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2023.05.05

保育士に向いている人の特徴とは?子ども・保護者の目線からダメな人を解説

保育士 向いている

保育士を目指す人は、その多くが大前提として子ども好きな傾向がありますが、その他にも人それぞれ色々な理由があってチャレンジしているものです。

単純に子どもが好きなだけでは、保育士の仕事を始めても長く続けることは難しいというのは保育業界が万年、人手不足に陥っていることから判断できます。

自分が保育士に向いているのか向いていないのかを良く把握することが大切ですし、子どもや保護者から見て仕事ができそうだとか接しやすそうだなと思われることも重要です。

今回は、保育士に向いている人の特徴についてや、子ども・保護者の目線からダメな人などについて解説していきます。

保育士に向いている人の特徴とは?

保育士に向いている人の特徴は以下のような人物像が当てはまります。

子どもが好き

保育士の仕事内容の割合が大きく占めるのが子どもの生活サポートです。

子どもと接することが得意で、本心から好きという気持ちを持っている保育士ほど子どもの喜怒哀楽の感情に上手く寄り添ってあげたり、間違ったり危なかったりする行動に対して愛情をもって叱ることができるでしょう。

それは子ども達の気持ちを理解しようという意識が、自然と働いているから保育現場で理不尽なことがあっても決して自分本位にならず、仕事を一生懸命に頑張れるのですね。

感情表現が豊か

小さな子どもは、物事を深く考えるという行動にまだ慣れていません。

そのため、何事にも好奇心をもって本能的に動くので喜怒哀楽の感情表現が豊かです。

保育士も同じように、園児が落ち込んでいる時は一緒に話を聞いてあげて共感をして悲しんだり、怒っている時はそうだね頭にくるよねと同情してあげて、子どもと同じテンションに合わせてあげることが大切です。

ですので、感情表現が豊かな保育士は保育業務に向いていると言えるでしょう。

体力がある

保育士は、日々の仕事で子どもを抱っこしたりおんぶしたり、一緒に走り回って遊んであげるので体力が必要です。

子どもはいつも元気いっぱいで、全力で動き回るのでタフな人ほど保育士に向いています。

保育園は女性が多い職場なので、男性と比べて体力的には劣ってしまうのは仕方がありませんが、頑張って活躍している女性がたくさんいます。

人見知りしない

保育現場では、子ども達だけではなく様々な人との関わりがあります。

保護者、職員、園長先生、地域の人、仕事で保育園に訪れる方達などと保育士は深く関わりながら働いています。

そして、保育士として子どもや保護者とコミュニケーションを図りながら信頼関係を構築していき、頼れる先生としての印象をもってもらわなければいけないので人見知りしないことが重要です。

社交的な保育士は子どもや保護者から好かれやすいです。

集団行動が得意

保育士は一匹狼タイプですと、周りと協調性をもって仕事に取り組むことが困難になるので、思わぬトラブルが起きたり報・連・相
が疎かになって仕事が上手く回らなくなる恐れがあります。

女性は横の繋がりを大切にして気を使うので独りよがりの行動をしてしまうと、仲間外れになってしまいやすいのでチームワークを大切にしています。

そのため、保育士を目指す人は集団行動や集団生活が得意な人が向いている職業と言えるでしょう。

 

保育士に関連する記事はこちら⇒保育士で苦労することは何?大変なことについてを解説!

保育士に向いている人は様々な保育施設で活躍しやすい

実際に保育士として働く時には、就職場所は保育園だけとは限りません。

保育施設は色々あるので、保育士資格を取得したら保育園以外でも働くことが可能です。

例えば、保育園に就職して仕事を一生懸命に頑張っていたけれど、上手く対応できなくて悩んでいたとしても学童施設の職員に転職したら向いていたというケースもあります。

今の職場が自分に向いていないと判断して、保育業界から足を洗ってしまうという極端な考え方をするのはしない方が良いでしょう。

保育士が向いていないのではなく、職場が向いていないだけの可能性があるので、人間関係や仕事に悩んだら同じ保育業界でどのような働き方ができるのか把握してチャレンジしてみるのも大切です。

保育士資格を取得して、保育士に向いている人は様々な保育施設で活躍しやすいと言えます。

安易に保育士は自分に向いていないと考えるのではなく、もしかしたら他の職場では向いているかもしれないと前向きに捉えて見ると良いでしょう。

保育士として子どもの目線からダメな人の特徴を解説

子どもと接する時間が長い保育士の職業は、性格や気質が違う子ども達と集団生活をすることが求められます。

そのため、子ども達一人ひとりに対して適切な対応を心がけて、過ごしやすい環境を作っていく必要があります。

園児達が先生のことを嫌いになったり、心を開いてくれなくなったりしてしまうと子どもは、保育園や保育施設で過ごすことが苦痛に感じて登園しなくなくなってしまうかもしれません。

どのような保育士が子どもから好かれにくいのかと言いますと、人見知りしたり、体力があまり無い人だったりすると先生と園児達の心の距離があまり縮まらなくなりがちです。

人見知りしてしまう保育士は、子ども達と上手くコミュニケーションが図れないので、子どもを理解しようと思う気持ちはあっても言動や行動で示すのが難しくなります。

体力があまり無い保育士は、子ども達と一緒に遊んだり、おんぶや抱っこをするとすぐに疲れてしまい、たくさんの子どもに同じようにしてあげれなくなるので、触れ合えなかった子達の不満が溜まってしまうことになります。

人見知りな性格や体力が無い人は、訓練・トレーニングを積み重ねることで改善される可能性があるため、すぐに保育士に向いていないと思う必要はありません。

訓練やトレーニングを継続して行ってみて、やっぱり保育士に向いていると自信を取り戻す人もいます。

保育士として保護者の目線からダメな人の特徴を解説

保育現場では、子どもと接する時間が長いですが預かっている子どものママやパパのお陰で仕事ができているわけです。

そのため、子どもと真剣に向き合うだけではなく保護者ともしっかりとコミュニケーションを図ることが重要です。

我が子の登園・降園時に、ママやパパは迎えに来たらクラスの担任の先生はどのような人柄や外見なのか気になって、人間観察をする親もいます。

子どもからだけではなく、ママやパパにも日頃から良い印象をもってもらわなければいけません。

保育士として保護者の目線からダメな人の特徴としては、人前で堂々と立ち居振る舞いや、会話ができない人はちょっと安心して子どもを任せられないでしょう。

その他には、保護者から先生に相談した時に保育士の頭が堅くて、なかなか共感してもらえなかったり効果的なアドバイスを貰えなかったりや、不潔さを醸し出している人は好かれにくい傾向があります。

 

保育士に向いている人のまとめ

保育士を目指す人の多くが、根っからの子ども好きという人ばかりですが、それだけで向いていると判断してしまうと長期間仕事を続けられない場合があります。

精神的、体力的にタフさが求められますし、子どもや保護者からの信頼を得られるような言動・行動などが、長く保育士の仕事を続けるためには大切です。

保育士に向いている人の特徴を深く理解して、当てはまるところが多ければ多いほど少々辛いことがあっても乗り越えて行きやすいので、自己分析をしっかりしたうえで就職や転職を検討するようにしましょう。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

>>プロフィールはこちら

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