毎月の誕生会は、子どもたちの成長を祝う大切な行事ですが、準備に追われる保育士の先生も多いのではないでしょうか?
とくに10月は、運動会などの大きな行事と重なりがちです。
しかし、10月は「秋」や「ハロウィン」と魅力的なテーマがあり、これらを活用すれば準備の負担を減らしつつ、心に残る特別な会を演出できます。
本記事では、10月の誕生会を企画する際のポイントと、簡単にできて盛り上がる出し物のアイデア5つを解説します。
ぜひ10月の誕生会で、子どもたちの笑顔あふれる時間を作ってください。
Contents
10月の誕生会を企画するときのポイント3つ
10月の誕生会は、秋ならではの魅力を生かすことで特別なイベントになります。
運動会やハロウィンなど行事が重なる時期だからこそ、効率的な準備と季節感あふれる演出が大切です。
以下3つを押さえて、思い出に残る誕生会を企画しましょう。
- 秋の豊かな自然を取り入れる
- ハロウィンイベントと組み合わせる
- 準備の負担を減らし保育士も楽しむ
これらのポイントを意識することで、限られた時間でも充実した誕生会が実現できます。
秋の豊かな自然を取り入れる
どんぐりや松ぼっくり、色とりどりの落ち葉など、10月は自然の素材が多く見つかる季節です。
これらを活用すれば、購入費用をかけずに温かみのある飾り付けができます。
子どもたちと一緒に散歩しながら集めた材料は、そのまま誕生会の装飾になり、集めた自然素材は誕生日の冠作りや会場の飾り付けに使えます。
さつまいもや栗、柿などの秋の味覚をモチーフにした工作も人気です。
自然物に触れることで、子どもたちの五感が刺激され、季節の移り変わりを体感できます。
身近な自然を活用することで、予算を抑えながらも質の高い誕生会が実現します。
ハロウィンイベントと組み合わせる
オレンジと黒の装飾やかぼちゃのモチーフなど、ハロウィンの要素は10月の誕生会でも活躍します。
一度の準備で2つのイベントを楽しめるため、保育士の負担が軽くなります。
おばけやかぼちゃのキャラクターは、子どもたちにとって親しみやすく、誕生会を盛り上げられるでしょう。
仮装を取り入れれば、誕生日の子どもが主役として目立つ演出も可能です。
ハロウィンの「トリックオアトリート」を誕生日プレゼント渡しに応用するなど、アイデア次第で楽しみ方が広がります。
日本の秋祭りの要素と西洋のハロウィン文化を融合させることで、オリジナリティあふれる誕生会になります。
準備の負担を減らし保育士も楽しむ
誕生会の準備に追われて疲れ切ってしまっては、当日の進行にも影響が出ます。
役割分担を明確にし、前年度の資料や先輩保育士の経験を参考にすることで、準備時間を短縮して負担軽減が可能です。
保育士自身が楽しめる余裕を持つことが、子どもたちの笑顔につながります。
シンプルな出し物でも、保育士の表情や声のトーンが明るければ、子どもたちは十分に楽しめます。
完璧を求めすぎず、「みんなで一緒に楽しむ」という気持ちを大切にしましょう。
準備段階から子どもたちを巻き込むことで、当日までのワクワク感も共有できます。
簡単にできる!10月の誕生会で盛り上がる出し物5選
限られた準備時間でも、工夫次第で子どもたちが夢中になる出し物は作れます。
10月ならではの季節感を生かしながら、年齢に応じて楽しめる内容を選ぶことが肝心です。
以下5つの出し物を参考に、園の状況に合わせてアレンジしてください。
- ハロウィンがテーマのパネルシアター
- 秋らしいペープサートやタオルシアター
- 子どもが主役の参加型ゲーム
- 準備なしでできる即興ゲーム
- 定番の歌と手遊び
これらの出し物を組み合わせることで、メリハリのある楽しい誕生会が演出できます。
ハロウィンがテーマのパネルシアター
ハロウィンをテーマにしたパネルシアターは、10月の誕生会で人気の出し物です。
愉快なおばけたちが登場するストーリーは、怖がりな子どもでも安心して楽しめます。
フェルト素材で作った人形を使えば、繰り返し使用でき、毎年活躍するでしょう。
誕生日の子どもをストーリーの主人公にする演出で、特別感の演出も可能です。
「○○ちゃんがおばけマンションに招待されました」という導入から始めれば、全員の注目が集まります。
おばけたちが誕生日の歌を歌うシーンを入れることで、ハロウィンと誕生会が自然に融合します。
秋らしいペープサートやタオルシアター
「大きなさつまいも」の物語は、秋の定番として多くの園で愛されています。
みんなで力を合わせて引っ張る場面では、誕生日の子どもがリーダーとなって全員を導きます。
割り箸と画用紙で作るペープサートなら、簡単に準備ができて繰り返し使用可能です。
タオルを使った「どんぐりころころ」の表現遊びも人気です。
タオルを丸めてどんぐりに見立て、歌に合わせて動かすだけで、子どもたちは大喜びします。
茶色や緑のタオルを使えば、より秋らしい雰囲気が演出できます。
子どもが主役の参加型ゲーム
子どもたちが受け身で見るだけでなく、自ら参加できるゲームを取り入れると、会場に一体感が生まれます。
たとえば、園内に隠されたかぼちゃの絵を探す「かぼちゃ探しゲーム」は、宝探しのような感覚で楽しめるでしょう。
また、PEテープをクモの巣のように張り巡らせてくぐり抜ける「クモの巣くぐり」は、スリル満点で体を思い切り動かせます。
これらのゲームは、ルールを簡単にすれば乳児クラスでも楽しめます。
安全に配慮しながら、子どもたちが思いきり楽しめる参加型のゲームを企画してください。
準備なしでできる即興ゲーム
忙しくて出し物の準備に時間をかけられないときでも、即興でできるゲームを知っておくと安心です。
たとえば、「私は誰でしょうクイズ」は、特別な道具がなくてもすぐに始められます。
保育士がハロウィンに登場するおばけや魔女になりきってヒントを出し、子どもたちにあててもらうクイズです。
保育士が仮装の一部を変えて「どこが変わったでしょう?」と問いかける「間違い探しゲーム」も、準備いらずで盛り上がります。
これらのゲームは、子どもたちの観察力や思考力を養うことにもつながります。
準備がなくても保育士の演技力とアイデア次第で、子どもたちを笑顔にできます。
いざというときのために、いくつかレパートリーを持っておくとよいでしょう。
定番の歌と手遊び
「どんぐりころころ」や「まつぼっくり」などの秋の童謡は、誕生会の定番曲です。
歌詞を少しアレンジして、誕生日の子どもの名前を入れると特別感が増します。
また、手遊びを加えることで、0歳児から参加できる内容になります。
「おばけなんてないさ」は、ハロウィンシーズンにぴったりの楽しい歌です。
歌いながら体を動かすことで、緊張していた子どもたちもリラックスできます。
最後は誕生日の歌で締めくくり、みんなでお祝いの気持ちを表現します。
歌や手遊びは、誕生会の雰囲気作りに欠かせません。
保育士が楽しそうに歌う姿を見て、子どもたちも自然と笑顔になります。
まとめ:10月の誕生会を子どもたちの最高の笑顔で飾ろう
子どもたちの最高の笑顔は、先生自身の楽しむ心から生まれます。
日々の業務に追われず、心に余裕を持って保育に向き合える環境で働くことは大切です。
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この記事の監修者

森 大輔(Mori Daisuke)
保育のせかい 代表
《資格》
保育士、幼稚園教諭、訪問介護員
《経歴》
2017年 保育のせかい 創業。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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