保育現場では女性が多く活躍しています。
女性の多くが普段から美容に力を入れているので、例えば肌が日に焼けないように、日焼け対策をする人もたくさんいます。
保育士をしている女性は、外で園児達と一緒に触れ合う時が多いため、日焼けしやすい職業と言えるでしょう。
肌が傷ついたり健康を損なったりしてしまうと、日常生活や仕事に支障をきたしてしまうので、日焼けには十分注意が必要です。
どのような日焼け対策が良いのか、悩んでいる保育士もいるのではないでしょうか。
今回は、保育士は日焼けするのかや、有効とNGな対策や日焼けした肌などについてお伝えしていきます。
Contents
保育士は日焼けする?
保育士は室内で子ども達と触れ合う時間も長いですが、外で一緒に活動する時もあるため日焼けする可能性があります。
女性であればほとんどの人が、日焼けはできればしたくないと思っているのではないでしょうか。
男性は少々、肌が日に焼けてもあまり気にしない人が多いですが、女性は色白の肌を好む傾向があるので、日焼けは避けたいと思う人が多いでしょう。
単に肌が日に焼けて色が黒くなるだけではなく、日焼けは紫外線の影響もあります。
紫外線は肌にとって良いものではないので、あまり浴びないようにした方が良いです。
直射日光が当たっているところは明るく暑くなっていき、当たっていないところは影になるので判別しやすいです。
しかし、紫外線は目に見えませんから、どのくらい浴びているのかわからない怖さもありますよね。
保育士が日焼けする理由
保育士は子ども達と一緒に屋外で過ごす時間が多いため、日焼けしやすい職業です。
子ども達と一緒に公園で遊んだり、散歩に出かけたり、運動会や遠足などのイベントを行ったりが多いです。
特に、夏場のプール遊びや遠足、運動会などのイベントでは、長時間紫外線を浴びることになります。
日焼けは単に肌が黒くなることだけではありません。
紫外線による影響で肌の老化、シミやシワの原因となり、最悪の場合は皮膚がんのリスクを高める恐れがあります。
保育士が日焼けする理由は、主に屋外での活動が多いためであり、特に春から夏にかけての紫外線が強い時期には、そのリスクは高まります。
保育士は日光や日焼けに弱い人は働けない?
人それぞれ体質や肌質に違いがありますから、敏感肌の人が直射日光に晒されるとすぐに赤く腫れてしまったり、肌が弱い人は日焼けをしやすかったりします。
保育士をしている人のなかにも、肌が日光や日焼けに弱い人も少なくありません。
肌が弱い人はそうではない人よりも、入念な日焼け対策は必要になりますが、保育士の仕事はできないというわけではありません。
本人が希望する職場との面談で、子ども達と一緒に過ごす時に外で活動する機会があるけれど、大丈夫なのか話し合ったうえで働くか働かないかを決めれば良いからです。
働き出す前に肌が弱い体質であることを、職場側に伝えていると仕事をしだしてから色々と、配慮してもらえるかもしれません。
自分の肌が日光や日焼けに弱いから、保育士の仕事は務まらなそうだなと決めつけるのはもったいないです。
もちろん、保育士の仕事を続けていると屋内で仕事をしている人よりも、日焼けするリスクは高くなりますが、本当に目指したい職業であれば諦めないほうが良いでしょう。
保育士に有効な日焼け対策
保育士に有効な日焼け対策を紹介していきます。
日焼け止めクリーム
日焼け止めクリームは、紫外線から肌を守るための基本的なアイテムです。
保育士は長時間屋外で過ごすことが多いため、SPFやPAの値が高いものを選び、外出前にしっかりと塗ることが大切です。
首や腕など露出している部分にも忘れずに塗りましょう。
また、汗や水で落ちやすいため、水や汗に強いウォータープルーフタイプを選ぶと良いでしょう。
アームカバー
アームカバーは、腕を直接紫外線から守るための便利なアイテムです。
通気性が良く、UVカット率が高い素材を選ぶと快適に過ごせます。
吸汗速乾性や抗菌防臭機能があるものを選ぶと、夏場でも快適に過ごせます。
アームカバーはデザインも豊富なので、好みに合わせて選ぶ楽しさもあるでしょう。
長ズボン
保育士の仕事をしていて、できるだけ日焼け対策や紫外線対策をする時は、露出部分を減らすことが大切です。
夏場は、薄手で通気性の良い長ズボンを履くと、暑さ対策と日焼け対策の両立が可能です。
保育士は子ども達と一緒に動き回ることが多いため、ストレッチ素材の長ズボンがおすすめです。
帽子
顔や首の後ろなど、日焼けしやすい部分を守るためには帽子が有効です。
つばが広く、UVカット機能がある帽子を選ぶと顔全体をしっかりとカバーできます。
通気性の良い素材や、あご紐付きの帽子を選ぶと、風が強い日でも安心です。
帽子は子ども達にも着用を促し、園児達の紫外線対策にも役立てましょう。
長袖のパーカー
長袖のパーカーは、上半身全体を紫外線から守ります。
UVカット加工が施された長袖のパーカーや、紫外線を反射する明るい色の服を選ぶと、肌への紫外線の影響を抑えられます。
特に夏場は涼しく過ごせるように、薄手のパーカーを選ぶと良いでしょう。
フード付きのパーカーは、首や耳もカバーできるためより効果的です。
保育園によっては保育士に禁止している日焼け対策も
保育園によっては、下記のケースで保育士に禁止している日焼け対策もあります。
アームカバー
アームカバーは、腕全体を紫外線から守るために有効ですが、一部の保育園では禁止されていることがあります。
アームカバーの使用が禁止される理由の一つに、子ども達がアームカバーに興味を持ち、引っ張ったり遊んだりすることが挙げられます。
子ども達が怪我をするリスクがあるなど、安全上の問題を引き起こす可能性があるためです。
暑い季節には熱中症のリスクを高める恐れもあります。
日焼け止めクリーム
日焼け止めクリームは最も一般的な紫外線対策ですが、保育園での使用には賛否両論があります。
子ども達が誤って触れてしまう可能性や、アレルギー反応を引き起こすリスクがあるためです。
保育園によっては、特定の成分が含まれている日焼け止めの使用を避けるよう、指導される場合もあるでしょう。
オーガニック成分の日焼け止めクリームなど、環境に優しい日焼け対策用品の選択が望ましいです。
帽子
保育園によっては、帽子の使用が禁止されることもあります。
つばが広い帽子は視界を遮る可能性があり、子どもとのコミュニケーションや安全確認に支障をきたしたり、子ども達が帽子を引っ張ったり、遊びの中で帽子が邪魔になったりなどがあるためです。
屋外での活動中に帽子が風で飛ばされるリスクもあります。
サングラス
サングラスは目を紫外線から守るために有効ですが、保育園ではあまり一般的ではありません。
保育士が日焼け対策として、サングラスを着用すると表情が見えにくくなり、子どもとのコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。
サングラスは子ども達が興味を持ちやすく、取り合いになったり引っ張ったり、壊したりする危険性があります。
サングラスが落ちて割れると、破片が子ども達に危険を及ぼす可能性もあるでしょう。
日傘
日傘は直射日光を遮ることができますが、保育園では使用が難しい場合があります。
子ども達の安全を確保するために両手を使う必要があるためです。
日傘を広げるとスペースを取るので、子ども達がぶつかってしまうリスクや、風が強い日には日傘が飛ばされる危険性もあるため、安全面を考慮して禁止されることがあります。
保育士をしていて日焼けした肌はどうなる?
保育士は日々の業務で子どもと共に屋外で過ごす時間が長いため、日焼けや紫外線が避けられません。
紫外線は肌の老化を早め、シミやしわの原因となります。
日焼けした肌は炎症を起こし、赤くなったり水ぶくれができたりする場合があります。
日焼けが続くと皮膚が乾燥し、かゆみや炎症を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
保育士が日焼けした肌をどうケアするかは、その後の肌の健康に大きな影響を及ぼします。
適切なアフターケアとしては、冷やして炎症を抑える、保湿を心がける、刺激の少ないスキンケア製品を使用すると日焼けによるダメージを最小限に抑えられます。
日焼け止めの選択には、SPFやPAの値を確認して適切な物を選んだり、日焼け対策をしっかり行うことが重要です。
保育士は日焼け以外に熱中症にも注意しよう
外で活動をしている時間が長くなればなるほど、日焼けするリスクは高くなります。
同時に気温が高い日の長時間の活動は、熱中症になるリスクも高くなるので注意が必要です。
自分は熱中症にはならないと思っていても、直射日光が照っている外で活動している限り、誰でもなってしまう可能性があります。
熱中症は体内から水分が放出されすぎて、脱水症状を引き起こしているとかかりやすい症状です。
外で活動をする時は、水分補給は怠らないようにすることが、熱中症を防ぐために大切です。
保育士は日焼けと同時に、熱中症にも気をつけて対策するようにしましょう。
また、自分だけではなく周りの園児達の健康状態にも、気を配ることが大切です。
大人の私達よりも、子どもの方が体力が無いですし抵抗力も弱いので、トラブルが起きないように注意しなければいけません。
保育士は日焼け対策をしても悩みがち
保育士は日焼け対策をしていても、以下のような悩みを抱えることが多いです。
・時間の制約=忙しい業務の中で日焼け止めクリームを塗っても、汗で流れてしまったり、頻繁に塗り直す時間が取れなかったりすることがある
・子どもとの接触=日焼け止めの成分が子どもの肌に触れることを懸念する声があるため、肌に優しい成分の日焼け止めの選択が難しい
・動きやすさ=アームカバーや長袖の服は、動きにくさや暑さを感じることがあり、快適に過ごすのが難しい場合がある
アームカバーや帽子などのアイテムを使用しても、保育園の方針や子ども達との接触で制限されることがある
上記のように、保育士は日焼け対策をしても悩みがちです。
それに、保育士は日焼け対策をしていても、完全に紫外線を防ぐことは難しいです。
紫外線は皮膚がんのリスクを高めることも知られています。
日常生活や保育士の仕事で、完全に紫外線を防ぐのは難しいですが、適切な日焼け対策を行って健康を損なわないように十分注意していきましょう。
保育士の日焼け対策は子どもや保護者のことも考えよう
保育士の日焼け対策は、自分自身の健康を守るだけではなく、子どもや保護者のことも考える必要があります。
子どもの肌は薄く、紫外線の影響を受けやすいため、保育士自身の対策と同時に、園児達の日焼け対策も重要になるからです。
保護者に対しても、日焼け対策の重要性を伝え理解を得るように努めます。
保護者からは子ども達の日焼けに関する様々な意見が寄せられる場合もあるでしょう。
保育士は保護者の意見や悩みに応じた、適切な対策を実施することが求められます。
例えば、日焼け止めクリームを使用する際には、子ども達が触れても安全な成分のものを選ぶ、保護者に対して日焼け対策の必要性や具体的な方法を説明し協力を求めるなどです。
他にも、登園前に日焼け止めを塗る、帽子や日陰を活用する、外遊びの時間を調整するなどが考えられます。
保育士は子ども達の模範となる存在です。
保育士自身が日焼け対策を実践すると、子ども達にも日焼け対策の大切さを教える良い機会となります。
まとめ
保育士の日焼け対策は、外見の美しさを保つだけではなく、皮膚がんなどの健康リスクを減らすためにも重要です。
子ども達との外遊びや散歩、運動会など、日差しの下で過ごす時間が長いため、紫外線から肌を守るための対策をしっかりと行う必要があります。
保育士として子ども達と多くの時間を外で過ごすなかで、効果的な日焼け対策を行うことは、健康を守る上で欠かせません。
上記でお伝えしてきた日焼け対策を参考にして、適切なアイテムを選択して使うようにしましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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