保育士として面接を受ける際、最後に質問はありませんかと聞かれることがよくあります。
全ての求職者が企業側から、聞かれているわけではありませんが、逆質問される人は少なくないでしょう。
思考停止状態で答えたり、どうでも良いと思ってしまったりするのは止めたほうが良いです。
求職者の熱意や関心度をアピールするチャンスになるからです。
逆質問に対してどのような受け答え方をするのかで、面接官に与える印象が大きく変わります。
求職者のなかには、地雷を踏んでしまわないように何を意識するべきなのかや、どのような発言をするべきなのかを気にする人もいるのではないでしょうか。
今回は、保育士の面接で質問はありませんかと言われたら、どうするべきなのかや、逆質問で大切なコトをお伝えしていきます。
Contents
保育士の面接で質問はありませんかと言われたら?
保育士の面接で、質問はありませんかと聞かれるケースは、面接の終わりがけが多いものですが、スムーズなコミュニケーションを図るためには事前対策が重要です。
何の準備をしないまま面接に臨むと、急に逆質問を聞かれた時にアドリブでの対応になってしまいます。
面接対策を徹底している人と、何も準備せずに面接に臨む人とでは対応力で差がついてしまうので、事前準備はした方が良いです。
アドリブが上手い人もなかにはいますが、言わなくていいことを伝えてしまったり、上手く対応できなかったりして面接での印象を悪化させてしまう人のほうが多いでしょう。
労働は人生の多くの時間を占めるので、せっかくのチャンスを無駄にしないようにしなければいけません。
相互理解が深まっていないと、働き出しても不満が続出して長続きしないことに繋がります。
職場側は求職者の熱意や関心度を測る意図がある
面接官が質問はありませんかと尋ねる理由には、求職者の熱意や関心度を測りたいという意図があります。
例えば、求職者がどれだけ職場に興味を持っているかを測ったり、コミュニケーション能力や主体性を知るなどの目的があります。
保育士として働くうえで、園との相性や業務内容への理解が重要であるため、逆質問を通じて職場への志望度や準備状況を確認したいと考えているのですね。
働き始めてからのミスマッチを防ぐためにも、事前に疑問点や不安を解消しておくことが重要です。
保育士という職業は、職場ごとに保育方針や環境が異なるため、応募者がどれだけその園について調べているかや、本気で働きたいと思っているかを知るための機会となります。
面接官に好印象を与えられるように意識しよう
逆質問では、自分自身の働きたい意欲や熱意を伝えることが大切です。
注意点として、職場のホームページの閲覧や少し調べればわかる内容、待遇面ばかり聞くことは避けましょう。
職場側からは熱意よりも、条件重視と思われてしまう可能性があるので、好印象に繋がりにくいです。
例えば、園独自の具体的な取り組みに関してや、前向きな質問、自分自身のスキルや経験と関連づけた質問などが、面接官に好印象を与えられる可能性があります。
保育士の面接で、何か質問はありませんかという逆質問では、具体的かつポジティブな内容を選ぶことが重要です。
逆質問が評価に繋がるポイント
逆質問には、自分自身の価値観や志望動機を深めて伝える効果があります。
具体的には、下記のポイントを意識すると評価につながりやすくなります。
・ポジティブで前向きな内容を選ぶ
・具体的な答えが必要な内容にする
・事前準備を徹底する
・簡潔かつ明確に伝える
応募先の職場に対してのリサーチを入念に行い、その上で具体的な疑問点を洗い出しておくことが重要です。
保育士の面接に関連する記事はこちら⇒転職の面接対策しないのは危険?ボロボロにならないための対策と注意点
保育士の面接で質問はありませんかと言われたら無くてもいい?
保育士の面接で質問はありませんかと言われたら、全く無いですと発言するのだけは避けた方が良いです。
求職者のなかには、逆質問をすることで面接官が色々と考えなければいけなくなったり、手間をかけさせたりしてしまうかもしれないと気を遣って何も言わない方が良いのではと考える人もいるかもしれません。
職場側としては、求職者とのミスマッチを防ぎたいと思うものです。
相互理解が深まっていなければ、双方で理想や期待していたものと違うと感じてしまいます。
その結果、働き出しても職場側と求職者の想いや意見が合わずに短期離職に繋がってしまいます。
せっかく採用しても、すぐに辞められると教育にかかる人件費が無駄になってしまうわけです。
職場側は求職者が気を遣って、逆質問の時間をとらないのはもったいない、もっと相互理解を深めて気持ち良く面接を進めていきたいと考えるはずです。
応募者の想いや熱意をハッキリ伝えるためにも、保育士の面接で質問はありませんかと言われたら、素直にいくつかの質問を投げかけるようにしましょう。
保育士の面接で質問はありませんかの逆質問で大切なコト
保育士の面接で質問はありませんかと聞かれる場面は、求職者にとって自分をアピールできるチャンスになります。
質問にどのような対応をするかで、面接官に与える印象が大きく変わります。
逆質問は応募者がどれだけ職場について調べているかや、本気で働きたいと思っているかを知るための機会になりますから、下記のことを意識することが大切です。
保育士の面接で質問はありませんかの逆質問で、大切なコトをお伝えしていきます。
ネガティブな内容は避ける
逆質問ではポジティブな内容を中心にすることが重要です。
ネガティブな内容を言ってしまうと、面接官から熱意や興味がないと判断されてしまい、気分を害する可能性があります。
例えば、インターネット上で見た口コミについてなど、直接的な批判につながりそうな話題はNGです。
問題点ばかり探るような内容も避けた方が良いでしょう。
労働条件について集中的に聞かない
働くなら絶対に避けて通れない話題が労働条件ですよね。
労働条件は待遇に関してしつこく聞いてしまうと、ネガティブな印象を与えてしまうので注意が必要です。
できれば、労働条件や待遇面の内容は、最終面接など適切なタイミングで聞くようにしましょう。
調べれば分かることは言わない
保育士の面接で、質問はありませんかと聞かれたら、調べれば分かる内容は言わない方が良いです。
例えば、園のホームページや求人情報で簡単に分かることを聞くと、準備不足と思われてしまう恐れがあるでしょう。
適切な逆質問によって、志望度や熱意を伝えられるだけではなく、働きたい職場への理解も深まり、面接官に好印象を与え、採用へ一歩近づくことができます。
一方で、不適切な内容や準備不足によって、印象を悪くしてしまうリスクもあるため注意が必要です。
まとめ
面接で面接官が逆質問をするのは、単なる形式的な質問ではなく、求職者の意欲や適性を測る重要な判断材料になります。
保育士として面接で質問はありませんかと聞かれた際には、チャンスと捉えましょう。
面倒くさがったり、人見知りをしたりして、特にありませんと発言してしまうのはもったいないです。
逆質問によって、自分自身の熱意や働きたい理由を伝えられるだけではなく、園との相性も確認できます。
上記でお伝えしてきたポイントを押さえれば、面接官から高評価を得られる可能性が高まるでしょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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