保育士の多くが仕事中にエプロンを着用しています。
保育園や保育施設によっては、保育士がエプロンを着用するのを禁止しているところもあるので、エプロンを保育現場に用いるのはスタンダードではありません。
また、保育士によってはなぜエプロンを着ける必要があるのかわからない人もいます。
制服としての役割もありますが、それだけではありません。
エプロンを着用することで、色々な効果が得られるのも事実です。
保育士の仕事をするうえで、エプロンについて深く理解したい人は多いのではないでしょうか。
今回は、保育士がエプロンを着用している理由や、エプロンの選びかた、種類と選定ポイント、購入場所などについて解説していきます。
Contents
保育士はなぜエプロンを着用しているの?
保育士のエプロン姿は、看護師であればナース服、CAであれば制服と同じようなものだという認識をしていただくと良いでしょう。
つまり仕事着ですね。
ただし、全ての保育園や保育施設でエプロンを保育士が着用することが認められているわけではありません。
保育士が保育現場でエプロンを着用するのは、ただ単に制服としての役割がある他に衣類が汚れるのを防止したり、子どもが保育士だと認知できるためや、ポケットに物を入れて持ち運ぶためなどの理由があります。
周りから見ると、保育士のエプロン姿は汚れ防止に着用しているとしか思われない可能性が高いです。
エプロンをする理由は、その他にも色々あるのですね。
保育士自身も、なぜエプロンを着用するのかイマイチよくわかっていない人もいるので、理解している人としていない人とでは働きやすさに差がでるものです。
エプロンの着用はなぜ必要なのか正しく理解して、仕事の効率を高めたり働きやすくすることが大切です。
最近はエプロンを着用しなくなった保育士も増えている?
保育士の就職先として、保育園や保育施設によってはエプロンの着用が認められていないところもあります。
同じ保育業界に転職をした人で、前の勤め先ではエプロンを着用して仕事をしていたけれど、次の職場ではエプロンは身に着けなくて良いと言われている人もいるでしょう。
せっかくエプロンを購入しているのに、必要無いと言われてしまうとショックですよね。
しかしながら、保育園や保育施設によっては、エプロンの着用を認めてしまうと様々な支障が出てしまうと考えてそのように判断しているのです。
例えば、すでに仕事着を用意している、乳幼児を抱っこする時に足に引っかかって危ない、エプロンを着用すると身動き取れにくいなどの理由があります。
就職先や転職先のルールや決まりごとは、郷に入れば郷に従えという言葉があるように従うようにした方が良いでしょう。
長く勤めてから、職場のルールや決まりごと、働き方などに関して何か改善点が出たら申し出るようにした方が良いかもしれません。
いきなり職場に入りたての保育士が、粗探しをするような発言をしたり、改善点を伝えてしまうと生意気な保育士だと思われてしまう恐れがあります。
まずは、勤め先の仕事をこなせるようになって、職場の人達との信頼関係を構築してから仕事をしていくうえで気になる点を伝えるようにしましょう。
保育士のエプロンの種類について
保育士が着用するエプロンは、ワンパターンではありません。
「ノーマルエプロン・スモックエプロン・チュニックエプロン・カフェエプロン」など、いくつも種類があります。
ノーマルエプロンは、胸当てが付いたタイプのもので紐を交差させて頭部から被って後ろから紐で結んだりボタンで留めたりします。
背中側が空いているので、通気性が良く夏場の着用にオススメです。
スモックエプロンは、手首まですっぽり包み込むタイプのものです。
わかりやすく言いますと、割烹着のように着用する感じで頭部から被ったり前側でボタンで留めるものがあるので、長袖を着ることが多い冬の季節にベストでしょう。
割烹着タイプのエプロンで、袖の無いチュニックエプロンがあります。
首から被るだけで着用できるため着替えが簡単にでき、忙しい保育士にベストなものです。
カフェエプロンは、文字通りカフェの店員さんが着用するような腰から下半身を覆うタイプのものです。
丈の長さがひざ上、ひざ下、足首位まであるなど様々なタイプのエプロンがあります。
シンプルなデザインで、基本的に装飾品が付いていないことが多いので洗濯しやすいです。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士の必需品はこれっ!絶対に持っておくといいアイテムについて
保育士が選ぶべきエプロンのポイント
保育現場で自分の働く環境に合ったエプロンの種類を選ぶことが大切ですが、その他にも気にした方が良い注意点があります。
エプロンの選定が上手くなると、仕事の効率が向上したり働きやすくなる可能性があるので、面倒くさがらずにしっかりと購入するエプロンを見極めることが大切です。
保育士が選ぶべきエプロンのポイントは、以下のようなものがあります。
ポケットの数
保育士は、ティッシュ、タオル、筆記用具など勤務中に持ち歩く小物が多い傾向があります。
時には子どもや保護者から、何か物を貰ったりすることもあるかもしれません。
色々な小物や貰い物を収納できるように、ポケットの数を気にしてみましょう。
動きやすさ
常に動いたり立ったりしゃがんだりなどの動作を、素早く行えるように動きやすさを重視してエプロンを選ぶことが大切です。
保育士の仕事内容は、運動量が多いので快適に行動できなければ支障をきたす恐れがあります。
丈夫な生地
エプロンを着用するなら、できるだけ長く職場で着たいですよね。
耐久性が低い素材ですと、すぐにエプロンがダメになって買い替えることになり出費もかさんできます。
エプロンを購入する時に、ポリエステルや吸水性に優れた綿との混紡など丈夫な生地を選ぶようにすると良いでしょう。
洗濯しやすいエプロン
子どもの生活サポートや、保育現場の仕事ですぐにエプロンが汚れてしまいがちです。
保育士が着用するエプロンは、毎日のように洗濯することが多いですから洗いやすいものや洗濯しても生地が傷みにくいものを選ぶことが大切です。
保育士のエプロンはどこで買うの?
保育士用のエプロンは、保育園や保育施設によっては自分で購入してくださいというところもあるでしょう。
そう言われても、具体的にはどこで買えるのか皆目見当がつかずに悩む人もいます。
エプロンの試着をして購入したい人は、「雑貨や・衣料店・百貨店」などに取り揃えられている場合があるので、訪れて自分の体型に合うのかや、上記でお伝えした選ぶべきポイントを意識して最適なものを選ばれてください。
実際にエプロンを手に取ったり、試着できたら心から納得した買い物ができますよね。
自分ではどのエプロンを購入するべきか悩んだら、近くに居る店員さんにアドバイスを貰うのもありです。
そうすることで、エプロン選びに失敗する確率を減らすことができるでしょう。
日々、家事や仕事などで忙しくて、なかなかエプロンを店舗に買いにいけない人は通販でも販売しているので、自宅からでもインターネットを利用すれば手軽に購入することができます。
ネットショッピングですと、写真でしか判断できないので試着ができないと、サイズ選びに失敗したりするかもしれませんし、上記でお伝えした選ぶべきエプロンのポイントなどをイマイチ把握しにくいので注意が必要です。
保育士エプロンのまとめ
全ての保育園や保育施設でエプロンを保育士に着用させているわけではありませんが、エプロンOKのところはたくさんあります。
保育士用のエプロンの種類は、ノーマルエプロン・スモックエプロン・チュニックエプロン・カフェエプロンなどがあるので、職場環境や働き方に合ったものを選ぶことが大切です。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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