長い人生、1つの会社だけで定年まで勤めあげる人もいれば、転職する人もいるものです。
今の時代は、転職市場も活発化していますから、他社へ転職する人もたくさんいます。
転職理由は、人それぞれポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあるでしょう。
気をつけたいのが、転職面接を気楽に考えすぎていて、不採用になってしまったという失敗談を、他人事として考えることです。
自分だけは大丈夫だろうと安易に考えていると、転職する機会があって転職面接の時に、判断ミスをしたり足をすくわれたりするかもしれません。
求職者は転職面接を楽観的に構えて、失敗してしまわないように気をつけてください。
今回は、転職面接を気楽に考えすぎて準備不足で失敗した、あるある体験談10選をお伝えしていきます。
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転職面接を気楽に考えすぎて準備不足で失敗したあるある体験談10選
学生時代であれば、学校の先生や周りの生徒、大人達から注意してもらえる環境で生活できますが、社会人になったらみんな自分のことで精一杯ですから、自力で何でも解決していかなければいけません。
注意してくれる人も少なくなったり、人によっては全くいないという状況に置かれるケースもあるでしょう。
自己管理ができない社会人は、色々と苦労することが多くなってきます。
転職をする際にも、自己管理能力の高さは重要になってくるので、普段からテキパキと動けるようにしておくことが大切です。
人生の多くの時間を仕事に費やすことになりますから、転職面接に失敗した人の体験談を反面教師として活かしてみてください。
転職面接を気楽に考えすぎて準備不足で失敗した、あるある体験談10選を紹介していきます。
想定外の質問で頭が真っ白になった
転職面接では、自己紹介や志望動機といった基本的な質問以外にも、企業ごとに工夫を凝らした想定外の質問が飛んでくることが珍しくありません。
ある面接者は、事前に模擬面接や過去の質問集で準備していた内容とは全く異なっていたので、ビックリしたそうです。
その場で答えを考えようとした結果、頭が真っ白になり、しどろもどろになってしまったという体験談がありました。
気楽な気持ちでぶっつけ本番に臨んだ結果、こうした質問にうまく答えられず、面接の雰囲気を悪くしてしまった求職者もいるでしょう。
気楽に臨めば大丈夫だと安易に考えて準備を怠ると、面接の場で自分の魅力を十分に伝えられず、後悔することになりかねません。
企業研究不足で的外れな回答をした
例えば、公式サイトを流し読みしただけの知識で答えてしまうと、熱意や理解度の低さがすぐに見抜かれてしまうことになるケースもあるでしょう。
ある応募者は、公式サイトをざっと見ただけの知識で面接に臨み、面接官からの質問に対して、職場のサービスに興味がありますと答えたそうです。
実際には、サービスは数年前に終了していたそうで赤っ恥をかいてしまったそうです。
できれば、企業研究だけではなく、働きたい職場の社長についても調べておくと良いでしょう。
面接官が社長だった時に、社長の名前すら知らずに答えられなかったことで、気まずい雰囲気になってしまう可能性もあります。
企業研究は、志望度や入社後の活躍イメージを伝えるためにも不可欠です。
志望動機が浅くて熱意が伝わらない
転職面接は気楽にと考えてしまうと、志望動機もつい表面的な内容で済ませてしまいがちです。
良くありがちな書き方が、志望動機を大企業だからとか、安定しているからといった表面的な理由だけで済ませてしまい、熱意が伝わらないことです。
ある応募者は、気楽に考えていたら、面接で志望動機を深掘りされて何も答えられなくなったそうです。
熱意や本気度が伝わらないと、他の応募者との差別化ができず、結果的に選考で不利になってしまいます。
面接官は志望動機から応募者の本気度や理解度を見極めています。
気楽な気持ちで準備を怠ると、志望動機が浅くなってしまい、面接官から本当にうちの会社で働きたいのかという疑問を持たれかねません。
実際に、志望動機が弱いと感じられると、他の応募者との差別化ができず、不採用につながるケースがあります。
服装や身だしなみで失敗した
転職面接はカジュアルでも大丈夫だと気楽に考えてしまい、服装や身だしなみに気を配らずに面接に臨んでしまうと、第一印象で損をすることがあります。
最近では、オンライン面接も普及していますが、清潔感やTPOに合った服装は重要です。
例えば、スーツのしわやネクタイの曲がり、髪型の乱れなど、細かな点が意外と見られていると思っていたほうが良いでしょう。
ある50代の面接者は、面接当日になってようやくスーツを自宅のクローゼットから探したそうです。
長年、放置していたので、しわがたくさん入っていたそうですが、そこまで気を使わなくても大丈夫だろうと判断してしまったそうです。
面接の場に着ていったところ、面接官から嫌な顔をされたという体験談がありました。
面接官は応募者の社会人としての基本的なマナーや、会社の一員としてふさわしいかどうかを服装や身だしなみからも判断しています。
時間管理ミスで遅刻寸前だった
時間管理ミスで遅刻寸前だった面接当日の時間管理も、気楽に考えすぎて失敗しやすいポイントです。
求職者によっては、もう少し早めに自宅を出発していれば、道に迷ったり、交通機関の遅延に巻き込まれてギリギリ到着する状況を避けられたのに、という人もいるのではないしょうか。
オンライン面接でも、開始直前にパソコンを立ち上げたらアップデートが始まってしまい、ログインが遅れてしまったというケースも珍しくありません。
ある面接者は、面接会場までの道に迷ってしまい、ギリギリに到着してしまって、落ち着いて面接に臨めなかったそうです。
面接官からも、余裕の無さを見抜かれてしまい、採用になっても遅刻の常習者になるのではと言われてしまってショックだったそうです。
時間に余裕を持って行動することは、社会人としての基本であり、面接官にもその姿勢が伝わります。
遅刻していないから大丈夫だろうという思考は、社会人として生活していくうえでは危険です。
ビジネスの場面で、業務やお客様との商談時に遅刻するような人は、信用されにくくなります。
マナーや言葉遣いが悪いと指摘された
面接を気楽に捉えすぎてしまうと、つい普段の自分のままで受け答えしてしまいがちです。
例えば、マナーや言葉遣いに無頓着になってしまい、面接官からマイナス評価を受けたり、面接室に入る際にノックを忘れてしまったり、椅子に座るタイミングを間違えてしまったりなどです。
人によっては、友人と話すようなフランクな口調で、受け答えをしてしまったりする場合もあるかもしれません。
ある面接者は、面接官に対しての言葉遣いが悪くて、面接後に社会人としてのマナーがなっていないと指摘されたそうです。
第三者から客観的な指摘を受けたことで、社会人としての言動や立ち居振る舞いが相応しくないと気づけたのは、ある意味とてもありがたいと言えるのかもしれません。
今後、別の職場での転職面接の時は、同じ失敗をしないように気をつけられるからです。
面接官は短い時間で応募者の人柄や常識を見抜こうとしていますので、基本マナーや丁寧な言葉遣いは、どんなに気楽に臨む場合でも最低限守るべきポイントです。
緊張しないつもりが逆に焦ってしまった
転職面接を気楽にと意識しすぎて、逆に本番で緊張が高まってしまう人も少なくありません。
事前準備が不十分なまま面接に臨むと、何とかなるだろうと思っていたのに、いざ質問されると頭が真っ白になり、焦りが増してしまう傾向があります。
実際に面接会場に入った瞬間、想像以上に緊張してしまったという体験談もよく耳にします。
人によっては、緊張するとハッキリと伝えたいことを話せる方もいるようですが、ほとんどの人は言いたいことがあまり言えなくなるものです。
ある30代の面接者は、うまく答えられなかったらどうしようといった不安が一気に押し寄せて、頭が真っ白になってしまったそうです。
緊張しないようにしていたけれど、面接官が複数いて、予想外の質問をされたことで、焦ってしまい声が上ずったり、言葉に詰まったりしてしまって印象を悪くしたという体験談がありました。
適度な緊張感は大切ですが、転職面接を気楽に考え過ぎていたり、舐めていたりすると本番で緊張感が襲ってきた問に、焦ってしまい上手く対応できなくなる恐れがあります。
事前準備を抜かりなく行い、面接当日はリラックスできる環境下で心を落ち着かせてから、面接の場所に向かうようにしましょう。
質問の準備不足で沈黙ばかりだった
面接でよくある質問に対する答えを準備せずに臨むと、本番で志望動機や自己PRなどの定番質問をされた際に、言葉に詰まってしまうことがあります。
志望動機や自己PR、前職での経験などは、必ずと言っていいほど聞かれる定番の質問でしょう。
ライバルになる他の応募者が、スラスラと志望動機や自己PRを答えていたら、沈黙ばかりになった人は当然、不利になってしまいます。
40代で未経験の職業の転職面接に臨んだ人がいました。
仕事内容がイマイチ把握できず、未経験の職業なのでどのような質問が投げかけられるのか、予想がつかなくて、本番で面接官からの質問に上手く答えられず沈黙ばかりだったそうです。
準備不足による沈黙や的外れな回答が続くと、面接全体の印象が悪くなってしまいます。
しっかりと質問への回答を準備し、ポイントを整理しておくことが重要です。
前職の悪口をうっかり話してしまった
面接官が親しみやすい雰囲気を作ってくれると、つい気が緩み、前職や元上司の悪口を話してしまうケースも少なくありません。
例えば、前の会社は人間関係が最悪だった、上司が理不尽だったなど、ネガティブな話題を口にしてしまうと、面接官からは新しい職場でも、同じように不満を言うのではないかと思われる可能性があります。
ある面接者は、転職面接の場で前職の悪口をうっかり話してしまい、面接官の表情がこわばったそうです。
結局のところ、不採用になった理由は明らかにされませんでしたが、ネガティブな発言をしたことが原因だったんじゃないかと思っているのだとか。
前職の不満やネガティブな体験を話す場合でも、学びや前向きな転職理由に言い換える工夫が必要です。
面接後のフォローを忘れて印象ダウンさせた
面接が終わると、気楽になってホッと一息つきたくなるのは当然ですが、ここで気を抜いてしまい、面接後のフォローアップを忘れてしまう人もいます。
フォローアップは、お礼のメールや連絡などです。
面接後のフォローアップメールは、面接官に好印象を残す重要な手段ですし、他の応募者との差別化にもつながります。
ある応募者は、面接後のフォローを行い、選考をできるだけ有利に進めたいと思っていたそうです。
具体的には、面接中に伝えきれなかった熱意や、補足したい内容をメールで伝えようと思っていたけれど、忘れてしまい結果的に印象ダウンにつながっているのではと後悔したそうです。
面接が終わった後も、最後まで気を抜かず、丁寧な対応を心がけましょう。
まとめ
転職面接を気楽に考えすぎて準備不足で失敗した、あるある体験談10選をお伝えしてきました。
転職面接を気楽に考えすぎてしまうと、さまざまな失敗を招くリスクが高まります。
面接を成功させるためには、最後まで気を抜かずに適度な緊張感と、しっかりとした事前準備を欠かさないことが大切です。
最低限のマナーや準備を怠らず、面接官への印象や自分の強みを整理して臨むようにしましょう。
転職面接は、自分をアピールする大事な場所ですが、第一印象や信頼感を損ねてしまうと、面接官から一緒に働きたいと思えるような人材ではないと判断されがちです。
事前にしっかりと対策を行うことで、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。
失敗談から学び、同じミスを繰り返さないようにすることが大切です。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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