人によっては、日頃からマスクを着ける習慣がある人もいます。
風邪や病気じゃなくても、ファッション感覚だったり、他人の目を避けるために着けたり、感染症予防のためだったり、理由は人それぞれ違います。
なかには、就職活動や転職活動中にマスクを着用している人もいるので、外出先や街中では見慣れた光景です。
企業の面接を控えている求職者のなかには、マスクを着用するべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
周りの人達に迷惑をかけないようにするためにも、あらかじめ理解を深めておいた方が安心です。
今回は、面接はマスク外して受けるべきなのかや、判断基準やNGな着用例をお伝えしていきます。
Contents
面接はマスクを外して受けるべき?
面接時にマスクを外すか否かは企業や状況によって異なります。
多くの場合、感染症対策としてマスク着用が許容されていますが、一部の企業では表情確認やコミュニケーション重視の観点から、外すことを求められる場合もあるでしょう。
視野を広げて見ると、厚生労働省は2023年以降、マスクの着用を個人の判断が基本とし、本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないように伝えています。
そのため、現在の面接ではマスクを外しても基本的に問題ありません。
面接においてもマスクを着用するかどうかは、基本的に個人の判断に委ねられています。
実際に企業の対応も様々で、主に以下のパターンに分かれています。
・求職者の判断にゆだねる
・面接前に連絡して着用をお願いする
・面接前には伝えずに着用している応募者に面接時に取ってもらう
心配な人は決まったルールがなくて職場ごとに違いがあるので、面接前に確認することが最も確実な方法です。
オンライン面接でのマスク着用の有無
オンライン面接は対面よりも話し声が聞こえにくくなる場合がありますし、画面越しでは表情や声が伝わりづらいため、顔全体を見せることが重要です。
オンライン面接の場合はマスクは着用せずに、顔出しで行った方が良いでしょう。
ただし、自宅以外の場所でオンライン面接を受けたり、体調不良になったりする状況になる人もいるはずです。
周りを見渡してみて、マスクをせざるを得ない場合は、事前に事情を説明してから着用する選択肢も考えられます。
面接でマスクを着用するのは不利になる?
マスクを着用して面接を受けることが評価に不利になるかどうかは、一概には言えません。
デメリットとなるのは、マスクを着用すると表情が伝わりにくくなる、声がこもって聞き取りにくくなるなどが考えられます。
笑顔や熱意が見えにくいため、暗い印象を与える可能性もあるでしょう。
マスク着用で面接を受ける場合は、不利な印象を与えないよう声の大きさや、話し方を工夫することが大切です。
緊張して早口になってしまう時もあるはずです。
マスク着用でさらに聞き取りづらくなるため、落ち着いてゆっくり喋るように心がけましょう。
マスクをテーブルの上に置きっぱなしにするのは、見栄えや衛生上良くないので止めたほうが良いです。
着用するなら鼻出しは避けよう
面接でマスクを着用する場合、鼻出しマスクは避けた方が良いでしょう。
鼻出しマスクは、感染予防の効果が大幅に低下しますし、マナーやルールを軽視しているという印象を与えかねません。
面接中にマスクがずれてきた場合は、さりげなく直すようにしましょう。
頻繁にマスクを触ると不潔な印象を与えるだけではなく、集中力が途切れているように見える可能性もあります。
マスクのNGな着用例
派手なデザインや柄物、黒色やロゴ入りなど派手なデザインは避けましょう。
不潔な印象やカジュアルさが強調されてしまいます。
愛用していても面接の場に持ち込むのは良くありません。
周りの人達は求職者が、大切に愛用していることは全く関係が無いですし、自分本位の人間だと思われてしまう恐れがあります。
汚れたマスクや使い古したマスクの着用もNGです。
使い捨ての場合は新しいものを使用し、布製の場合は清潔な状態で面接を受けたほうが良いです。
マスクは面接官の視線が集まりやすいため、清潔で新しいものを使用しましょう。
フェイスシールド
フェイスシールドは、主に感染症予防のために使われてきましたが、面接の場でも着用しても良いのか考える人もいるのではないでしょうか。
マスクのように素材が柔らかいものではないですし、見た目的にインパクトがあるので、人によっては驚かれる可能性が高いです。
フェイスシールドは、口元だけではなく目や鼻を覆う製品もあります。
一般的に透明なフェイスシールドは普及していますが、面接に着用するのはインパクトが強すぎるのでおすすめしません。
面接官から外すように促されたら、ポケットに入らず横に置いたり、バッグに収納したりする必要も考えなければいけないので、印象を悪くしてしまう可能性があるでしょう。
面接に関連する記事はこちら⇒面接で好印象な髪型の基本とは?男女別やNGなヘアスタイルを紹介
面接でマスク着用の判断基準は?
体調不良
風邪や体調不良の場合は、マスクを着用して面接に臨むのが適切です。
面接の冒頭で本日は体調不良のためマスクを着用させていただいておりますと、一言添えると丁寧です。
周囲への配慮として、体調が悪い時にマスクを着用しておくと、面接官や他の応募者から気遣いができる人だと思われやすくなります。
事前に面接官に伝えておくことで、マナー違反になりにくくなります。
咳がでている
咳が頻繁に出る場合も同様です。
咳による印象低下を防ぐためにも、事前連絡は大切ですので、咳や鼻水などの症状がある場合も、マスク着用した方が良いでしょう。
面接中に咳が出そうな場合は、マスクを着用することで面接官に対する配慮を示せます。
咳による印象低下を防ぐためにも、面接開始時に理由を簡潔に説明できるタイミングがあれば伝えておくと安心です。
業界の特性
応募する業界や企業の特性によっても、マスク着用の判断は変わってきます。
例えば、医療や介護、食品関連など感染対策が重視される業界では、マスク着用した方がポジティブに思われる場合もあります。
一部企業では採用担当者自身がマスクを外している場合もあり、そのような環境では求職者も外す方が自然です。
ただし、不安な場合は遠慮なく確認しましょう。
決まったルールがないからこそ、面接前に確認することが最も確実な方法です。
面接会場に入るまではマスクを着用し、面接開始時にマスクをこのまま着用していて大丈夫なのかを、確認するのが無難でしょう。
まとめ
面接におけるマスク着用は、現在では個人の判断に委ねられています。
自分の状況や応募先企業のことを考慮し、適切な判断をすることが大切です。
マスクを外す際の取り扱いにも注意が必要です。
マスクを外すよう指示された場合は、丁寧に取り外し、テーブルの上に置くのではなく、マスクケースやポケットにしまうようにしましょう。
清潔感ある身だしなみや聞き取りやすい話し方など、小さな配慮が大きな印象につながります。
マスク着用時にはコミュニケーション能力などを、面接官は見極めるのが難しくなる可能性があります。
自分自身の魅力を最大限伝えるためにも、大きな声量や目をしっかり開いて話すように意識するなど工夫しましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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