保育現場で働いている保育士は、たくさんの子ども達と触れ合いますが、やがては卒園していきますよね。
一人ひとりに対して多くの愛情を注いできた分、子ども達がいざ卒園するとなると、寂しさがこみ上げてくる保育士もいるのではないでしょうか。
保育士の仕事をしている限り、毎年、卒園式がやってきてかかわってきた子ども達とお別れしなければいけません。
卒園式は何度も経験できますが、同じ顔ぶれの園児達とは二度とは一緒にならないので、別れが辛いですよね。
今回は、保育士をしていて卒園の別れが辛いけれど、立ち直り方や子ども達ともう会えないのかなどについてお伝えしていきます。
Contents
保育士をしていて卒園の別れが辛い!
保育士にとって、何年も一緒に過ごしてきた子ども達とのお別れは辛いものです。
卒園式のリハーサル中に、今までの想い出が蘇ってきて泣き出す保育士がいたり、卒園式の時に号泣したりする人も少なくありません。
卒園で子ども達とのお別れが、全く辛くない保育士はいないのではないでしょうか。
子ども達にとっても、保育士とお別れするのは辛いはずです。
しかし、卒園したからといって完全に子ども達との縁が、切れてしまうというわけではありません。
卒園した園児達のなかには、春休みや小学校に入学した後に遊びに来てくれる子もいます。
小さい頃から一緒に過ごしてきて、成長した姿を見たり可愛いランドセル姿に思わず、感動してしまう保育士もいるようですね。
保育士をしていて卒園の別れが辛い人は多い?
保育士をしている人は全国各地にたくさんいますが、ほとんどの人が子ども達や保護者の方達と、卒園の別れは辛いでしょう。
単に辛いと思うだけではなく、喜びもあるので複雑な気持ちですよね。
保育園や保育施設を卒園した子ども達は、小学校への入学を控えています。
保育士として、卒園前から子ども達のために何かしてあげることも大切です。
例えば、読み書きや計算などの基本的な学習をサポートすることも、保育士としての役割の一つです。
子ども達が新しい環境に慣れるように、生活リズムを整えてあげたり成長を手助けしてあげたりできると、さらに安心して送り出せるかもしれません。
また、卒園生との別れを経験することで、保育士自身も自己反省や、自己成長を促すきっかけを得られる可能性があります。
保育士と卒園で別れが辛いのは園児と保護者も一緒
卒園で別れが辛いのはママやパパも同じです。
本当は卒園時にゆっくりと、保護者の方一人ひとりに対してコミュニケーションを、取りたい保育士もたくさんいるでしょう。
しかし、卒園式の当日はバタバタしていて、親御さんとゆっくり対応する時間が取れないことも多いのです。
保育士の多くがママやパパに、感謝しても足りないという感情を抱いているものです。
ママやパパが、信頼して子どもを預けてくれたことはとてもありがたいですよね。
きっと、多くの保護者が子どもの卒園時には、保育士に感謝していることでしょう。
卒園式の時は、ゆっくり保育士と両親が話をできなくても、心の中では感謝の気持ちを持っているものです。
卒園してからも、通っていた保育園や保育施設に遊びに行けるわけですから、卒園後に時間が取れたらママやパパは子どもを連れて担当してくれた保育士に会いに行っても良いでしょう。
保育士をしていて卒園の別れが辛いが卒園式後の過ごし方は?
卒園式後の時間は、保育士にとっても大切な時期です。
卒園式後の数週間は、次の学年の準備期間として活用することができます。
教室の整理整頓、教材の準備、カリキュラムの計画など、新しい年度に向けての準備を行うことが重要です。
一方で、心のケアも忘れてはなりません。
例えば、下記のように自分を見つめ直したり、リフレッシュしたりする時間を取ることも大切です。
・リラクゼーションの時間
・思い出の整理
・新たな準備
・卒園生や親御さんとの繋がりを継続
また、保育士自身のスキルアップのための研修やセミナーに参加するのも良いでしょう。
あるいは、友人や家族と過ごす時間を持ったり、趣味に没頭したりすることで、心のバランスを取り戻すようにしましょう。
保育士をしていて卒園の別れが辛い時の立ち直り方
子ども達が成長して次のステップへと進むのを見守ることは、保育士にとって誇りであり、同時に別れの寂しさを感じる時でもあります。
卒園の別れは保育士にとって確かに辛い経験です。
しかし、以下のような方法で立ち直ることができます。
・自分の感情を認める
・自分自身に対して優しくする
・園児達と過ごした思い出を振り返る
・同僚や友人、家族と感情を共有する
・新たな目標を設定する
上記のように、卒園の別れが辛い時でも、様々な方法で立ち直ることができます。
保育士をしていて、子ども達との別れが辛くても子ども達が、新しいステージに進むことを喜んであげて、成長を祝うことが大切です。
保育士をしていて卒園の別れが辛いけど子ども達ともう会えない?
保育士をしていて卒園の別れが辛いけど、子ども達ともう会えないのかお伝えしていきます。
手紙を送ってくれる
子ども達やママやパパから、卒園後に手紙を送ってくれるかもしれません。
やり取り次第では、どこかで会う約束ができる可能性もあるでしょう。
子ども達や親御さんから手紙をもらうことは、とても心温まるものです。
手紙の内容から、子ども達の成長や新しい生活の様子を知ることができますよね。
また、自分自身も手紙を書くことで、子ども達や親御さんへ想いを伝えられるでしょう。
成長して遊びに来てくれる
卒園生が成長した姿で保育園を訪れることがあります。
卒園生が成長して遊びに来てくれることで、保育園の時間を大切に思っていたんだと感じたり、保育士としてのやりがいを感じたりする瞬間でもあるでしょう。
保育士が子ども達に与えた教育や愛情は、将来に大きな影響を与えます。
保育士は卒園式を単なる終わりと捉えるのではなく、自分が子ども達に与えた影響を、誇りに思ってみてはいかがでしょうか。
園児達の成長を遠くからでも、暖かく見守ってあげましょう。
SNSで連絡してくれる
SNSを通じて卒園生やママや、パパと繋がりを保つ方法もあります。
ただし、プライバシーの問題やママやパパの許可などを考慮する必要があります。
SNSで連絡できることで、距離があっても子ども達の成長を見守れるでしょう。
保育士は卒園後も子ども達だけではなく、保護者の家族や地域社会とも深い繋がりを持てる可能性があります。
例えば、SNSであったり地域のイベントや活動に参加したりすることで、卒園生や親御さんとの関係を維持できるかもしれません。
まとめ
保育士は卒園式で今まで一緒に過ごしてきた、子ども達と別れるのは辛いかもしれません。
子ども達が卒園するのは寂しさや、辛さを感じてしまうのは仕方がないことです。
新しいクラスの子ども達との出会いに向けて、前向きな気持ちで準備を進めることが大切です。
上記でお伝えしてきたように卒園後の別れが辛くても、子ども達との繋がりを保つ方法はいくつかあります。
保育士としての経験は、子ども達だけではなく、自分自身の成長にも影響を与える貴重なものです。
卒園の別れが辛い時は、今までの経験を振り返って新たな出会いに向けて前進しましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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