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2026.01.05

2026.02.06

小規模保育園とは?働くメリットや働きにくいと感じるときの対処法も紹介

日々の業務に追われず、子どもたち一人ひとりとじっくり向き合いたいと考えていませんか?
大規模な保育園での勤務経験がある方ほど、少人数制の保育環境に魅力を感じるかもしれません。
小規模保育園は、家庭的な雰囲気の中で丁寧な保育ができる職場として注目されています。

本記事では、小規模保育園の特徴や働くメリット、デメリットを解説します。
転職後に後悔しないためのポイントや、向いている人の特徴もお伝えしますので、参考にしてください。

小規模保育園とは

小規模保育園は、地域の子育て支援ニーズに応えるために設けられた、少人数制の認可保育事業です。
一般的な保育園とは異なり、預かる子どもの年齢や人数に制限があるため、保育士にとっても働き方に大きな特徴があります。

それぞれの特徴を理解し、希望する働き方と合致するか確認してみましょう。

  • 定員6〜19名の認可保育事業
  • A型とB型とC型の違い
  • 認可保育園(大規模園)との比較

詳しく解説します。

参考資料:こども家庭庁「小規模保育に関すること」
参考資料:認定こども園、小規模保育事業等、企業主導型保育事業 – 大阪府

定員6〜19名の認可保育事業

小規模保育園とは、原則として0歳から2歳児を対象とした、定員6名から19名以下の少人数で行う認可保育事業です。
待機児童問題の解消を目的として2015年にスタートした制度で、都市部の駅近や住宅街のマンション内など利便性の高い場所に多く設置されています。

認可保育園の一種であるため、国が定めた基準を満たした環境で運営されており、保育料も認可園と同様に自治体の基準に基づいて決定されます。
少人数であることから、職員の配置基準も手厚く設定されており、家庭に近い落ち着いた環境で保育を提供できるのが最大の特徴です。

A型とB型とC型の違い

小規模保育園は、職員の資格要件や配置基準によって、以下に分類されています。

A型職員全員が保育士資格を持つ必要があり、従来の認可保育園に近い基準で運営される
B型職員の半数以上が保育士資格を持っていればよく、残りの職員も所定の研修を受けた人が配置される
C型家庭的保育者(保育ママ)が中心となって保育を行うタイプで、定員も6名から10名以下とさらに少人数に設定されている

転職を考える際は、応募する園がどの型に該当するかを確認しておくと、働く環境や同僚の専門性をイメージしやすくなります。

認可保育園(大規模園)との比較

一般的な認可保育園と小規模保育園の大きな違いは、対象年齢と定員数、そして保育環境の広さにあります。
一般的な認可保育園(大規模園)は定員20名以上(多くは60名以上)で運営されています。

対して小規模園は、原則として0歳から2歳児のみが対象です。
ただし、2023年4月より、定員の空き状況等に応じて3歳以上の受け入れも柔軟に対応可能となりました。
運動会や発表会といった大規模な行事が少なく、日常の保育そのものに時間を割けるのが特徴です。

施設設備に関しても、小規模園は園庭の設置義務がなく、代わりに近隣の公園を代替場所として利用することが認められています。

小規模保育園に向いている人の特徴

小規模保育園は独特の環境であるため、保育士によって向き不向きが分かれる傾向です。
自身の保育観やライフスタイルと照らしあわせることで、より満足度の高い転職が実現できます。

  • 乳児保育に強い関心がある
  • ワークライフバランスを優先したい
  • 子育て経験を活かして働きたい
  • ブランクから復帰したい

詳しく見ていきましょう。

乳児保育に強い関心がある

0歳から2歳という乳児期の子どもの成長に深く関わりたい人には、小規模保育園が最適な環境です。
この時期の子どもは、寝返りやハイハイ、はじめての言葉など、目覚ましい発達を見せてくれます。
小規模園では受け持ち人数が少ないため、一人ひとりの発達段階に応じたきめ細やかなサポートが可能です。

食事や排泄の自立に向けたトレーニングも、子どものペースにあわせてじっくりと進められます。
幼児期の集団行動を指導するよりも、乳児期特有の愛着形成や個々の生活リズムを大切にする保育にやりがいを感じる人には、適した職場といえるでしょう。

ワークライフバランスを優先したい

大規模な行事が少ないため、行事前の準備や練習に追われることがほとんどなく、残業や持ち帰り仕事が発生しにくい傾向にあります。
勤務時間内で業務を終えやすく、定時で退社する日も多いため、家庭との両立や趣味の時間を確保できます。

シフトの管理もしやすい園が多く、無理のない勤務体制が整っていることが一般的です。
心身ともに余裕を持って働き続けたい方にとって、この環境は大きな魅力となるはずです。

子育て経験を活かして働きたい

小規模園では家庭的な雰囲気を重視しているため、保育士としての専門知識に加え、親としての視点や経験が保護者支援に役立つ場面が多くあります。

とくに0歳から2歳児を持つ保護者は育児への不安を抱えやすいため、実体験に基づいたアドバイスや共感の言葉は大きな安心感を与えられます。
マニュアルどおりの対応だけでなく、生活に根ざした温かい関わりが求められる環境だからこそ、子育てで培ったスキルや感性を存分に発揮できるでしょう。

ブランクから復帰したい

大規模園のように大勢の子どもを一度に統率する必要がなく、落ち着いた環境で少しずつ保育の感覚を取り戻せます。
担当する子どもの人数が少ないため、安全管理の面でも目が届きやすく、心理的なプレッシャーが軽減される点もメリットです。

職員同士の距離も近く、困ったときにはすぐに相談できるアットホームな雰囲気の園が多いため、復職後の不安を解消しながら働けます。
無理なくキャリアを再開したい方に、おすすめの選択肢です。

保育士が小規模保育園で働くメリット

小規模保育園での勤務には、大規模園では得られない数々のメリットがあります。
働く環境や保育の内容が大きく異なるため、これまで感じていた負担が解消されることも少なくありません。

  • 子ども一人ひとりとじっくりかかわれる
  • 残業や持ち帰り仕事が少ない
  • アットホームな職場環境で働ける
  • 乳児保育のスキルを深められる
  • 駅近で通勤しやすい園が多い

それぞれ見ていきましょう。

子ども一人ひとりとじっくりかかわれる

小規模保育園の最大のメリットは、子ども一人ひとりに十分な時間をかけて向き合えることです。
定員が少ないため、1人の保育士が担当する子どもの数が限られており、個々の性格や好みを深く理解できます。

たとえば、着替えや食事の際も急かさずに見守れ、子どもが自分でできた瞬間の喜びを共有できるでしょう。
集団生活のルールを優先させる場面が少ないため、子どもの気持ちに寄り添った柔軟な対応が可能です。

残業や持ち帰り仕事が少ない

大規模な行事が少ない小規模保育園では、準備にかかる時間や手間が大幅に削減されるため、残業や持ち帰り仕事がほとんどありません。
運動会の衣装作りや発表会の大道具制作といった業務がなく、日々の保育記録や連絡帳の記入などが事務作業の中心となります。

これらは勤務時間内の空き時間で処理できることが多く、定時退社が基本となっている園も珍しくありません。
業務量が適正範囲に収まることで、疲労を溜め込むことなく翌日の保育に備えられます。

アットホームな職場環境で働ける

小規模保育園は、職員や子ども、保護者の距離が近く、まるで大きな家族のようなアットホームな雰囲気の中で働けます。
職員数が少ないため、情報の共有がスムーズに行われ、全員で全園児を見守る体制が自然と作られています。
クラス担任の枠を超えて協力し合う場面も多く、チームワークを感じながら仕事ができるでしょう。

保護者とも送迎時の会話などを通じて密な信頼関係を築きやすく、子どもの成長を共に喜べるパートナーとしての関係性が深まります。
大規模園のような組織的な堅苦しさが苦手な方にとって、居心地のよい職場となります。

乳児保育のスキルを深められる

0歳から2歳児に特化した小規模保育園で働くことで、乳児保育に関する高度な専門スキルを習得できます。
乳児期は月齢による発達の差が大きく、それぞれに適した関わり方や環境設定が求められます。

食事介助やおむつ交換、寝かしつけといった基本的なケアはもちろん、愛着形成を促すスキンシップや言葉かけなど、繊細な技術を実践の中で磨くことが可能です。
乳児特有の感染症やSIDS(乳幼児突然死症候群)対策などの、安全管理に関する知識も深まります。

駅近で通勤しやすい園が多い

小規模保育園の多くは、都市部の駅前ビルや商店街の中、マンションの一室などを利用して開設されています。
そのため、駅から徒歩圏内にあることが多く、通勤の利便性が高いのが特徴です。

毎日の通勤時間が短縮されれば、その分プライベートな時間を増やしたり、朝の時間に余裕を持ったりできます。
天候が悪い日でも通勤のストレスが少なく、仕事終わりの買い物や用事も済ませやすい立地は大きな魅力です。

保育士が小規模保育園で働くデメリット

多くのメリットがある一方で、小規模保育園ならではの難しさやデメリットも存在します。
入職後のミスマッチを防ぐためには、プラス面だけでなくマイナス面も理解しておくことが不可欠です。

  • 園庭がない施設が多い
  • 0〜2歳児以外の保育経験を積めない
  • 人間関係で行き詰まることがある

課題を把握し、許容できる範囲かどうかを事前に検討しましょう。

園庭がない施設が多い

多くの小規模保育園はビルやマンション内にあるため、自園に園庭を持っていないケースが一般的です。
そのため、外遊びをする際は近隣の公園まで散歩に出かける必要があります。
天候によっては外に出られない日が続くこともあり、室内遊びのバリエーションを工夫して運動量を確保しなければなりません。

移動中の交通安全には細心の注意が必要で、保育士にとっては緊張感のある時間となります。
夏場のプール遊びや運動会の練習場所の確保にも苦労することがあり、園庭がある環境での保育に慣れている方は、不便さを感じることがあるでしょう。

0〜2歳児以外の保育経験を積めない

小規模保育園は原則として2歳児クラスまでで卒園となるため、3歳児以上の幼児保育を経験する機会がほとんどありません。
幼児クラスでの集団遊びやルールのあるゲーム、就学に向けた生活習慣の指導といったスキルを身につけることは難しくなります。

もし将来的に大規模園や幼稚園への転職を考えた際、幼児の担任経験がないことがネックになる可能性も考えられます。
1つの園で子どもたちの成長を卒園まで長く見届けたいと考える人にとっては、2歳で別れが来てしまうことに寂しさや物足りなさを感じる場合があるかもしれません。

人間関係で行き詰まることがある

職員数が少ないことはアットホームな雰囲気につながる反面、人間関係が固定化しやすく、トラブルが起きた際に逃げ場がなくなるリスクもあります。
一度苦手な相手との関係が悪化すると、毎日顔をあわせることがストレスになり、業務に支障をきたす場合もあるでしょう。

異動できる系列園がない単独運営の園では、環境を変えるためには退職するしか選択肢がないこともあります。
少人数だからこそ、一人ひとりの相性やコミュニケーション能力がダイレクトに影響するため、密な関係性が苦手な人にとっては息苦しさを感じる原因になります。

関連記事:保育士は職場の人間関係に悩みやすい?対処法を解説

小規模保育園で働きにくいと感じるケース

実際に働き始めてから「自分には合わなかった」と感じるケースも少なからずあります。
どのような場面で働きにくさを感じるのかを知っておくことで、面接時の確認や心の準備に役立てられます。

  • 保育観が合わない職員がいる
  • シフトの融通が利かず休みが取れない
  • スペースの狭さにストレスを感じる

具体的な状況と、その対処法を見ていきましょう。

保育観が合わない職員がいる

少人数の職場では、職員一人ひとりの保育観が園全体の雰囲気に強く影響します。
もし自分と合わない保育観を持つ職員や、影響力の強い職員がいる場合、自分の理想とする保育ができずにストレスを感じることも。

たとえば、自分は「子どもの主体性を大切にしたい」と考えていても、ほかの職員が「一斉行動を重視する」タイプだと、意見が対立しやすくなります。
人数が少ない分、意見の相違が目立ちやすく、多数派の意見にあわせざるを得ない状況になりがちです。

シフトの融通が利かず休みが取れない

基本的に残業や持ち帰り仕事が少なく、ワークライフバランスを取りやすいのが小規模保育園のメリットです。
とはいえ、少人数で運営しているため、急な欠員が出た際に心理的なプレッシャーを感じるケースがあります。

職員1人が抜けた際の影響が大規模園よりも大きくなりやすく、「周りに迷惑をかけてしまう」と気を使ってしまう場面があるかもしれません。
有給休暇の取得も、ほかの職員との調整が必要で気を使ってしまうケースが見られます。

スペースの狭さにストレスを感じる

マンションの一室などを利用している園では、保育室やスタッフルームのスペースが限られていることが多々あります。
狭い空間で一日中過ごすことに閉塞感を覚えたり、休憩時間に1人になれる場所がなくリラックスできなかったりすることがストレスになる人もいます。

収納スペースが少ないため、保育教材や書類の整理整頓に苦労することもあるでしょう。
雨の日などで外に出られないときは、室内での活動範囲がさらに制限され、子どもたちのエネルギーを発散させるのに苦労します。

まとめ:小規模保育園のメリットを生かした転職を

自分に合った小規模保育園を見つけるためには、求人票だけでは分からない現場のリアルな情報を知ることが近道です。

保育のせかい」は、保育園の経営者が監修しており、アドバイザーの多くも保育士有資格者です。
業界の事情に精通したスタッフが、信頼できる情報に基づいてあなたのキャリア作りを支援します。

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この記事の監修者

監修者の写真

森 大輔(Mori Daisuke)

保育のせかい 代表

《資格》

保育士、幼稚園教諭、訪問介護員

《経歴》

2017年 保育のせかい 創業。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

>>プロフィールはこちら

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