めてしまいたいと思う保育士もいます。

残業や持ち帰り仕事が頻繁にある

やるべき日常業務が多岐にわたる保育士は、早朝出勤や長時間労働をする時もあり定時に終わらなかった仕事は残業したり、持ち帰ったりして作業をしています。

保育士が足りない保育園や保育施設も少なくありません。

人手不足で長時間労働が慢性化しているところでは、保育士一人ひとりの負担が増大していてモチベーションや仕事の生産性が低下しがちです。

残業や持ち帰り仕事が頻繁にあると、ネガティブな気持ちが続き退職したいと考えてしまう保育士もいます。

給料が安い

国家資格が必要で子どもの命を守るという責任重大な仕事のわりに、保育士の給料は安いです。

保育園や保育施設、公立園・私立園など、働く場所によって賃金に差がありますが保育業界は他の業界と比べて低い傾向があります。

また、残業代が全ての雇用先で支給されているわけではないため、長時間労働をしても手当が貰えない保育士もいます。

働きぶりに見合った給料が支給されないところもあるので、給料が安くて保育士を辞めたいと思う保育士は少なくありません。

休日が少ない

人手不足に陥っている保育園や保育施設ほど、保育士一人ひとりの仕事量が増えなかなか休日を取得しづらい状況です。

私立保育園・公立保育園で年間休日数に違いがあるので、仕事のやりがいも大切だけれどプライベートの時間を多く確保したい人は就職・転職をする際に求人募集の待遇面の条件をよく確認することが大切です。

働き始めてからでは休日日数を自分でコントロールできないので、完全週休2日制度を採用しているところで働くようにするなどした方が良いでしょう。

忙しい保育園や保育施設では、職場で仕事を大量に抱えており休日出勤をするところもあります。

休日が少ないことで、肉体的にも精神的にも疲れて保育士を辞めたいと思う保育士もいます。

シフト制の勤務形態が嫌

保育士の勤務形態は基本的にシフト制となっています。

働く時間帯が定期的に変わるので、保育士によってはコロコロ勤務時間が変わるのは生活スタイルに影響がでてしまうので嫌な人もいます。

保育士一人あたりの労働時間は8時間労働ですが、保育園や保育施設は1日13時間ほど開園しているところもあります。

シフト制の勤務形態は「早番・中番・遅番」の3パターンとしているところが多いです。

・早番=朝7時半分頃~夕方16時半分頃
・中番=朝8時半分頃~夕方17時半分頃
・遅番=朝9時半分頃~園児達が全員降園するまで

働き方改革により、保育士の労働環境や処遇が定期的に見直されていますがシフト制の勤務に慣れない人もいるのが現実で、疲れてしまい辞めたいと思う人も少なくありません。

保護者対応が辛い

子どもを預けに来られるママやパパは、保育士に我が子の生活サポートをお願いする間に仕事や家事、用事などをこなしています。

保護者はお金を支払う立場ですから、お客様になり邪険な対応をとることはできません。

そのため保育士は、ママやパパと子どもと双方で信頼関係を構築していく必要があるのです。

普段の子どもの様子や、何かトラブル・事故が起きたりしたらすぐに保護者に報告しなければなりません。

時には、ママやパパからクレームが来たり、何を言っても非を認めないモンスターペアレントの対応に追われたりして精神的に参ってしまう保育士もいるでしょう。

保護者対応が辛い、怖いと思い保育士を辞めたいという人もいます。

保育士の仕事を辞めたいと思っても衝動的に退職してはダメ!

勤務先を辞めたいと思っても、理由をはっきりさせなければ次の職場でも同じような不安や悩みを抱えてしまい、解決に繋がらない可能性があります。

一度冷静になって、どういうことに不満があって納得できないのか考えることが重要ですので、衝動的に退職するのは良くありません。

衝動的に保育士の仕事を退職してしまうと、問題解決ができないままになってしまいます。

自分を見つめ直す時間を確保して、状況整理をすることが大切です。

保育士が仕事を辞めたいと思った時の注意点

保育士が仕事を辞めたいと思った時の注意点を解説していきます。

現状の不安や悩みを改善できないか考える

保育士の仕事をしていて、嫌な思いや理不尽に感じたりすると、いつまでも引きずってしまい頭の中でネガティブなことばかり考えるようになりがちです。

不安や悩みをずっと抱えたまま過ごしていたら、自分を客観的に見れなくなり辞めたい気持ちがドンドン強くなっていきやすいです。

もしかしたら、今、感じている不安や悩みは時間が経過すれば、気にならなくなったり解決できたりするかもしれません。

安易に辞めたいと考えるのではなく、現状の不安や悩みを改善できないか考えることが大切です。

退職するリスクを深く考えてみる

今の職場で長年、働いてきた保育士の場合、退職して次の勤務先を見つけてもまた1からコツコツとキャリアを築いていかなければなりません。

せっかく長い間、積み重ねてきた人間関係や立場がリセットされてしまうため居心地や待遇に大きく影響を及ぼします。

保育士を辞めて、また働く意志がある人は早急に転職先が見つからないと金銭的に困るリスクもあるでしょう。

辞める前に自分の置かれている状況を冷静に見つめ直して、退職するリスクを深く考えてみることが大切です。

信頼できる人にアドバイスを貰う

最終的に保育士を辞めるという決断は、自分の意志を優先する方が良いですが現状の不安や悩みを信頼できる人に相談して、アドバイスを貰うことで、気持ちが少し落ち着いたり楽になったりするかもしれません。

信頼できる人の言葉はとても心に響くものです。

客観的な意見を貰うと、自分が気付かなかった新たな発見に繋がる場合がありますし、視野が広くなり選択肢が増えることで問題点が明確になる場合もあります。

退職した後のライフプランを決める

衝動的に保育士の仕事を退職してしまうと、給料が入ってこなくて気持ちが焦りその後、冷静な判断ができなくてどんどん悪循環に陥ってしまう恐れがあります。

貯金がたくさんあったり、収入がある家族と暮らしている人であればお金の面は何とかなるかもしれません。

しかしながら、何も考え無しに辞めてしまうと生活のなかで、やりがいを感じたりや充実感が無くなるので病んだり自暴自棄になって自分を見失う人もいるはずです。

後悔しないようにするためには、保育士を退職した後のライフプランをしっかりと決めることが重要です。

保育士が仕事を辞めたいと思った時のセルフケア方法を解説

職場でストレスを抱えたまま働いていると、心身ともに疲れてしまい仕事を辞めたい気持ちが増幅しやすくなります。

残業があったり、人間関係のいざこざなどがあったりしてゆっくり休めない保育士も多いでしょう。

プライベートの時間を使って、リフレッシュしてあげないと体調不良を引き起こしてしまうので注意が必要です。

休日はストレス発散や体調を整えるためにセルフケアを、定期的にしてあげましょう。

具体的には、以下のようなセルフケア方法がおすすめです。

・好きなものを食べる
・お風呂にゆっくり浸かりながら音楽をかけたりYouTubeの視聴をする
・有給休暇の計画を立てて何日間かゆっくり休む
・趣味や運動を楽しむ
・栄養バランスの良い食事をとる

 

保育士の仕事をどうしても辞めたいと思ったら転職エージェントを活用しよう

保育士の仕事を辞めたい人は、勤め先で働き続けたくない思いを抱えているタイプと、保育士の職業そのものを辞めたいというタイプに分かれるものです。

前者は転職して雇用先が変われば、また保育士の仕事にやりがいを見いだせるかもしれませんので、状況が好転するかもしれません。

職場を退職する前に自分がどのような気持ちなのか、深く考えて決断することが大切です。

保育士の仕事をどうしても辞めたいと思ったら、もし職場が変われば頑張れるという気持ちを持ち続けている人は転職エージェントを活用するのは効果的です。

保育園や保育施設によっては、業務効率化を図るためにICTシステムを取り入れているところもありますし、求人探しのプロの転職エージェントの力を借りることで条件の良い勤務先が見つかる可能性が高くなります。

 

まとめ

子どもの身の回りを世話をするだけが保育士の仕事ではなく、保護者とのやり取り、雑務、イベントの企画運営、保育日誌や保育だよりの作成、保育園や保育施設の運営サポート、デスクワークなどやることは多岐にわたります。

日常業務の色々なことに対して、臨機応変に対応していかなければ仕事が回らなくなるので保育士は大変です。

人手不足になっている保育業界は、身も心も疲れて職場を辞める保育士が多いです。

保育士の仕事を辞めたいと思っても、衝動的に退職するのではなくセルフケア方法を実践してリフレッシュをするようにしたり、転職エージェントを活用したりして状況が好転できるようにするなどの行動を起こしましょう。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

>>プロフィールはこちら

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