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2023.01.24

2023.04.06

保育士は独学で合格できる?難しさや何カ月かかるのかを解説!

保育士 独学

保育士を志したい人の中には、学校に通ったりせずに独学で勉強して国家試験の合格を目指している人もいます。

もちろん保育士資格は、国家試験なので難しいのですが最難関とまではいきません。

独学で一生懸命に勉強して国家試験に合格する人もたくさんいます。

1人で黙々と保育に関する知識やスキルを、身につけていかないといけないのでモチベーションの維持や、自己管理力が求められ簡単ではないでしょう。

学校で保育の勉強を習っている人でも、実際の保育現場で求められる保育業務と違いがあるので独学だから不利と言うこともないです。

今回は、保育士は独学で合格できるのかや、国家試験の難易度などについて解説していきます。

そもそも保育士は独学で合格できるの?

子ども達の成長と共に関わることができる保育士は、年々、人気が高くなっている傾向があります。

人気の職業は競争率が高くなるので、保育士は飽和状態なのではと思っている人は多いのではないでしょうか。

全国的には、待機児童問題や保育士不足により、むしろ保育士として働く人が少ないのが現状です。

保育士は、保育士資格という国家資格を取得する必要があり受験資格があれば年齢制限は基本的にはありません。

筆記試験・実技試験の両方に合格して国家資格を取得し、保育士登録を行うことで保育士の仕事ができます。

多くの人は、保育士資格の取得方法として、保育に関する知識やスキルを学べる学校に通うことを選択しますが、独学でも十分、目指すことが可能です。

基本的に、年齢制限がないので育児が一段落した主婦や、社会人として別の業界で働いていた人が保育業界に飛び込むなど幅広い世代の方達が目指しています。

保育士になるためには?

保育士として働きたい方の中には、学校に通ったり独学で保育に関する知識やスキルの習得を目指すなど、それぞれ学ぶ過程に違いがあります。

独学の場合は、保育士試験に合格して国家資格の取得が必要ですが保育士養成校の卒業者は、きちんと卒業までに単位を取得すれば保育士資格が貰えます。

保育士試験に合格

保育士になるために、あえて保育士関連の学校に通わず通信講座や独学で勉強して保育士試験の合格を目指す方がいます。

人によっては、学習方法で1年以内に保育士試験に受かっている方もいますし、独学で学ぶのであればテキスト代と受験費用だけで基本的には済むので、コストがあまりかかりません。

また通信講座で、保育に関する知識やスキルを学ぶ人でも講座の受講料と受験費用で済みますので、学校に通う人よりかは保育士になるまでの過程の費用を抑えることができます。

保育士試験は、保育士不足や保育施設の減少などの影響で2016年から試験回数が1年間に2回、前期・後期で行われるようになりました。

そのため、保育士を目指す人のチャンスも増え、1度保育士試験に不合格になったとしてもまた頑張ろうと再チャレンジしている人もたくさんいます。

保育士関連の学校を卒業する

高校卒業後に保育士を目指すために進学や、ある程度、学校で学ぶための費用を工面できる方は、保育士関連の学校を卒業する方法を取っています。

保育士関連の学校は、厚生労働大臣指定の「保育士を養成する学校その他の施設」にあたり、「専門学校・短大・大学」などがあります。

保育に関する知識やスキルを学ぶ期間は、専門学校=2年以上、短期大学=2年間、4年制大学=4年間となっており、卒業と同時に保育士資格が取得でき、実技試験の実習をカバーできるため、独学者よりも保育士になるためのハードルは低いでしょう。

ただし、学校に通っている間に、しっかりと勉強して単位を取得し続けなければ卒業する時に、保育士資格を取得することはできません。

 

保育士に関連する記事はこちら⇒保育士の魅力って何?働く楽しさについて解説!

独学をおすすめする理由

厚生労働大臣指定の「保育士を養成する学校その他の施設」に、通いながら保育士資格の取得を目指す人達よりかは、独学で勉強をしていく人達の方が自己管理力が求められたり、目標達成までの道のりの大変さはあるでしょう。

しかしながら、独学で保育士資格に合格して、晴れて保育業界に携わっている人達も、世の中にはたくさんいます。

1人で黙々と勉強することが得意、好きな人や強い意志がある人は向いているかもしれません。

独学をおすすめする理由として、以下のようなことがあります。

費用が抑えられる

独学で、保育士資格の取得を目指す利点は費用が抑えられることです。

厚生労働大臣指定の「保育士を養成する学校その他の施設」に通うとなると、毎月の授業料、交通費、色々な雑費などけっこうなお金がかかってきます。

その点、独学者は参考書を購入して勉強したり、今の時代、You TubeとかSNSで保育士資格関連の動画を無料視聴しながら勉強ができるので、学校に通う人達よりも費用を抑えられます。

思い立ったらすぐに、保育の知識やスキルを学ぶための勉強に取り掛かることもできますよね。

マイペースに勉強できる

保育に関する勉強をする際に、独学をおすすめする理由としてマイペースに勉強できるので、自分で勉強量を調整したり目標設定を自由に定めることができます。

学校に通っていると、単位を取得するための勉強を一生懸命にしなければいけませんし、課題に追われたりして自分の好きなように勉強はし辛いでしょう。

マイペースに勉強できるようになると、保育に関しての勉強で○○を重点的に学びたい、○○の部分が苦手意識があるのでたくさん復習しようとか自分なりに工夫もしやすくなります。

独学をおすすめできない理由

保育士資格を取得することは、国家資格の合格率が2割~3割位ですのでそんなに簡単ではありません。

ですので、生半可な気持ちで保育に関する知識やスキルを勉強してしまうと、試験が不合格になってしまう恐れがあります。

また、独学の方が学校に通うよりも、保育士試験の合格のハードルは高くなってしまいますから、しっかりと勉強を継続していくことが大切です。

独学で勉強をしようという決意をするのは簡単ですが、以下のようなおすすめできない理由もあるので、自分は1人で勉強できるのかできないのか見極めてトライしましょう。

モチベーションの管理が難しい

学校に通っている人は、自分と同じように保育士を志している仲間がいるので、勉強意欲を保ちやすいです。

しかしながら、1人で保育に関する知識やスキルを勉強していると、孤独感がでたり寂しくなってモチベーションの管理が難しくなってしまいがちです。

ほとんどの人は学校に通っている

独学者は、保育の勉強をしてわからないことがあっても、周囲に同じ保育の道を志している仲間が居ない場合が多いので、周りの人に相談しにくい状況です。

保育に関しての新しい情報とかも、自分でインプットしていく必要があるので独学で勉強していくのは大変です。

独学ですと、実技試験の対策を行うのも難しくなってしまいます。

ですので、ほとんどの人は保育に関する知識やスキルの習得を目指して学校に通っているのです。

独学で保育士の勉強をするなら何時間必要?

保育士試験の合格を独学で目指すのであれば、だいたいの勉強時間を把握しておくのも大切です。

そうすることで、試験日から逆算して、いつから勉強を頑張れば良いのか考えやすくなりますし、合格へ近づきやすくなります。

一般的には、保育士試験を受験するとしたら、勉強時間は「100時間~180時間」は必要だと言われています。

一日2時間、勉強できれば2ヶ月~3ヶ月で保育士試験に合格できる可能性があるという感じです。

保育士独学のまとめ

保育士になるためには、保育士試験に合格し国家資格を手に入れて、保育士登録を行う必要があります。

ルートは、厚生労働大臣指定の「保育士を養成する学校その他の施設」に通ったり、独学で目指すことも可能です。

学校に通う人、独学で頑張る人、それぞれメリットデメリットに違いがあるので、自分はどちらが向いているのか見極めて勉強に取り掛かることが大切です。


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔 

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有(保育士試験は独学で取得!)2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

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