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2024.05.21

保育士のワーホリに学歴は必要?キャリア形成向きの国や必要スキルを紹介

保育士の職業を目指す人やすでに従事している人のなかには、日本を出てグローバルな活躍をしたいと思う人も少なくありません。

海外で働くためには、日本語以外の言語を話せるようになる必要があります。

年齢が若ければ若いほど、就職には有利ですし知識や技術の吸収力も高いでしょう。

保育士として海外で活躍したい若者におすすめの方法が、ワーキングホリデーの利用です。

略して「ワーホリ」と呼ばれています。

今回は、保育士のワーホリに学歴は必要なのかや、ワーキングホリデーの魅力とキャリア形成向きの国や必要スキルなどについてお伝えしていきます。

保育士のワーホリとは?

ワーキングホリデーの言葉は知っていてもイマイチどのようなものなのか、把握していない人は多いのではないでしょうか。

ワーホリはワーキングホリデービザを取得して、色々な国・地域で労働を行いながら一定期間を現地で生活することです。

単にワーホリ先で仕事をするだけではなく、文化やライフスタイルなどを学ぶ機会でもあります。

日本を出て保育士として海外で働いてみたい人も増えています。

ワーホリを利用して外国で保育士の仕事を体験することも可能です。

日本人の方がワーキングホリデービザを取得する場合、各国の大使館あるいは領事館等に対して申請手続きが必要になります。

ただし、ワーキングホリデービザを使って何十年も長期滞在をしたり、何度も同じ国に行ったりするのは、NGとされているので注意が必要です。

ワーキングホリデービザの有効期間について初回は1年間が最長ですが、期限の範囲内であれば1、2ヶ月の短期滞在でも構いません。

ワーキングホリデービザの申請手続きは、日本国籍がある18歳~30歳までの若者限定になります。

保育士のワーホリに学歴は必要?

保育士のワーキングホリデーに学歴は関係ありません。

ワーホリの期間中は目的を持って、現地で語学を学ぶことは大きな成長に繋がります。

ただし、ワーホリ先で長期間滞在したり就職をしたりするのであれば、ビザの切り替えを法律に則って行う必要があるでしょう。

就労ビザは国によってルールが違うので確認が必要です。

ワーキングホリデー先では現地の求職者よりも、能力や言語能力が高くないとスムーズに就職するのは難しくなります。

できれば、海外へ保育士のワーホリに行く前に、英語力を高めたり保育経験を積んだりして、自分の能力や言語能力を高めておくと、現地の求職者と比べられた時に不利になりにくいです。

例えば、海外の国によっては留学プランで保育士資格の専門コースを受講できたり、チャイルドケアセンターで働いたりボランティア活動をしたりができます。

自分だけの体験や考え方を身につけるために、ワーキングホリデーの機会を最大限に利用しましょう。

保育士の仕事で海外に行きワーホリする人は多い?

上記でお伝えしたように、保育士の仕事で海外に行ってワーホリする人は若者限定ですから年齢制限があります。

年齢制限があると、当然、ワーキングホリデーを利用できるのは18歳~30歳の年代までになるので、利用者の幅も狭くなります。

年齢制限が無ければ、日本から海外にもっと多くの人が保育士のワーホリに行くことができますが、現状はとても多いわけではありません。

世界は広くてたくさんの国々が存在します。

どこの国が自分にとって居心地が良くて、保育士経験を積むのに最適なのかを予想するのは難しいでしょう。

ワーキングホリデーで行ける国はたくさんありますが、ワーキングホリデービザを利用できるのは1つの国に対して一度きりです。

色々な国に訪れることは可能ですから、視野を広げてたくさんの国々を旅して周るのも良いでしょう。

グローバルな環境に身を置くことで、自分に合った国が見つかりやすくなるからです。

保育士のワーホリの魅力

保育士としてワーホリを利用できると海外の幼児教育を学んだり、様々な言語に触れたりできるので語学力の向上や保育経験に繋がるのが大きな魅力です。

例えば、保育経験を積みながら英語力をもっと高めたいと思っている人は、英語圏の国にワーキングホリデーに行くなどです。

帰国して英語が必要なインターナショナルスクールで、外国で培った語学力を活かしながら働くことができます。

上記のように、日本で就職活動や転職活動に海外での経験が活かせるのも魅力の1つでしょう。

保育士のワーホリでキャリア形成向きの国を紹介

保育士のワーホリでキャリア形成向きの国を紹介していきます。

カナダ

カナダは教育水準が高く、保育士に対する需要も高い国です。

英語とフランス語の2カ国語が公用語なので、言語力を伸ばすのに最適な環境が整っています。

また、カナダの保育制度は非常に発展しており、国際的な保育環境を経験するには理想的な場所です。

フィリピン

フィリピンは英語が公用語の一つとなっています。

低コストで生活できるため長期間の滞在に適しているため、保育士のワーキングホリデーには魅力的な国と言えるでしょう。

フィリピンは保育のボランティア活動が盛んで、現地の子ども達と直接かかわる機会が多いです。

オーストラリア

オーストラリアはワーホリビザの取得がしやすいと言われており、豊かな自然環境の中で働けます。

保育士として国際的なキャリアを築きたい人にとって、選ぶ国は重要ですがオーストラリアもキャリア形成に向いていると言えるでしょう。

オーストラリアの幼児教育は世界的に評価されています。

保育士のワーホリで必要スキルを紹介

保育士のワーホリで必要スキルを紹介していきます。

英語力

海外で保育士の仕事をしたいのであれば、基本的な英語力を身につける必要があります。

子ども達とスムーズにコミュニケーションを取るためには、日常会話レベルの英語力が求められるでしょう。

英語力は多くの国で求められます。

国際的に保育士として活躍ができるためにも、ネイティブレベルまでとはいかなくても基礎的な英語能力は必須と言えます。

海外の保育士ライセンス

多くの国では保育士として働くために資格やライセンスが必要です。

国によって資格やライセンスの種類に違いがあります。

海外で保育士ライセンスの取得を目指す場合は、ワーホリ先の国のライセンス取得条件を調査しておくことが重要です。

事前に目的の国の資格要件を調べて、必要な場合は資格取得に向けた準備をしましょう。

保育経験

海外の保育園では日本とは異なる保育方法が取られていることが多いです。

そのため、日本での保育経験を活かしつつ、新しい保育方法に対応できる柔軟性が求められます。

日本で保育経験を積んでおくことは、海外での就職に有利です。

ワーホリを通じて保育のスキルを磨き国際的な視野を広げることで、保育士としてのキャリアをさらに充実させられるはずです。

まとめ

ワーホリ期間を有意義に過ごすか無駄に過ごすかは自分次第です。

国際的に保育士として活躍したい人は、目的を明確化してしっかりと自己分析や準備を行うようにしましょう。

ワーキングホリデーは若い時だけ利用できる特別なビザです。

勇気を出して日本を飛び出し新たな視野を広げることは、キャリア形成や個人の成長にかかわる貴重な経験になります。

ワーホリを上手く利用すると将来的に、キャリアアップやキャリアチェンジに役立つ可能性があります。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

>>プロフィールはこちら

 

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