職場では自分以外にもたくさんの人達が働いています。
人それぞれライフスタイルや、仕事に必要な能力、スキルに違いがあるので全員が同じ仕事のクオリティ
を出せるとは限りません。
仕事がさばける人もいれば、パフォーマンスを発揮できていない人もいるものです。
人によっては仕事ができない人に対して、イライラする人もいるのではないでしょうか。
今回は、仕事ができない人に優しさは不必要なのかや、イライラする心理や態度に出すと損なことなどについてお伝えしていきます。
Contents
仕事ができない人にイライラする
職場で仕事ができないと感じる人に対して、イライラすることは多くの人が経験する悩みです。
特に自分が真剣に仕事に取り組んでいる時に、強く思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
なぜなら、仕事ができない人の行動や結果が、自分の業務やチーム全体の成果に影響を与える場合があるからです。
イライラの原因は人によって様々です。
例えば、なぜこんな簡単なこともできないのかと感じる場面では、自分の基準や価値観と相手の能力や考え方との違いが浮き彫りになります。
同僚や部下が何度も同じミスを繰り返したり、指示を理解せずに行動したりすると、毎回、ストレスを感じてしまうでしょう。
自分自身が多忙で余裕がない時には、他人のミスや遅れがより一層目立ち、苛立ちを増幅させる原因となります。
仕事ができない人に優しさは不必要?
優しさや思いやりは、職場環境を良好に保つために重要だと言えます。
しかし、優しさの形や程度は状況によって異なります。
例えば、仕事ができない人に対して、ずっと甘やかしていると、何の成長も見込めず職場のお荷物状態になってしまうかもしれません。
優しく接することは必ずしも、甘やかすことではありません。
相手の成長を促すためには。適切な指導やフィードバックが必要です。
その際に感情的になったり厳しく叱責したりすることは、逆効果になる場合があります。
仕事ができない人に対して、優しい対応をするのはケースバイケースが大切です。
仕事ができない人にイライラする心理
職場で仕事ができない人にイライラしてしまうのは、多くの人が経験する感情です。
例えば、自分は努力しているのに、他人が同じように努力していないと感じると、フラストレーションが溜まる人は多いでしょう。
相手に期待している分、裏切られたときにストレスを感じたり、不公平感からイライラが生まれます。
責任感が強い人や、周囲の期待に応えようとする真面目な、性格の人に多く見られます。
仕事に対する姿勢や価値観が異なると、相手の行動に対して強い不満を感じがちです。
例えば、自分は全力で取り組んでいるのに、相手が怠けているように見える場合、もっと真剣にやれば良いのにと思うなどです。
価値観のズレは職場での摩擦を生む大きな原因になります。
仕事に関連する記事はこちら⇒保育士はメンタルやられる?有効な対処法や心の悩みについての注意点
仕事ができない人に共通する特徴
仕事ができない人に共通する特徴をお伝えしていきます。
報連相ができない
報告・連絡・相談ができない人は、情報共有が不十分でチームの連携が取れません。
問題が発生しても周囲に共有されず、トラブルが放置されて、大きな問題へ発展することがあります。
仕事ができない人によっては、自分に自信がなくてどうせ言っても解決しないと思い込んでいたり、
適切なタイミングや方法で、情報を共有するスキルが欠けていたりする場合もあるでしょう。
タスク管理ができない
タスク管理能力は複数の業務を、効率よく進めるために必要不可欠なスキルです。
タスク管理が苦手な人は、締め切りを守れなかったり、優先順位をつけられなかったりします。
例えば、重要な会議の準備が遅れたり、クライアントへの納品が遅れたりなどです。
スケジュール管理が甘いため、期限内に業務を完了させることが難しいです。
日々の業務計画を立てず、その場しのぎで対応するため、生産性が低下します。
同じミスを繰り返す
失敗から学ばず同じミスを繰り返す人は、成長意欲や反省力が欠けている場合があります。
同じミスを何度も繰り返すと、周囲の士気に悪影響を与えたり、信頼を失い業務効率の低下を招いたりします。
仕事ができない人は、失敗した原因を深く考えず、次はなんとかなるだろうと楽観的に考えてしまいがちなので、周囲をイライラさせやすいです。
作業の優先順位付けが下手
優先順位付けとは、限られた時間内で最大限の成果を出すために必要なスキルです。
重要なタスクとそうでないタスクの区別がつかない人は、効率的に仕事を進められません。
緊急度や重要度を判断する能力が低いからです。
優先順位付けができない人は、何から手をつければ良いかわからない状態に陥りやすいです。
例えば、緊急性の低いタスクに時間を費やし、重要な締め切りを逃すことがあります。
仕事量が多い中で適切に優先順位をつけられないと、生産性だけでなくチーム全体にも、悪影響を及ぼします。
仕事ができない人にイライラする人は自己満足に注意
他人の欠点にイライラするのは、自分が完璧であると感じているからかもしれません。
このくらいは当然できるべきだという考え方は、自分自身の基準であり、相手には当てはまらない場合もあります。
仕事ができない人へのイライラは、自分自身の価値観や完璧主義から来ることも多いですが、自己満足に陥ると、他人の成長を妨げる原因となるので注意が必要です。
自分の基準を他人に押し付けすぎると、相手だけではなく自分自身も疲弊してしまいます。
相手のできない部分ばかりを見ると不満ばかり募ります。
逆に、その人のできる部分や得意分野を見ることで、新たな気づきを得られる可能性もあるはずです。
仕事ができない人にイライラする人は態度に出すと損
イライラした態度や言葉は、一時的には気持ちが晴れるかもしれません。
しかし、それによって自分自身にもデメリットがあります。
・職場環境への悪影響
怒りや不満を直接ぶつけることで、職場全体の雰囲気が悪化したり、ハラスメントと見なされたりするリスクもあります。
特にチームワーク重視の職場では、このような態度は協調性欠如とみなされ、生産性低下に繋がります。
また、ハラスメントとして捉えられるリスクもあるでしょう。
・信頼関係へのダメージ
感情的になった結果、短気、攻撃的という印象を周囲に与えてしまう可能性があります。
一度失った信頼関係は取り戻すまで時間と労力が必要です。
・問題解決にならない
怒りや不満だけでは根本的な問題解決には至りません。
冷静になってどうすれば改善できるかや、サポート方法について考える方が効果的です。
イライラを感じた時は、一度深呼吸をしてから話すようにして、冷静な対応を心掛けましょう。
まとめ
仕事のできない人へのイライラは自然な感情ですが、あまり感情的にならず、ずっと引きずらないことが大切です。
職場環境や個々の能力差、自分自身の価値観など、多角的に状況を見ることで冷静さと寛容さを保ちましょう。
自分自身も成長する機会として捉えることで、人間関係だけではなく、職場全体の雰囲気の改善にも繋がります。
イライラの感情を引きずらず、前向きな行動に繋がるように意識してみてください。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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