昔は、保育士さんが髪の毛を染めることを禁止していた保育園が多くありましが、今は比較的自由なところが増えています。
その背景には、働き方改革があったり個人的人権の尊重を重視した世の中になってきたからだというわけではなく、保護者のママ達が髪を染めることに慣れている世代が大きいのです。
現在では、黒髪の女性よりも茶髪系にしている方がとても多くなってきましたよね。
園児達も、普段、お母さんの髪の毛が染まっている姿を見ているので、別に黒髪から茶髪位なら違和感が無いでしょう。
今回は、保育士の髪色についてや転職活動中にベストなヘアカラーなどについて紹介していきます。
Contents
保育士の髪色は園ごとで変わる
日本人と言えば、「黒髪」が一般的ですが外国人の方達は金髪や茶髪などが当たり前になっています。
外国人の方は、生まれたときから地毛が金髪や茶髪に染まっている方も多いので、自分でわざわざ染めている人は少ないのですね。
普段、黒髪が一般的な日本人にしてみたら、海外の人の髪の毛が派手な色をしている姿に憧れを持つ方も多いものです。
今回、保育士さんという職業の髪色の決まりについて深堀りしていくと、保育園ごとによって髪の毛を染めるのはOKかNGなのかが分かれているのが現状です。
ただし、ヘアカラーを自由にして良いという園でも、金髪や赤色などあまりにも派手な色は禁止されているところが多いです。
公には禁止されていなくても、暗黙のルールで決まっている場合もあるでしょう。
実際に、保育士さんとして保育園に勤務したい方は、最寄りの園が募集しているのか確認する時に服装や髪の毛について、決まり事があるのかどうかを確認することが大切です。
社会人である以上は髪色はほどほどに
保育士さんの、髪色は園ごとによってどのようなヘアカラーが大丈夫なのか違いがあるとお伝えしました。
年配の方は、黒髪でずっと過ごしてきた時間が長いですから、そもそも髪の毛を違う色に染めるということ自体に抵抗がある人もいます。
年を取れば、白髪がはえるようになりますから白髪染めをして、黒髪にすることが髪を染めることの基本だと思っている方が多いですからそれ以外の髪色にするのは考えられないという人が多いのです。
髪の毛を染めると髪も痛みますしできれば、茶髪系にするよりもずっと黒髪のままで仕事をすることがベターでしょう。
現在は、そもそも保育園児達のママさん達の多くが、子供の頃や若い時から髪の毛を茶髪や他の色に染めていた経験があるので保育士さんが黒髪から茶髪くらいのヘアカラーであればクレームが入ったり目立ちすぎているということはないでしょう。
ただし、社会人である以上は髪色はほどほどにすることが大切です。
特に、保育士さんの1年めであればなるべく黒髪のままで居たり、あまり明るめのヘアカラーをしないことをおすすめします。
髪色が明るすぎるとクレームの可能性
昔と比べて、今の保育園児達のママは個性を大切にしている方が多く価値観の違いにも寛容です。
それは、テレビからの情報が主だった時代に比べて、現在はTwitterやInstagram・You TubeなどのSNSの発達で、よりたくさんの情報をインプットできるようになりました。
それにより、自分が好きな芸能人のことはもちろん、色々な芸能人さん達の情報もインプットする機会が増えて、例えば髪の毛を染めている方もたくさん目にすることができます。
なので、たくさんの芸能人や自分たちの周りの人がヘアカラーをしていることで、髪を染めるという行為が当たり前の状況になってきたわけなんですね。
日本人は、周りの人と同じような行動をとりがちですから、みんながしていることには安心感を持ちます。
保育士さんの場合は、保育園によって髪の毛を染めることに関してルールが違いますがOKなところが多いでしょう。
ただし、あまりにも派手な色にしたり髪色が明るすぎると他の、保育士さん仲間や園長から注意されたり、保護者さんからクレームが入ると恐れがあるので気をつけましょう。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士のあるあるって何?日々のよくある出来事について解説
保育士の髪色が分からないならほかの保育士を参考に
特に、保育士さんとして働きだして間もない頃は、例え、ヘアカラーがOKな園であっても黒髪で働いていた方が無難です。
他の先輩保育士さんや、同僚が黒髪の方が多かったら、髪は黒い方が印象が良いと思ってあえて染めていない場合もあります。
自分だけ、茶髪に染めたりすると新人で仕事も一人前でもない癖に、生意気だと思われて嫌悪感を抱かれる恐れもあります。
なので、どんな髪色がベストなのか分からないのなら他の保育士さんをよく観察して合わせるようにすることが大切です。
ヘアカラーがOKな保育園であっても、園長先生に髪の毛は黒髪のままが良いのかしっかりと確認を取るようにした方が後々、トラブルを避ける為にも良いでしょう。
自分が保護者の立場になって考えよう!
保育園児達の、お母さんの中には髪の毛を染めている人も居るでしょう。
保護者も髪の毛を染めることには抵抗が無く、保育園もヘアカラーに関して特に決まり事が無い場合もありますが、明らかに黒髪のままで居る方が真面目な印象を受けますよね。
子供の登園やお迎えの時は全ての保育園児達の、ママの一人一人と保育士さんは会話はできません。
自分が受け持つ、園児達のクラスの保護者さんがメインですよね。
会話したことがある、ママさん達であれば真面目に仕事をしていると感じて貰えますが、話したことがないお母さん方は、外見で保育士さんの印象を判断するしかありません。
なので、茶髪にしたことによりチャラい印象を与えてしまう恐れもあるでしょう。
自分が保護者の立場になって、考えて見ることが大切です。
仕事をする以上主役は自分ではなく子ども
保育士さんは、園児やママさん達から先生と呼ばれる職業です。
しかし、先生と呼ばれるからと言っておごり高ぶることは違いますよね。
仕事をする以上は、お預かりする子供や保護者の気持ちを第一に考えなければいけません。
髪の毛を染めて、オシャレをすることも女性として大切だと思いますが、保育園では子どもが主役ですから目立ちすぎることは良くないです。
保育士が黒髪にする場合は転職活動や実習中
保育士さんとして、保育園に就職する前には専門学校に通って最寄りの園に実習に行くことがありますよね。
実習先の保育士さんが、ヘアカラーをしているからといって、こちらも髪色を変えていくのは印象が良くありません。
実習先として、仕事を学びに行くのですから髪の毛の色を気にするのは真面目にやる気があるのかと勘違いされる恐れもあるでしょう。
黒髪ですと、真面目さや真剣さが伝わりやすいですから転職活動中や実習中は髪の毛を染めないほうが無難です。
できるだけ、相手にとって良い印象を持たれるように髪の毛の色や身だしなみに気をつけましょう。
保育士の髪色のまとめ
保育士さんの髪色を黒髪から染めるのは、就職する保育園によって大丈夫な場合とダメな場合と分かれています。
ヘアカラーOKな園は、保護者さん達が髪の毛を染めることに抵抗が無い世代だったり、園長先生の心が広いところが多いです。
あまり茶髪や明るめの髪色に染めると、黒髪よりかは真面目な印象を受け辛いでしょう。
転職活動中や実習中の場合は、特に髪を染めることで不真面目に思われたりやる気が感じられないと誤解されることに繋がるので気をつけましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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