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2024.09.23

保育士の不適切な保育とは?子どもへの影響や問題の発言・行動

子ども達の安全と健康を守っていくはずの保育士が、不適切な保育をしている問題が起きています。

職場によっては、保育士の不適切な保育問題が起きて、ニュースなどのメディアで報道されているところもあるのが現状です。

表面化しているのは一部で、実態はまだバレていない保育士もいるかもしれません。

保育士のなかには、しつけと混同していて悪気なく、不適切な保育に繋がっている恐れもあります。

今回は、保育士の不適切な保育に関してや、子どもへの影響や問題の発言・行動などについてお伝えしていきます。

保育士の不適切な保育とは?

保育士が子どもへのかかわり方を適切に、行っていない事例が報告されることで、保育の質に対する疑問が問題視されています。

不適切な保育によって、子どもや保護者を傷つけることになり、最悪の場合は問題となった職場がニュースなどのメディアで報道されてしまいます。

なぜ、不適切な保育が起きてしまうのかと言いますと、保育士の専門的な知識や経験の不足、または個人の価値観や偏見が影響している場合があるでしょう。

子どもに対する不適切な保育を防ぐためには、働きやすい職場環境を整え、保育の質を高めて子どもたちが安心して過ごせる環境を作らなければいけません。

そのうえで、子どもたちの健康と成長を支えるために、不適切な保育に対する正しい理解と対策が不可欠です。

不適切な保育問題が起きていない職場でも、今後、絶対に保育士が子どもに対する問題発言や、問題行動をしない保証はどこにもありません。

ある日をさかいに、保育士の不適切な保育が、表面化してしまう可能性もゼロではないのです。

職場側は保育士の働きやすい環境作りが、不適切な保育を減少させる鍵となります。

保育士の不適切な保育問題が騒がれる理由

保育士の不適切な保育問題が、騒がれる理由をお伝えしていきます。

保育士が子どもへのかかわり方が適切かどうかわかっていない

保育士が子どもへのかかわり方を適切に理解していない場合、不適切な保育が発生することがあります。

不適切な保育の問題は、子ども達の心身の発達に重大な影響を及ぼす可能性があり、心を閉ざしてしまうきっかけや、保育士に懐かなくなるかもしれません。

例えば、子どもの行動や感情を理解せずに一方的に指導することや、子どもの個性や状況を無視した対応が問題となります。

子どもが大きなストレスを感じたり、自己肯定感が低下したりに繋がる恐れがあるでしょう。

職場環境の問題

保育士の職場環境も不適切な保育の原因となることがあります。

例えば、人手不足や働き過ぎ、職場内の人間関係の問題などにより、保育士の精神的・身体的な健康に影響を与える恐れがあるでしょう。

職場で働く満足度やモチベーションを低下させ、結果として子ども達への対応が、疎かになりかねません。

保育園の指導方針が行き過ぎている場合も、不適切な保育を引き起こす要因となり得ます。

保育士の不適切な保育は多い?

あまりにも不適切な保育を、行っている保育園や保育施設が多ければ、連日、ニュースとして報じられるでしょうが、そこまで頻繁に報道されてはいません。

なかには、問題発言や問題発言をしている人を職場側が認識しておらず、バレていなくて保育士の不適切な保育が表面化していない可能性もあるでしょう。

保育士による不適切な保育がとても多い状況とは言えませんが、いまだにバレていなかったり、上手く隠蔽していたりするケースもあるはずです。

保育士一人ひとりが保育の質を低下させないように、真面目に働き問題発言や問題行動をしないという自覚も必要ですが、職場全体で防止に取り組む必要があります。

子どもを持つ両親としても、絶対に保育士が不適切な保育をしている職場は避けたいでしょう。

親目線では保育施設を選ぶ際に、子どものことを考えて可能であれば施設を見学し、保育士が他の保育者の子どもとどのように接しているのかや、施設の環境を確認することが重要です。

入園後は保育士との定期的なコミュニケーションを通じて、子どもの日常や変化について情報を共有し、信頼関係を築くことが大切です。

また、保育士との面談を通じて、子どもの様子や保育士の対応について話し合う機会を持つのも大切になってきます。

保育士の不適切な保育の子どもへの影響

不適切な保育は、子どもの心身に深刻な影響を与える可能性があります。

保育士の行動一つ一つが、子ども達の未来に大きな影響を与えるため、不適切な保育問題はとても重要です。

例えば、暴力を受けた子どもは、恐怖や不安を感じるだけではなく、自己肯定感が低下しやすくなったり、長期的なトラウマを引き起こしたりする恐れがあるでしょう。

身体的虐待や心理的虐待、ネグレクトなどが子どもの成長や発達に悪影響を及ぼし、将来的にもずっとネガティブな感情が頭の片隅に残っていくかもしれません。

大人になっても何かのきっかけで、保育園時代の嫌な想い出がフラッシュバックして、生きるのが苦しくなってしまう恐れもあります。

保育士の不適切な保育の問題発言について

保育士の不適切な発言は、子どもの心に深い傷を残すだけではなく、保育園の信頼性や保育士自身の人間性も疑われる恐れがあります。

例えば、暴言や差別的な言動は、子どもたちの心に傷を残し、保護者や社会からの信頼を失う原因となります。

保育士が子ども達に対して、ダメな子といった否定的な発言ばかりしていると、園児達は自分に自信を持てなくって、自尊心を傷つけ正しい価値観を育むうえでの障害になりかねません。

子ども達に対して、保育士が問題発言をすることで、将来的に人間関係や学業に悪影響を及ぼすことがあります。

保育士の不適切な保育の問題行動について

保育士の不適切な問題行動は、子ども達の安全と健康を脅かすだけではなく、信頼関係を損ない、園児達の心に深い傷を残すことがあります。

例えば、無視された子どもは孤独感を感じて、自分が価値のない存在だと思い込むかもしれません。

過度な罰を与えたり、身体的に危害を加えたりする行為も、保育士の不適切な問題行動に値します。

子どもを無視する行為や適切なケアを怠ることは、精神的に大きなストレスを与える行為として、認識されています。

保育士は、子ども達の模範になるべき存在ですし、適切な保育や行動をするべきです。

保育士の不適切な保育では子どもは懐いてくれない

子どものお手本となって、模範的な行動を保育士は求められるため、不適切な保育は子どもの心身や人格形成に悪影響を及ぼします。

例えば、保育士から悪口をいわれたり、無視をされたりすると子どもは懐いてくれなくなるかもしれません。

不適切な保育によって、子どもの心に深いダメージを与えることに繋がります。

子どもが保育士に懐いてくれなくなると、素直さが失われてきちんと言うことを聞いてくれなかったり、自分の心を閉ざしてしまったりで保育業務に支障をきたすでしょう。

不適切な保育は絶対にしないようにしなければいけませんが、バレなければ良いだろうという気持ちで、子どもに対して問題発言や問題行動を繰り返し、ニュースになっている事例もあります。

保育士の不適切な保育はしつけと違う

保育士による不適切な保育は、しつけとは根本的に異なります。

不適切な保育とは、子どもを身体的または心理的に脅かしたり傷つけたりする行為です。

例えば、子どもを長時間立たせる罰や、食事を与えないなどの行為は不適切な保育に該当します。

しつけは子どもの成長を、促すためのものであるべきですが、不適切な保育は子どもの成長を妨げるものです。

しつけは子どもの成長と発達を支えるための指導です。

園児の自尊心や自己肯定感を育むことを目的としています。

一方で、不適切な保育は子どもの心身に悪影響を及ぼし、時には虐待にもつながる行為です。

過度な罰や乱暴な言葉遣い、無視や差別的な扱いなどが不適切な問題発言、問題行動となります。

保育士による不適切な保育の影響で、子どもが自尊心や自己肯定感を損ない、時には虐待にも繋がる恐れがあるので、しつけと勘違いしないようにしなければいけません。

保育士の不適切な保育を無くすために大切なこと

保育士の不適切な保育を無くすために、大切なことをお伝えしていきます。

保護者との連携や絆を深める

保護者との信頼関係を築き、定期的なコミュニケーションを通じて子どもの状況を共有することが、不適切な保育を未然に防ぐ鍵となります。

保護者と保育士が、共に子どもの成長を温かく見守ってあげるべきですが、個人だけでなく、保育園全体での取り組みが必要です。

絆を深めるためには、ママやパパとの日常的なコミュニケーションを大切にして、保護者の意見や要望を、積極的に取り入れることが求められます。

保護者と思いやりのある、コミュニケーションを通じて、信頼関係の構築が大切です。

職場の労働環境を見直す

保育はチームワークが大切な仕事です。

職場の人達と協力し合い、お互いを支え合うことで、保育環境や保育の質の向上が期待できるでしょう。

職場の労働環境を見直して、保育士が適切な保育を提供できるような支援体制を整えるのも、不適切な保育を防ぐためには欠かせません。

例えば、労働環境の改善にはシフトの見直しや休憩時間の確保などを行うと、業務効率化やワークライフバランスの確保に繋がるはずです。

適切な労働環境が整っていないと、保育士のストレスが増して、不適切な保育が発生しやすくなります。

保育士の不適切な保育は職場の評判に影響する

保育園や保育施設では、何人もの保育士や職員が働いています。

1人ひとりの仕事ぶりが、職場の労働環境や評判に影響を及ぼしています。

そのため、誰か1人が不適切な保育をしていると、保護者や周囲の人達から、働いている全員が不適切な問題発言や問題行動をしていると疑われる恐れがあるでしょう。

その結果、職場の保育の質や評判の低下に繋がり、子どもを持つママやパパが預けたいと思わなくなって、利用者が激減してしまうかもしれません。

働いている保育士や職員も、仕事の満足度が下がって離職者が増えたり、求人募集の応募者が減ったりして、人手不足に陥ってしまう恐れもあります。

たった1人の保育士や職員の不適切な保育によって、職場全体に悪影響を及ぼすため注意が必要です。

保育士の不適切な保育現場を目撃したらどうする?

不適切な保育を目撃した場合、保育士はすぐに対応するべきです。

まずは、事実確認を行い、必要であれば職場の役職者や園長先生、適切な機関に報告することが求められます。

不適切な保育を防ぐためには、保育士自身の意識改革も必要です。

保育士が自分の行動を振り返り、不適切な保育を行ってしまったと自覚した場合は、改善に努めることが重要です。

定期的なミーティングや研修を通じて、保育士同士が情報を共有しあい、お互いに学び合う環境を整えるのも大切になってきます。

保育士としての責任とは、ただ子どもを見守ることだけではありません。

子ども達の心身の健康を守り、正しい価値観を身につけさせて、立派に成長していけるようにサポートしてあげることが大切です。

保育士一人ひとりが子ども達の命を守っている責任を自覚して、日々の保育業務を問題無く行うことが求められるでしょう。

まとめ

保育士による不適切な保育は、子どもの行動や感情を理解せずに一方的に指導したり、子どもの個性や状況を無視した対応をしたりなどが問題となります。


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

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