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2023.08.24

保育士の面接で逆質問は好印象?高評価に繋がるコツや注意点を解説

保育士の面接

就職や転職をして、一社会人となり働くために多くの人は希望する職場の面接を、クリアしなければなりません。

保育業界で働く場合も同じです。

保育士の国家資格を取得してから、希望する就職や転職先で面接に望むという流れになりますが、面接官から色々質問されるので常識人と思われるような発言を心がけなければいけません。

そのうえで、こちらからも逆質問をすることで、より相互理解が深まります。

逆質問をするのは、相手に好印象になるのか気になる人もいるのではないでしょうか。

今回は、保育士の面接で逆質問は好印象なのかや、高評価に繋がるコツや高確率で聞かれる質問と注意点などについて解説していきます。

保育士の面接で逆質問は好印象?

面接での逆質問とは、面接官が求職者に「何か質問はありますか?」と問いかけをする場合と、求職者から面接官に気になっている質問をするというパターンがあります。

今回の場合は、求職者が面接官に対して質問をするという意味合いでお伝えしていきます。

保育士の面接で、逆質問をするのかしないのかは強制ではないので、あくまで個々の判断になるでしょう。

求職者側から面接官に、色々と質問をすることでポジティブな印象をもってもらいやすくなるので、逆質問は好印象になりがちです。

ただし、逆質問で好印象をもってもらいやすくするためには、ネガティブな質問やすでに聞かれた質問をするのは逆効果になるためしないようにしましょう。

また、面接官から逆質問を求められる場合は、求職者からの質問タイムを設けるので落ち着いて対応しやすいですが、何も逆質問に対しての問いかけが無かったら、こちらから聞くのはタイミング的に難しい場合があるので注意が必要です。

保育士の面接で逆質問は高評価に繋がるチャンス!

面接を行う保育園や保育施設によって、必ず求職者に面接官が逆質問をするとは限りませんが求められるところは多いです。

逆質問を面接官から求められるタイミングは、面接の終盤辺りになりがちですから、求職者は高評価を得る最後のチャンスになります。

面接の質疑応答で、あまり良い感触を面接官に与えられなかったとしても、場合によっては逆質問で一気に好印象を持ってもらえる可能性があります。

そのため、最後の最後まで気を抜かずに自分の熱意を面接官に、伝えられるようにしておく必要があるでしょう。

求職者が面接で伝える逆質問の内容も重要です。

面接官の心に響かなかったり、中身が無いような質問をしたりしないように、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。

 

保育士に関連する記事はこちら⇒保育士を辞める理由は?相性のいい職場を見つけるためには

保育士の面接で逆質問が高評価に繋がるコツを解説

保育士の面接で逆質問が高評価に繋がるコツを解説していきます。

熱意ややる気を伝える

どのような逆質問が面接官の心に響いて、保育士として働く場合の高評価に繋がるのかコツを理解しておくと、対策しないよりかは好印象に繋がりやすいでしょう。

逆質問をする場合は、質問の内容も大事ですがほぼ全てにおいて、希望する就職先や転職先で絶対に働きたいという姿勢でいることが大前提です。

求職者は熱意ややる気が面接官に伝わるように、ポジティブな話し方で逆質問をします。

仕事内容について具体的な逆質問をする

求職者によって、希望する職場で働く目的は様々ですが単にお金を稼ぎたい、自宅から近かったなど、別に今面接をさせてもらっているところじゃなくても叶いそうな理由を伝えるのは印象が悪くなってしまいます。

自分が面接官の立場だったら、求職者からそのように伝えられたら採用したいと思うでしょうか。

きっと、熱意が感じられないと思うはずです。

上記のような目的を持っていたとしても口には出さず、ぜひとも働きたいという気持ちを表したうえで、逆質問を求められたら仕事内容について具体的なことを聞くとさらに好印象に繋がるはずです。

活かせそうなスキル・資格をアピールする

正職員の保育士として働きたい場合、大前提として保育士資格を取得している必要があります。

その他にも、保育業務に携わるなら取得しておいても、十分なアピールに繋がる可能性がある資格もあります。

例えば、保育士資格の他に「絵本専門士」の資格を取得していると、保育園で子ども達に絵本の読み聞かせに活かせるでしょう。

上記のように、保育士の面接で逆質問を求められた時に、仕事に活かせそうなスキルや資格をアピールするのも効果的です。

保育士の面接は質疑応答の話し方や表情も見られている

保育士の面接を行う保育園や保育施設では、求職者がどのような考えを持っているのかを意識していますが、同時に質疑応答の話し方や表情を見られていると思っていた方がよいでしょう。

例えば、2人同時の集団面接だった場合に、1人は暗い表情で自信が無さそうな話し方をしていて、もう1人は受け答えが明るくてハキハキとしていれば、面接で好印象を与えるのは後者になります。

また、どうしても就職や転職する際の面接は、求職者が緊張して上手く話せないことも多いですが、緊張しやすい人はゆっくりでも良いので真剣に落ち着いて話すことを心がけるようにすると、面接官に悪い印象は与えにくいです。

保育士の面接はビジネスマナーや所作も重要

保育士の面接を受ける際は、常識がある人でなければ面接官に良い印象を与えられません。

面接に相応しい言動や態度、ビジネスマナーや所作も重要です。

例えば、面接日と面接開始時間を指定されていて、遅刻はもちろんのこと、当日にギリギリに面接場所に到着するのもビジネスマナー的にNGです。

面接官に第一印象から気に入ってもらうためには、面接中だけではなく面接前からの対応にも気を配る必要があります。

保育士の面接で逆質問の注意点を解説

保育士の面接で逆質問の注意点を解説していきます。

労働条件の聞き方に注意が必要

保育士の面接で、逆質問をする行動は高評価に繋がるため問題は無いのですが、聞き方や内容が悪ければ一気に面接官は求職者の印象が悪くなってしまう恐れがあるため注意が必要です。

特に、労働条件について根掘り葉掘り逆質問してしまうと、面接官からこの求職者は待遇面が良いか悪いのかばかり気にして、熱意をもって働きたい意志や、やりがいを感じられないと思われてしまいます。

質問は何もありませんはNG

保育士の面接で、面接官から終盤辺りに「何か気になる質問はありますか?」と逆質問を求められる場合があります。

逆質問は面接官に好印象を与えるチャンスになりますから、適当なことを聞いたり矢継ぎ早に質問をしたりは良くありません。

一番最悪なケースは、面接官から逆質問を求められた際に「質問は何もありません」と答えてしまうことです。

面接の当日に、頭が真っ白になって何も思い浮かばなくなってしまう求職者もいるでしょうが、逆質問は求職者のやる気や熱意のアピールに繋がるので、落ち着いて何か1つでも質問できるようにしましょう。

オープンクエスチョンを意識する

逆質問を求められた際は、質問の仕方や受け答え方を意識することが大切です。

クローズドクエスチョンよりも、オープンクエスチョンで逆質問するように心がけて面接官が「はいorいいえ」の単純な答えにならないで、色々な回答を想定して会話を広げやすいように工夫します。

面接官とスムーズに会話を続けられると、コミュニケーション能力が高いと思われて高評価に繋がる可能性があります。

自分から他の園の話題を出す

保育士の面接で求職者が逆質問をする場合は、どれだけ希望する園や保育施設の情報を把握しているのか、面接官にアピールするのは採用基準として有利に働きやすいので重要です。

ただし、常識の範囲で逆質問をしなければいけませんし、自分から他の園の話題を出すのも良くありません。

今、面接してくれている園や保育施設のことだけ集中して、限られた面接時間で面接官に好印象を与えられるような対応をしましょう。

ホームページがある園で見ていないと伝えるのはNG

デジタル化が進んでいますから、保育園や保育施設のなかにはホームページを運営しているところもあります。

ホームページを閲覧すると求人募集をしているところは、労働条件や待遇面などの情報を記載しているケースもあるので、事前にホームページがあるかリサーチして、頭に入れておくことが大切です。

ホームページがある園で、前もって調べればわかる内容を逆質問すると、面接官は求職者はホームページも確認せずに応募してきたのかと思われてネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。

保育士の面接の際に高確率で聞かれる質問とは?

保育士の面接の際に高確率で聞かれる質問とは、どんな内容なのか解説していきます。

自己紹介

保育園や保育施設で面接をする時は、面接官に履歴書や転職者であれば職務経歴書を渡しているはずです。

面接官は求職者の情報を書類で確認しながら面接を進めますが、個人情報を記載していても本当に本人なのか確認する意図もあって、自己紹介を求められることが多いです。

名前や経歴を簡潔に伝えることが大切ですが、明るくハキハキとした口調と笑顔を意識して自己紹介をしましょう。

志望動機

保育士の面接を受けた際に、面接官は求職者の履歴書の志望動機の項目を必ず確認します。

そのうえで、面接中に改めて求職者に口頭で志望理由を高確率で求めることが多いでしょう。

基本的には、履歴書に記載している内容を答えるようにして、書類と口頭での志望動機にズレが生じないようにすることが大切です。

改めて、求職者の口から働きたい熱意を面接官に伝えることで、高評価に繋がりやすいです。

長所・短所

人間ですから、誰にでも長所と短所を持ち合わせているものです。

面接官は求職者の人間性や、保育士の適性があるのかどうか見極めなければいけないので、高確率で長所・短所について質問される場合があります。

短所と言うと、ネガティブな面ですが面接官は求職者が採用になったら、仕事を通して今の短所を改善できるように頑張ってくれそうなのかや、ポジティブな思考で乗り越えてくれそうなのかなどを考えるはずですので、不安にさせないような受け答えをしましょう。

短所=弱みになりますが、短所が無い人間はいませんからあって当然です。

大切なのは、面接官に自分の短所が保育業務に支障が生じないように、一生懸命に仕事をしていきたいという想いを簡潔にわかりやすく伝えられるようにすることです。

他の園にも応募しているか

求職者によっては、1つの保育園や保育施設だけではなく他にも複数応募している場合があります。

面接官は適当な気持ちで応募している人よりも、熱意をもって面接に望んでいる求職者を採用したいはずです。

他の保育園や保育施設に応募することは、全然悪いわけではありませんが求職者が今、面接していただいている園だけしか応募していませんとか、この園が第一志望ですなど面接で伝えられる人の方が複数応募している人よりも熱意を感じられます。

求職者は、複数の保育園や保育施設に応募するようにしていても、罪悪感は感じる必要はありません。

就職や転職は、人生の一部になりますから要領良く行動することが大切です。

面接中はこの園で絶対に働きたいという想いを上手くアピールすれば問題ありません。

保育士として何歳児を受け持ちたいのか

保育士は、何人もの子どもの命を守っていかなければいけませんから、責任やプレッシャーは重大です。

気軽な気持ちでは保育業務は務まりません。

面接官は求職者に、どのくらいの熱意や真剣さがあるのか本気度を見るために、保育士として採用されたら何歳児を受け持ちたいのかという質問をしやすいです。

保育士を目指す人は、子ども好きの人は多いですが、それ以外にも明確な目標やビジョンを持ち他の求職者と差別化を図り、面接官からぜひ職場で働いて欲しいと思わせることが大切です。

あまり深く考えすぎずに、正直に何歳児を担当してみたいのか答え、例え希望が叶わなくても問題無いことを面接官に伝えておくと、柔軟な考え方ができる求職者だと思われて、好印象を与えやすくなります。

 

まとめ

保育園や保育施設で面接を受けたら、面接官から色々なことを質問されます。

面接官によっては、求職者の熱意ややる気がどれだけあるのか見極めるため、逆質問を求める場合があります。

相互理解を深めるためにも、逆質問は重要になるのでその場ですぐに思いついたことを質問したり、適当な質問をしたりしないように気をつけるべきです。

面接を受ける前に、しっかりと熱意ややる気が伝わるような内容の逆質問を考えて、頭に入れておきましょう。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

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