保育園は子育てや共働きで忙しいママや、パパの心のよりどころと言える存在です。
多くのママやパパは、子どもを日中の間預けられることは知っているものですが、保育園によっては一時預かりも可能なことをご存知でしょうか。
保護者によっては、子どもを一時預かりしてもらう場合、通園組みと一緒になるのかや、どのような仕組みなのかを気になる人もいるのではないでしょうか。
通園組みと比べて、大幅に異なる保育活動だったりすると不安になりそうですよね。
通園組みとの集団生活をすることになると、衛生面に不安を抱えるママやパパも出てくるかもしれません。
今回は、保育園の一時預かりは通園組みと一緒なのかや、必要な持ち物や料金などについてお伝えしていきます。
Contents
保育園の一時預かりは通園組みと一緒?
保育園の一時預かりは、定期的に入園契約を結んでいる通園組みと同じ環境で過ごします。
園の基本方針や保育プログラムは変わらないため、日常保育と同様に遊びや食事やおひるねなどを体験できます。
そのため、保育園で過ごす雰囲気を気軽に試しやすいです。
遊びの内容や給食メニューも基本的には通園組みと同じものを提供するため、初めての預かりでも安心して預けられます。
事前準備をしっかり行うようにすると、保育園の一時預かりを初めて利用する保護者の方も子どもも、ストレスなく過ごせるようになりやすいです。
基本的な保育内容は同じ
一時預かり利用中も、通園組みと同様に、朝の会や自由遊び、保育プログラムを行うので、基本的な保育内容は同じです。
園によっては一時預かり専用のクラスを設けて、同じ年齢の通園組みがいるクラスに合流させる場合もあります。
給食は園児と一緒に食べるため集団食事の体験となり、食事マナーの習得にもつながります。
給食やおやつ提供も原則同じメニューで用意され、園生活の一日をそのまま体験できるのが特徴です。
利用時間や頻度に違いがある
一時預かりは通園組みと異なり、時間単位や日単位で予約を入れる形です。
通園組の子ども達の場合は、保育時間が1日8時間程度の利用を想定しています。
一時預かりは、時間単位や日単位での申請になるところが多いため、月間の利用上限は自治体や園によって時間や日数が決められているケースもあります。
子どもを預けるママやパパが、忙しい時にスポット的に活用できるのが一時預かりの大きな魅力です。
繁忙期や春休み、夏休み期間中は予約が集中しやすく、希望日に予約が取れない場合もあるので注意が必要です。
持ち物や手続きが異なる場合がある
一時預かりを利用する際は事前に面談を行い、子どもを預けるために色々な手続きが必要になります。
持ち物リストは通園組みとほぼ同じですが、短時間利用の場合でもおむつや着替え、タオル、連絡帳、給食セットなどを揃える必要があります。
保育園によっては、一時預かり専用の持ち物を提供してもらえるところもあるでしょう。
面談では子どもの体調面や好き嫌い、家庭での過ごし方などを保育士と共有して、安心して預けられる環境を整えます。
集団生活への適応に個人差が出やすい
通園組みは毎日同じ先生や同じ友だちと過ごすことで安心感がありますが、一時預かりは訪れるたびに周囲の顔ぶれが変わるため、子どもによっては緊張するはずです。
初めて利用する園では、緊張や不安から食事が進まなかったり、泣き出したりするケースもあるでしょう。
集団生活への適応に個人差が出やすいです。
トラブルを避けるためには、子どもを短時間だけ預けて慣れさせたり、一時預かり専用の連絡帳を活用して保育士との情報共有を密にしたりすることが重要です。
保育園の一時預かりの料金相場
保育園の一時預かりは、育児休業中のリフレッシュや急な外せない用事のために、子どもを数時間から半日程度預けられるサービスです。
子育てのさまざまな事情に合わせて、必要なときだけ子どもを預けられる保育園の一時預かりは、多忙な保護者にとって心強い味方になるはずです。
保育園によっては、初回利用時には面談や園見学を行うようにしているところもあります。
一時預かりの料金は、自治体や保育施設の種類、地域によって差があるので、同じではありません。
料金相場ですと、認可保育園で1時間あたりの利用料は500円位、1日の利用で2000円~5000円位です。
認可外保育園の一時預かりの料金相場はもう少し高い傾向があります。
キャンセル料の有無や締め切り時間も園によって異なるため、申請時に確認して把握しておきましょう。
保育園の一時預かりで必要な持ち物
保育園の一時預かりで必要な持ち物をお伝えしていきます。
着替え一式
一時預かりで多いトラブルが、子どもの思わぬ汚れや汗などによる着替え不足です。
赤ちゃんや幼児は着替えの頻度が高いため、上下の衣類はそれぞれ最低でも2セット位を用意しましょう。
季節に合わせた肌着や靴下も予備を一組用意しておくと良いですね。
着替え一式を準備する場合、ポイントは動きやすさと通気性です。
衣服には洗濯機でも落ちにくい名前タグを縫い付けるか、アイロンを使用してシールで名前をつけておくと、保育園で他の子どもと混ざる心配が軽減されます。
おむつやおしりふき
おむつは1回の利用で想定する枚数よりも余裕をもって持参しましょう。
おむつは一時預かりの利用時間に合わせて必要枚数を計算しますが、昼食やお昼寝後などタイミングが読めないため、追加の1~2枚あると安心です。
おしりふきは外出用ケースに入れると持ち運びがしやすく、バッグの中で乾燥しづらくなります。
保育園によってはブランド指定や、サイズ指定されているところもあるため、登録時に確認を忘れずに行ってください。
食事用エプロンやタオル
給食や離乳食の提供がある場合は、食事用エプロンを用意しておくと安心です。
エプロンを着用していると、着ている服を汚さず食べこぼしをキャッチしやすく、お手入れも簡単です。
給食後の口元や手を拭くために、ハンドタオルサイズの小さめタオルを数枚用意すると良いでしょう。
水筒やコップ
子どもの脱水を防ぐため、保育園ではこまめな水分補給は大切です。
水筒は保冷保温機能付きのステンレス製を選ぶと、冷たい飲み物やお湯を適温で保てるため便利です。
保育園によっては、コップが用意されているところもあるでしょう。
保育園に置いてあるコップを使用する場合、子どもが混同しないように名前シールを貼り付けておくと良いかもしれません。
まとめ
保育園の一時預かりは、育休復帰前の時間や急な用事に役立つサービスですが、安心して子どもを預けるためには事前準備が欠かせません。
保育園側の指示や子どもの年齢、生活リズムに応じて必要なものを追加していけば、初めての一時預かりでもスムーズに預けることが可能になります。
初回利用時には、園側がチェックする持ち物リストを元に着替えや、食事用具などをダブルチェックして、当日のトラブルを避けましょう。
着替え一式は動きやすく名前が消えにくい工夫を行い、おむつやおしりふきは利用時間に余裕をもって枚数を確保すると安心です。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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