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2024.04.12

保育士資格を活かしてフリーランスで働ける?メリット・デメリットについて

社会的に労働者の働き方が多様化しているので、様々な雇用形態で仕事をすることが可能になりました。

保育士に関しても、必ず雇われなければいけないわけではありません。

個人事業主として社会的に独立した働き方が可能な、フリーランス保育士としても活躍できます。

保育士資格を活かして、フリーランス保育士になって働いてみたい人もいるのではないでしょうか。

今回は、保育士資格を活かしてフリーランスで働けるのかや、ブランクありでも大丈夫なのかとメリット・デメリットなどについてお伝えしていきます。

保育士資格を活かしてフリーランスで働ける?

社会人になって間もない人は、まだあまり視野が広くありません。

そのため、自営業をしたり起業をしたりするケースを除いて、会社に所属して働くしかないと思い込みがちです。

現在は、業務委託の働き方で勤め先と契約したり、独立した働き方ができる個人事業主になったりしてフリーランスとして活躍できます。

保育士も例外ではなく、保育士資格を活かしてフリーランスで働けます。

組織に属さずに保育現場で培ってきたスキルや知識を活かして働けるのです。

人間関係や勤務時間などに関して正職員や、非正規労働者の保育士をしている人と比べて悩みが深刻になりにくい特徴があります。

保育士資格を活かしてフリーランスで働いている人は多い?

国の働き方改革や、国・自治体による様々な支援のおかげで、保育士の待遇や労働環境は徐々に改善されています。

保育士として働く時に様々な雇用形態を選択できることで、ワークライフバランスを充実させる生き方を目指しやすくなりました。

非正規労働者の保育士は正社員と比べて、ワークライフバランスを図った時にプライベートを優先しやすいですが、自由度の高さはフリーランスの方が有利です。

フリーランスでも色々な仕事や働き方ができます。

全員が当てはまるわけではないですが、自分でスケジュールを把握・管理しながら労働時間を決めている人もいます。

あるいは、自分で好きな時間帯に働く場所を決めて取り組むフリーランスの人もいますが、常に自分自身を律して行動しなければいけないので指示待ち人間や受け身の人は向いていないでしょう。

誰でも簡単にフリーランスを目指すことができますが、継続するのは難しいのです。

保育士資格を活かしてフリーランス保育士で働いている人は、割合的には多くはありません。

保育士資格を活かしてフリーランスで働く時はブランクありでも大丈夫?

保育士は離職する人も多いですが、復帰する人もたくさんいます。

保育士資格を所持していて、未経験のままや働いた経験はあるけれど、今は保育業界で働いていない保育士を潜在保育士と呼びます。

日本には潜在保育士がたくさんいると言われており、求人募集しているところの多くがブランクがある人でも積極的に採用したい意向を持っています。

保育士資格を活かしてフリーランス保育士になって、働きたいけれどブランクがある人もいるでしょう。

ブランクありでもフリーランス保育士として活躍できるだけの、実力と教養を兼ね備えていれば問題ありません。

保育士がフリーランスになるメリットについて

保育士がフリーランスになるメリットについて紹介していきます。

ポイント・スケジュール管理がしやすくなる
・頑張り次第で収入を伸ばせる
・人間関係の悩みが減る

スケジュール管理がしやすくなる

フリーランス保育士になると、働く時間や場所などを自分で決められるようになったり、私生活と仕事の時間配分を調整したりが容易になります。

主体的に仕事に取り組めるようになることで、勤務日数や出勤日・時間帯などスケジュール管理がしやすくなる利点があります。

頑張り方次第で収入を伸ばせる

フリーランス保育士は、自分の力量次第で収入が青天井です。

仕事ができる人はどんどん収入を伸ばせる可能性があります。

また、アクティブなフリーランス保育士のなかには、例えばベビーシッターと業務委託契約をしている保育施設で働くなど、複数の仕事を掛け持ちする人もいます。

ダブルワークをすると、さらに収入アップに繋がる可能性があるでしょう。

人間関係の悩みが減る

職場で働いている人の主な退職理由の1つが人間関係の悩みです。

普通は雇用されると転勤や異動などがない限り、ずっと同じ職場で働き続けなければいけません。

どのような人間関係なのかは、実際に働いて実感するまではわからないので合わなければ大きなストレスになってしまいます。

フリーランス保育士になると、職場を自由に選ぶことができるため同じところで勤務し続けなくても良くなります。

人間関係が悪化しても別のところで勤務する選択ができ、フットワークを軽くして新たな環境に飛び込めるので人間関係のストレスの軽減に繋がるでしょう。

保育士がフリーランスになるデメリットについて

保育士がフリーランスになるデメリットについて紹介していきます。

ポイント・職業の安定性に欠ける
・社会的な信用力が低い
・自己管理能力や自発性を求められる

職業の安定性に欠ける

一般的な正職員や非正規労働者と違い比較的に自由に働けることが、魅力のフリーランス保育士ですが雇用の安定性は劣ります。

なぜなら、フリーランスの働き方は自分の仕事量次第で月々の賃金が変動するからです。

保育園や保育施設に雇用されている正社員や非正規労働者と比べて、自分の給料が保証されているわけではありません。

フリーランス保育士は、職業の安定性に欠けるので安定した収入が欲しい人は向いていないと言えます。

社会的な信用力が低い

個人事業主であるフリーランス保育士は、自分の実力によって給料が変わってきます。

人によっては魅力的に思うかもしれませんが収入が不安定な場合も多いです。

収入が不安定ということは社会的な信用力が低く、例えば、住宅ローンやクレジットカードの審査に通らないケースなど日常生活で不便を感じることもあります。

自己管理能力や自発性を求められる

社会人として受け身の人は、フリーランス保育士には不向きと言えます。

なぜなら、自らどんどん行動して契約を取って行く必要がフリーランスという職業には必要だからです。

そのためには、自己管理能力や自発性が求められます。

保育士資格を所持していなくてもフリーランスで働ける

フリーランスになって、保育園や保育施設に勤務するには必ず保育士資格がなければいけないわけではありません。

保育士資格を持っていなくても、フリーランスで働くことは可能です。

例えば、保育補助という保育士をサポートする仕事をしたり、フリーの保育士として活躍したりなどです。

保育施設で担当クラスを持たない働き方では、人員不足の職場でヘルプ業務や事務作業などが行えます。

また、自分の自宅やお客様の家で保育業務を行う、ベビーシッターという働き方がフリーランスはできます。

フリーランスになって、保育の仕事に従事する際は上記のように色々な働き方が可能です。

 

\保育士として働きたい、働き方を相談したいなら、保育のせかいへご相談ください/

まとめ

個人事業主であるフリーランス保育士は、保育士資格の有無にかかわらず色々な働き方ができます。

実際にフリーランスになって働きだすのは簡単ですが、収入を安定させながら仕事を継続していくことは難しいです。

フリーランスという働き方が向いているのかは、自己分析を行いメリット・デメリットを比較検討することが大切です。

後悔しないためにはしっかりと自己分析をして、向き不向きを考えて働き方の選択をしましょう。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

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