日本は、少子高齢社会になっている事実があるので、将来的には子供の数が減少傾向だと言われています。
結婚した夫婦がお子様を産む機会に恵まれなかったり、妊娠を望まない家庭もあるため、子どもの出生率が年々、低くなっているのが大きな理由としてあります。
子供の数が減るのと反比例して、全国的に保育士は不足しがちです。
大阪でも保育士の人材が不足している現状があり、保育人材を確保するために色々な取り組みをしています。
それでも、簡単に就職や転職ができるわけではありません。
保育施設の面接に合格する必要があったり、非正規雇用、正社員として働くなど働き方も関係してきます。
今回は、大阪で保育士の求人の探し方や、正社員・オープニングスタッフの働き方がベストなのかと、やってはいけない選びかたなどについて紹介していきます。
Contents
大阪で保育求人の探し方は?
大阪府で、保育士として働きたい人はたくさんいるでしょう。
条件として、人間関係が悪くなく居心地の良い職場環境で働くことを求めていたり、労働条件、労働環境を気にする求職者もいます。
しかし、転職経験が多い人材ではない限り、なかなか自分の理想通りの職場を探し当てるのは困難ですよね。
求人サイトや求人誌で毎回のように募集しているところは、従業員の定着率が低くて辞める人が多いから、すぐに求人募集しているのではと思う人はいるでしょう。
その可能性も否定できませんが、何か事情があるのかもしれません。
できるだけ自分の理想の保育施設に就職を目指す場合、大阪で保育求人の探し方は、以下のようなことを参考にしてみてください。
大阪の保育求人を比較する
大阪に保育施設は、1つ2つしか無いわけではありません。
求人募集している保育施設は、たくさんあるので保育士として就職を検討する時に、無理にココの場所でしか働けないと決めつける必要は無いでしょう。
できるだけ、ホワイトな職場で働きたい人は、比較対象を多くして見極めることが大切です。
比較対象を多くしましょうというのは、気になった大阪の保育求人をたくさん比較して検討することです。
園見学でイメージする
気になる保育施設を、色々、リサーチしていても自分の頭の中のイメージと実際はかけ離れている場合もあります。
つまり、「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、実際に自分で保育園や保育施設を見学に行って目で見て確かめると、理想と現実のギャップが埋まりやすくなります。
見学や面接に行く前は、事前にインターネットでホームページがあるのか確認して、HPがあればどのようなスタッフが働いているのか従業員の紹介日記を読んだり、経営理念などを把握しておくのも大切です。
転職エージェントを利用する
社会人として働いている人の中には、保育施設で働きたくても求人情報をリサーチする時間が無かったり、自己分析が苦手な人はいます。
初めて働く人でも、社会人経験がある人でも、働きやすそうな職場を見極めるポイントを知らない人もいるでしょう。
できるだけ、自分の理想の職場に就職を目指すのでしたら、転職エージェントを利用するもの1つの手段です。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士は誰でもできる?その真実について迫る!
大阪で保育士求人のチェックポイント
保育士として働く場合、人それぞれ何を重視しているのかで探すべき保育施設に違いがでます。
お金をたくさん稼ぎたい人は、やりがいよりも給料面が大事と思っていたり、賃金よりも働きやすさ、居心地の良さだという方もいるでしょう。
大阪で、保育士求人を見て理想に近い職場を見つけるためには、求人情報の何を重視して見極めるべきかよく考えながらの行動が必要です。
具体的には、以下のようなチェックポイントがあります。
給与
働く保育園や保育施設によって「給与」に違いがあります。
雇用形態で、時給制・月給制・年俸制など分かれていたり、私立・公立施設で給料に差がでます。
一般的に、私立保育園の場合は初任給が約16万円~17万円のところが多いです。
そして、公立保育園の場合は、短大卒で初任給が18万円程度だと言われています。
給与には、通勤手当・ボーナス・扶養手当・住居手当や福利厚生などもありますから、それぞれ保育園や保育施設によって違いがあります。
残業時間
正社員として働くという選択をしている人は、パート・アルバイト・派遣などの働き方をしている人より、どうしても労働時間は長くなってしまいます。
時には、人材不足や仕事が終わらなくて、残業時間が発生して定時を超えて頑張らないといけない時もあるでしょう。
残業時間は、保育施設や保育園によって違いがあるので、あまり長時間労働したくない人は、常に人手不足のとこに就職や転職は避けた方が良いです。
休日
給与よりも、子供達や自身の成長を大切にしながら、定時で帰宅できる職場を求めていたり、プライベートの時間を優先したい方は、休日日数の多さを重視しがちです。
年間休日は、保育園や保育施設によって違いがあります。
ほとんどの場合、求人票に記載されていますが年間休日は120日以上あるところや、100日未満のところもあります。
保険
保育士としての働き方で、正職員をする人は雇用保険、健康保険、厚生年金など福利厚生がきちんと整っている保育園や保育施設で働くのが当たり前とされています。
職場の福利厚生が充実していることは、長期間働くためにはとても大切です。
上記のような、各種保険が充実しているところでも、正社員以外の雇用形態の人は全てに加入できる保証はあるとは断定できません。
働く職場の労働環境、働き手の勤務時間の長さなどが影響してきますので、面接の段階でどのような保険が適用できるのか話し合うことが重要です。
通勤
毎日、できるだけ無理せずに保育園や保育施設に通いたい人は、自宅と職場が近いほうが良いでしょう。
残業が発生したり、延長保育があったりして就業時間が遅くなる場合もあります。
通勤時間が短かければ短いほど、プライベートの時間の確保に繋がります。
バス、電車、自動車などで通勤するようになると、遅延や渋滞の影響で仕事が始まる時間に間に合わなくなるといったケースも起こりがちです。
逆に、あまりにも家と職場が近すぎると、仕事とプライベートの切り替えが上手くできなくて悩む可能性もあるので注意しましょう。
試用期間
理想の保育園や保育施設を見つけても、実際に働いて見るまでは本当に自分に合った職場なのか判断が難しいです。
すぐに辞めることになっても、転職に支障がでないように試用期間を設けているところで働くのをおすすめします。
試用期間中は、働き手と雇用主の双方が職場に合っていそうか見極める段階です。
仕事内容が難しかったり、相性が合わなくて辞めることになっても全然恥ずかしいとか、情けないと思う必要はありません。
大阪で保育士の求人は正社員がベスト?
ここまで、大阪で保育士として就職や転職するうえで、見極めるべき条件やチェックポイントをお伝えしてきました。
では、保育士の求人は正社員で働くのがベストなのでしょうか。
正職員は、非正規雇用と比べて給与が高いのが当たり前です。
保育士の働き方は、色々あり自分のライフスタイルに合わせて決められるので、必ずしも正社員がベストな選択とは言えません。
給料をあまり重視しない人は、正社員よりプライベートの時間を確保しやすいパート・アルバイト・契約社員・派遣社員などの働き方を選んだほうが人生が充実する場合もあります。
パート・アルバイトの働き方は、午前中の数時間、夕方の短時間だけ勤務するという、時間の融通がききやすいです。
多くは、保育補助としての労働になり残業がなかったりで賃金は当然、正社員より低いです。
契約社員は、1年間だけ働いてまた年単位で雇用を更新しながら働けるといったことが可能です。
仕事内容は正職員と同じであることが多いです。
給料は、正社員より低めですが社会保険・福利厚生は充実しているケースがあります。
そして、派遣社員は保育園や保育施設に直接雇用されるわけではありません。
派遣会社を通して、派遣される保育士です。
給与は、正職員よりも低いですが、フルタイムで働く、時短勤務したいなど、個々の要望に沿って仕事に取り組めやすいです。
人によっては、パート・アルバイトより時給は高い傾向があります。
このように、保育園や保育施設で多様な働き方が可能な世の中になっていますが、給与面や雇用の安定性についてはやはり正社員が優れています。
大阪で保育士の求人はオープニングが理想?
大阪で、保育士として働きたいけれど、職場の従業員さん達と仲良くやれるだろうかと、人間関係に不安を持っている人もいるのではないでしょうか。
保育士の仕事は、個人で行うのではなくチームワークが大切です。
他の職員さん達と、「報告・連絡・相談」をし合いながら、子供達の成長をサポートしたり、保護者とコミュニケーションを取ったり協力する必要があります。
なので、人間関係の構築は気持ちよく働くために重要なのですが、人見知りだったり他人と話をするのに苦手意識を持っている人もいます。
人間関係に不安やコンプレックスを抱えている人は、大阪で保育士のオープニングスタッフを募集している求人を探してみましょう。
オープニング求人は、職場で保育士同士が同じスタートですから、上下関係が無く目玉です。
みんなゼロから一緒に協力し合って、保育園や保育施設で仕事を始めることができるので、煩わしい人間関係や派閥があったりも無いので働きやすい可能性があります。
大阪の保育士求人でやってはいけない選びかた
保育士として働く際にやる気は十分にあっても、なかなか自分の理想に近い職場を見つけるのは簡単なことではありません。
子どもが好きだからという単純な動機だけで、保育士を目指す人もいますが自己分析をしっかりやらないといけませんし、職場の選び方も重要です。
大阪の保育園や保育士で働きたい方は、都市部なので求人募集しているところは多いでしょう。
選ぶ時は、1つの条件だけで選ぶと失敗しやすいので注意が必要です。
大阪の保育士求人で、やってはいけない保育園や保育施設の選びかたをお伝えしていきます。
とにかくどこの園でもいいはNG
就職先や転職先を選ぶのは、労力がとても必要なので面倒くさくなってしまう人もいるでしょう。
ですが、とにかくどこの園でも働ければ良いやと思って、投げやりな行動をしてしまうのはいけません。
保育士は、子供の命を守りながら、日常生活をサポートする仕事がメインです。
適当な気持ちで、子ども達をしっかり守って成長を支えてあげることができるでしょうか。
労働条件、職場環境なども自分の理想に近いのか深く考えて選ばないと、働きだしたら不満ばかり溜まっていきすぐに辞めてしまうかもしれません。
給与だけで選ばない
大阪の保育士求人で、働く場所を選ぶ時に給与面だけ重視するという、偏った考えはしない方が良いです。
例えば、常時、求人募集している保育園や保育施設は人間関係が良くなかったり派閥があったりして、新人保育士がすぐに離職してしまうから、人材不足になっている可能性もあります。
また、給与は高いけれど、年間休日が異常に少ない保育施設や保育園が無いとは限りません。
休みが少なすぎると、それだけプライベートの時間の確保が少なくなるので、肉体的、精神的に疲弊して疲れがとれず仕事に支障が出る場合があります。
どのような福利厚生や労働条件なのか、色々な角度から見ることが大切です。
近場で選ばない
自宅と職場が近すぎると、通勤は楽になりますが休日に、家が近いからという理由だけで急な呼び出しが発生するかもしれません。
あまり近場ですと、仕事とプライベートのオン・オフの切り替えがしにくくなります。
休日に外出して歩いていると、職場の人達や保護者、園児達と鉢合わせして気が休まらない可能性もあります。
大阪保育士求人のまとめ
保育士の働き方は、正社員以外にも派遣社員、契約社員、パート社員、アルバイトなど様々あります。
大阪は都市部ですから、保育士の求人を探している人はたくさんいて競争率が高いかもしれません。
安定感があり福利厚生が充実している正職員として働くのがベストなのか、非正規雇用でワークライフバランスを重視するのが良いのか、しっかりと考えて就職先を決めましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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