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一般的には、保育士になるために保育士資格という合格率20%台の、国家資格が必要なことは知られています。
保育業界では、働き方が多様化しており、正社員だけではなく非正規社員としても働ける職場が増えています。
正職員は保育士資格が必要になりますが、非正規社員であれば無資格でも働けるところもあるのです。
保育業界に興味がある人は、無資格で保育園や保育施設でどのような働き方ができるのか、気になる人もいるのではないでしょうか。
今回は、保育士のバイトで資格なしの職種は何なのかや、ピアノスキルや働き方などについてお伝えしていきます。
Contents
保育士のバイトで資格なしの職種は何？
保育園や保育施設で、アルバイトを考えているなら非正規雇用になります。
非正規社員の働き方は、無資格で保育業務に関われるため、国家資格を必要としません。
ワークライフバランスを調整しやすいので、柔軟な働き方が可能です。
保育士のバイトで資格なしで働けるのは、「保育補助」という職種です。
保育補助とは、名前の通り保育士のサポートがメイン業務になります。
クラス担任になったり、率先して園児達の生活サポートや見守りを行ったりはできません。
保育士のバイトで資格なしで働ける保育補助は、給料面や待遇は国家資格が必要な正社員の保育士と比べて、どうしても劣ってしまいます。
正社員であれば、職場によって違いはありますが、ボーナスが数ヶ月分でるところが、保育補助ですと寸志程度、あるいは全く支給されないケースもあります。
勤務時間は融通がききやすいので、短時間労働をしたり、働く日数を相談したりして、ワークライフバランスが調整しやすい点が魅力です。
保育士のバイトで資格なしの職種は保育士資格の取得に有利？
保育士のバイトで資格がない場合でも、保育補助として働けます。
資格なしでできる保育士のバイトは、実際の保育現場での経験を積めるため、資格取得に有利です。
実務経験を積み、子どもの成長や保育に関する知識を深められます。
例えば、下記のようなことが挙げられます。
子どもの発達理解
子どもの成長過程や発達段階についての理解が深まります。
保育技術
おむつ替えや食事のサポート、遊びの提供など、実際の保育技術を学べます。
コミュニケーション能力
園児や保護者、他の保育士とのコミュニケーションスキルが向上します。
無資格であっても、保育士のアシスタントや保育補助として働くことで、将来的に保育士資格を取得する上で有利に働く可能性があります。
資格取得後の就職活動においても、実務経験として評価されることが多く、保育士としてのキャリア形成に役立てられるでしょう。
資格なしの保育士に関連する記事はこちら⇒保育士は未経験の30代でも目指せる？年齢制限に関してや注意点について
保育士のバイトで資格なしの仕事はピアノスキル必須？
保育士のバイトで資格がない場合、ピアノスキルは必須ではありません。
ただし、ピアノが弾けることはプラスとなります。
例えば、下記のような場面でピアノが活躍します。
・歌やダンスの伴奏
子ども達と一緒に歌ったり踊ったりする際に、ピアノの伴奏があると盛り上がります。
・音楽活動
音楽を通じて子どもの感性を育む活動において、ピアノが役立ちます。
ピアノが弾けると、歌やリズム遊びの時間に活躍できるため、保育の場で役立ちます。
しかし、ピアノが弾けない場合でも、他の役割を担うことができ、保育士資格試験では音楽以外の科目を選択することも可能です。
ピアノが弾けない場合、他の楽器を使ったり、音楽CDを活用したりすることで、音楽を取り入れた保育活動は可能です。
保育士資格試験の実技試験では、音楽以外の造形や言語表現を選択することもできるため、ピアノスキルがなくても資格取得の道は開かれています。
保育士のバイトで資格なしの仕事の役割
保育士バイトの役割は、乳児クラスや幼児クラスにおいても異なります。
乳児クラス
乳児クラスでは、資格なしのバイトは主に保育士のサポートを行います。
おむつ替えやミルクの準備、睡眠時間の見守りなどです。
幼児クラス
幼児クラスでは子ども達の自立を促す活動が中心となります。
子ども達や保育士のサポート、教材の準備、清掃などを行うことが多いです。
保育の基本的な流れや子ども達の扱い方を学ぶことができ、保育士としての基礎スキルを、身につけることが可能です。
無資格であっても、保育補助者としてのポジションは、保育園や保育施設で広く求められており、園児達と関わる貴重な経験を積めます。
保育補助は保育士の指示のもとで、子ども達の日常生活のサポートや遊びの準備、食事の手伝いなど、保育園での基本的な業務を担当します。
保育士のバイトで資格なしの仕事でスキルUPを目指すのもあり
保育士のバイトで資格がない場合でも、保育補助として働くことでスキルアップを目指せます。
現場での経験は、保育士としての専門知識や技術を深めるだけではありません。
コミュニケーション能力や問題解決能力など、職場で求められる多くのスキルを磨く機会となります。
資格取得に向けてや、子ども達との関わりを深めたいと考えている人々にとって、保育士のバイトは貴重な経験となるでしょう。
無資格で保育士バイトをする際には、保育園や施設によって求められる役割や業務が異なります。
応募前に仕事内容を確認することが重要です。
保育士バイトの勤務形態は多様ですので、フルタイムやパートタイム、短期間の仕事など、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
大学生や専門学校生、子育て経験のある人々にとっては、柔軟な勤務形態が提供されているケースが多いでしょう。
学業や家庭生活と両立しながら、保育現場での経験を積み、将来的に保育士としてのキャリアを築くための基盤を作れます。
保育補助の仕事も子どもの命を守るという責任感を持とう
保育士のサポート業務なので、簡単にできるだろうとは思わないほうが良いです。
子どもの命を守るという責任は、正社員、非正規社員の職員に差はなく平等にあります。
そのため、保育補助の仕事であっても、責任感を持つことが大切です。
職場によっては、保育士が忙しくて手が回らない時に、保育補助の職員が正社員の保育士が行っている内容と、同じような生活サポートを子ども達に提供する場合もあります。
保育補助の仕事だからといって、手を抜いたり雑にしたりするのは良くありません。
子どもを預けているママやパパにとっては、内情を知らない限り働いている職員の誰が正社員で、誰が非正規社員なのかはわかりません。
両親は子どもの安全と、楽しく過ごせているのかを気にしていますから、正社員、非正規社員は関係無いのです。
まとめ
保育士としてのバイト経験は、将来的に保育士資格を取得する上で有利に働く可能性があります。
無資格であっても、保育士のアシスタントや保育補助として働くことで、実際の保育現場での経験を積めるからです。
この経験は資格取得後の就職活動で、実務経験として面接官から認められる可能性があるため、保育士としてのキャリア形成に役立つはずです。
保育士を目指している人のなかには、国家資格の取得が難しいと感じている人もいるでしょう。
まずは、資格なしで働けるアルバイトなど非正規社員として働きながら、勉強をしたり向き不向きを考えたりしてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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