保育士を目指す人の多くが、子どもが好きだから将来子ども達と関われる仕事に就きたいと思っている方が多いです。
仕事ですから、子ども達と戯れるだけで給料が貰える世界ではありません。
保護者の方達から、大切なお子様の命を預かりますから身の回りの世話をしつつ、危険なことから守っていく必要があります。
実際には、どのような働く楽しさや大変さ、そして魅力があるのか気になる人は多いのではないでしょうか。
今回は、保育士の魅力についてや、働く楽しさと大変さを合わせて紹介していきます。
Contents
保育士は大変だが魅力もたくさんある!
保育施設で預かる子どもは、生後間もない赤ちゃん~6歳までと幅広いです。
ハイハイしかできない赤ちゃんと、6歳のお子様とは保育士の保育業務は全く別なものになります。
子どもの成長に合わせて、臨機応変に対応していかなければならないので仕事も大変です。
小さい子どもは、好奇心旺盛ですし保育園や保育施設で過ごす日々は、子ども達にとって新しい経験の連続です。
そんな大変な仕事をしている保育士ですが、子どもの成長スピードに合わせて一緒に時間を共有できるという素敵な魅力があります。
お子様を預けるママやパパは、日中は仕事であったり用事などで仕方なく我が子を保育施設に預けている人が多いです。
日中に会えない子どものことを、どれだけ心配しているのかを考えると保育士として保護者の代わりをしっかり務めようという気持ちになりますよね。
子どもたちと関われる
子どもたちと、日々、関わる保育士は天真爛漫な子どもの笑顔を見れば、仕事を頑張ろうとさらに気合が入ったり、癒されるはずです。
子どもは、人生経験が少ないので日常生活を送りながら初めて体験することが多いです。
保育施設で、園児から初めてできた物事をニコニコしながら報告してくれることもあるでしょう。
毎日、子どもたちと関われることが保育士としての魅力です。
子どもの成長がみられる
赤ちゃんの時から、保育施設に預けられた子どもが、時が経って自分の足で歩けるようになりお喋りできるようになったりすることもあるでしょう。
お子様の成長を見届けられることも保育士としての魅力です。
本当の親子ではありませんが、日中の大半の時間を保育士と子どもは一緒に過ごしているので、子どもの生活サポートをする時間が積み重なるほど愛おしくなってゆくものです。
保護者から頼りにされる
子どもを保育施設や保育園に預けるママやパパは、日中は子どもと過ごす時間がとれないので保育士に生活サポートをお願いしています。
ママやパパも、できることならば四六時中、可愛い我が子と一緒にいたいはずです。
寂しさや不安な気持ちをおさえながら、子どもの命を保育士に託しています。
また、育児のことで悩んでいる保護者もいて、保育士に相談にのってもらいアドバイスを貰ったりしている方もいます。
保育士がいるから、保護者は安心して子どもから目を離せることができるのです。
頼りにされるのは仕事冥利に尽きますよね。
保育士は何が楽しい?
保育業務には正解がありません。
子どもも、大人のようにまだコミュニケーション力が高くないので、自分の気持を素直に表現できない子もいます。
保育士は、あまり自分の気持ちを素直に話せない子の生活サポートをする場合、気持ちを上手く察してあげて適切な対応を心がけなければいけません。
多くの保育士が、園児の保育業務を日々悩みながら行っています。
毎日、ひとつとして同じ状況にならない時間を子ども達と共に過ごしながら、常に悩み続け常に成長するのです。
そこには、子どもたちのためになるのならという保育士ならではの使命感、やりがいが大変な毎日の苦労を緩和させつつ、楽しみも同時に感じている人は多いでしょう。
子どもについてかなり詳しくなれる
保育士として、長く保育業務に携わるほど子どもについてかなり詳しくなれます。
初めて保育施設や保育園に就職した保育士は、預かる子どもの全年齢をカバーできるスキルや知識は持ち合わせていないものです。
最初は、乳児クラスで経験を積んで、ある程度、子どもへの対応力がついたり保育業務の知識を習得したら今度は幼児クラスを任せられるようになったりします。
子どもの生活サポートや保育業務などに詳しくなれば、自分に子どもが産まれた時にも応用できるのも魅力の1つです。
保育施設で預かるお子様は、一人ひとりが成長スピードが違います。
そもそも、年齢がバラバラになりますから当然のことですよね。
園児の成長スピードに合った生活サポートを、保育士はしていかなければいけないので大変なことばかりです。
根っからの子ども好きな人が保育業界には多いので、楽しみも感じながら仕事をしている人もたくさんいます。
保育のスキルが格段にアップする
保育に関する知識・スキルを学べる学校に通ったり、独学でも勉強はできますが保育士の国家資格に合格しなければ仕事を始めることができません。
そして、実際の保育現場での仕事の内容と、今まで勉強してきた知識やスキルは必ずしもマッチするわけではないです。
保育士は、保育業務に携わっていく中で、子ども達と一緒に自身の心、知識、スキルなどを成長させていく必要があります。
長年、働いていくうちに保育のスキルが格段にアップするはずですので、自分の子どもの育児に役立てたりキャリアアップが望めるかもしれません。
役職者になるためには、スキルだけではなく知識や人望も必要です。
キャリアアップに成功すると、給料がアップしたり仕事にやりがいをさらに感じる可能性があるので、向上心がある保育士だなと思われやすいはずです。
保護者から見ても、新人保育士よりも経験豊富なベテラン保育士の方が、安心感があると思うので頼もしい存在です。
単純な流れ作業のような仕事ではないので、臨機応変な対応が求められる保育士は精神的、肉体的にも大きな負担がかかります。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士は誰でもできる?その真実について迫る!
保育士は魅力はあるが大変さもある
子育てのプロと言える保育士には、たくさんの魅力がありますが責任は重くて大変な職業です。
大変さはありますが、仕事をコツコツと覚えていき、職場の仲間や園長先生に活躍ぶりを褒められたり認められると嬉しくなりますよね。
簡単な仕事は、誰でもすぐにできますし、褒められたり認められる質が低いものです。
責任が重い仕事とは全然違います。
苦労した分だけ、乗り越えた時の仕事の何とも言えない達成感、言葉では言い表せないほどの充実感があるでしょう。
保育士が保護者の代りに、子どもの世話をしてくれるから共働きをしているママやパパは、安心して仕事や用事に行けるのです。
保育士は、社会的貢献度も高いですから多くの人達の手助けになっています。
ですから、誇りに思っていても全然おかしくないでしょう。
保育士の魅力と大変さは、言い換えるとメリット・デメリットのような感じです。
しかし、それは人によって感じ方が違いますから、ある保育士は大変だと思うことも、他の保育士には逆に魅力だったりそこまで大変さを感じない場合もあるのでしょう。
保育士の魅力のまとめ
保育施設や保育園で預かる子どもは、みんな年齢もバラバラですし成長スピードが違います。
保育士は、子ども達一人ひとりに対して、その都度、臨機応変な対応が求められます。
園児達の身の回りの世話をしたり、気持ちを察したり読み取りながらの保育業務は大変です。
同時に、一緒に成長できる魅力があったり、働く楽しさもたくさんあるので素敵な職業だと言えます。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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