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2023.01.24

保育士が派遣として働くメリットは?デメリットも解説!

保育士 派遣

保育士として就職し働くのであれば、雇用が安定している正社員が絶対的に良いと思いこんでいる人はたくさんいるはずです。

終身雇用制度が崩壊した今の時代、例え正社員であっても定年まで解雇されないという保証はどこにもありません。

正社員としての働き方は、他の勤務形態よりも首をきられにくく給料・賞与が多いのは確かでしょう。

保育士の仕事を目指している人の中には、個人のライフスタイルに合わせて時間の融通が利く働き方を望んでいる人も多いのです。

そのような人は、派遣保育士になるのがオススメです。

今回は、保育士が派遣として働くメリット・デメリットについてと、派遣保育士の役割りや転職エージェントの活用がおすすめなどについて解説していきます。

派遣保育士とは?

あまり一般的には認知されていない働き方になりますが、派遣保育士は雇用主が人材派遣会社になります。

正社員やパート、契約社員などの働き方をしている人は、保育園や保育施設の運営者に直接雇用される形です。

しかしながら、派遣保育士は保育園や保育施設と派遣契約を提携している人材派遣会社の職員として、仕事をすることになります。

そして、派遣保育士は、働く契約期間が3ヶ月・6ヶ月・1年間など定められているので、契約期間が満了したら雇用が終了になるか、更新して継続雇用となるのか分かれます。

長期的に保育士として働きたいのであれば、継続雇用は有り難いですよね。

実は、2015年の派遣法改正によって、派遣保育士は同じ事業所で3年を超えて働き続けることが基本的にできないようになっています。

保育士が派遣で働くとどんな仕事を任されるの?

派遣保育士って、実際に直接雇用されている保育士と仕事内容に大きな違いがあるのではと思う方もいるでしょう。

基本的に直接雇用されている保育士と、派遣保育士の仕事内容はほぼ同じ場合が多いです。

保育園や保育施設によっては、パートやアルバイト雇用の保育士が行っている作業に近いものを派遣保育士に担当してもらうこともあります。

具体的には、「子どもの生活サポート、制作物の準備、保育士の補助、清掃、クラス担当」などが仕事内容になります。

正職員と違う仕事内容は、保育施設の運営面や保育業務で保育士がどのような保育を行っていくのか決めたり、改善などには関わらないというところです。

保育園や保育施設によって、派遣保育士に任せる業務範囲に違いはありますが、基本的にはあまり、保育士の正社員と仕事内容が変わらない場合が多いので、将来的にはキャリアアップも目指しやすいでしょう。

派遣だから直接雇用は叶わないわけでもなく、紹介予定派遣とかは後々、保育園や保育施設で直接雇用してもらえる可能性があります。

 

保育士に関連する記事はこちら⇒資格なしバイトでも保育士として働ける?仕事内容や時給を解説!

保育士が派遣として働くメリット

派遣型の保育士として働きたいと思っている方は、自分がそのような雇用形態が適しているのか把握しておくことが大切です。

派遣保育士になって、保育園や保育施設で働いていて、やっぱりすぐに正社員で働きたいと思っても、そんなに簡単でスムーズに手続きが完了することは難しいですので後悔することになります。

ですので、保育士が派遣として働くメリット・デメリットを参考にしたうえで、慎重に働き方を検討してみてください。

保育士が派遣として働くメリットは、以下のようなことがあります。

時給が高い

派遣保育士の給料は、時給計算です。

平均的な時給相場は、「1200円~1800円位」だとされています。

時給は高いですけれど、正職員にある賞与は基本的にでないので、年収は正社員の保育士よりかは低いです。

派遣としての働き方は、契約期間が設けられていますから企業の人件費が長期的にかかりにくいため、派遣保育士の時給を高く設定できるのです。

トラブル時には人材派遣会社が介入してくれる

保育士は、保育園や保育施設で色々な雇用形態で働くことができますが、派遣保育士は直接雇用ではありません。

人材派遣会社と、保育園や保育施設の事業者との間で雇用契約を結び派遣保育士が現場に送られてきます。

ですので、トラブル時には働いている現場の事業者と人材派遣会社に報告をする必要があります。

そして、基本的には人材派遣会社が介入してトラブルの際は迅速に対応してくれるはずです。

人材派遣会社は、仕事をただ紹介するだけではなく、派遣保育士が職場で働きやすいように色々なサポートをしてくれるのですね。

残業がない

派遣保育士は、基本的に残業が発生しません。

保育園や保育施設によっては、時間外労働をお願いされるところもあるかもしれませんが、その場合は派遣会社と相談してみましょう。

きちんと派遣会社から、残業代は支給されることになっているので、サービス残業をさせられるということは起きにくいです。

正社員ですと、残業が発生して時間外労働をしなければいけない場合がありますが、派遣保育士という働き方は勤務日数や勤務時間を調整することができるため、自由なライフスタイルを築きやすいです。

また、育児や家事、介護などとも両立しやすいので、賃金よりもプライベートやライフスタイルを重視したい方は派遣保育士をおすすめします。

保育士が派遣として働くデメリット

保育士が派遣として働くデメリットは、以下のようなことがあります。

時給で働かないといけない

保育士として、正社員で働けないので給与面はどうしても劣ってしまいます。

派遣保育士は、時給で働かないといけませんし、基本的に残業が無い働き方になるので、大きく稼ぐことは難しいでしょう。

即戦力として保育園や保育施設は、派遣保育士を求めているところが多いです。

そのため、スキルアップのための教育・研修なども基本的には実施していない職場が多いと言われています。

賞与がない

正職員のように、賞与・昇給が派遣保育士にはありません。

派遣保育士は、一時的な雇用ですからボーナスを支給する対象になることはほぼ無いのです。

保育園や保育施設によって、派遣保育士でも賞与をだしているところもありますが、寸志程度の少額の場合がほとんどです。

派遣保育士は、時給は高いですが正社員のように賞与・昇給が無いので、年収は正職員と比べて低くなってしまいます。

契約期間が決まっている

派遣保育士は、保育園や保育施設と派遣契約を提携している人材派遣会社の職員となりますから、契約期間が定められています。

契約満了になると、更新になるか、そのまま雇用終了となって新しい職場を探すことになります。

最長3年間まで、同じ保育園や保育施設で働くことはできますが、全ての雇用主が3年間、働いて欲しいとは限らないのです。

数ヶ月、1年だけ働いて欲しいなど、働く職場によって契約期間が異なるので、対人関係を築きにくかったり、雇用の安定化を図るのは難しくなります。

保育士の派遣で働きたいなら転職エージェントの活用を

正直、人材派遣会社を選ぶだけでもかなりの時間や労力を必要とします。

ですので、自力で派遣保育士を探すのは大変かもしれません。

全国に、人材派遣会社は約8万社以上あると言われていますし、それぞれ口コミや評判にも違いがあります。

人材派遣会社を選ぶ際は、以下のポイントが重要です。

・なるべく良い口コミや評判があり実績がある大手派遣会社を選ぶ
・福利厚生やアフタフォローをしてくれる
・自分の希望に近い特徴がある人材派遣会社を選ぶ

上記のポイントを自力で見極めるのは大変になるので、保育士の派遣で働きたいなら転職エージェントを活用してみましょう。

派遣保育士として働きたい場合、転職エージェントの担当者に色々と相談できるので安心して職場選びができます。

 

 

保育士派遣のまとめ

保育士としての働き方は、色々な選択肢があります。

必ず正社員として、保育施設に就職や転職しなければいけないわけではありません。

雇用形態で、保育施設や保育園の運営者に直接雇用されないで、人材派遣会社と事業者間で派遣契約を提携する派遣保育士という働き方があります。

仕事とプライベートにメリハリをつけたい、時間に融通が利く働き方がしたい人などは派遣保育士に挑戦してみてはいかがでしょうか。


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔 

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

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