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2024.03.28

保育士の腰痛は職業病?ギックリ腰に注意!原因や効果的な対策を解説

保育士の仕事は子どもの生活サポートを行ううえで、抱っこをしたりおんぶをしたりなど体力が必要です。

保育現場は体力勝負なので、なかには腰を痛めてしまう人も少なくありません。

腰痛を抱えたまま仕事をしていると、ますます悪化して体を壊す恐れがあるので見て見ぬ振りは良くありません。

腰痛は保育士にとって、職業病と思って良いのかや改善するには、どのようなことをすれば良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。

現在、腰痛に悩まされている人は、重症化して治療が必要になる前にセルフケアが大切です。

今回は、保育士の腰痛は職業病なのかやギックリ腰に注意が必要なことと、原因や効果的な対策などについて解説していきます。

保育士の腰痛は職業病?

子どもは純粋で興味を持った物事に対して好奇心旺盛です。

全力で遊んだり動き回ったりする子ども達と、同じ目線で保育士は対応が求められるので、保育業務中に手を抜くということはしない人がほとんどでしょう。

保育士も園児達の生活サポートを体力を消耗しながら行っているため、腰痛の悩みを持つ人も少なくありません。

腰痛になると、仕事中だけではなくプライベートでも支障をきたします。

私生活の生活リズムが崩れると、ワークライフバランスも乱れてしまうので、肉体的だけではなく精神的にも影響を及ぼす恐れがあります。

腰痛になったら、セルフケアや治療を行い早めに改善できれば良いですが、慢性化する保育士もいるので職業病と言っても過言ではないでしょう。

保育士の腰痛原因

保育士の仕事は体力勝負になるので、どうしても腰に負担がかかる行動を行いがちです。

腰痛になる保育士は、人それぞれ原因は違いますが多くが日々の姿勢や行動の積み重ねである日突然、腰に激しい痛みを覚える感覚に襲われています。

保育士の腰痛原因は、例えば、下記のようなことが考えられます。

・子どもをおんぶしたり抱っこしたりする
・前屈の姿勢を長時間続ける
・重量がある荷物を運ぶ
・デスクワークでの姿勢が無理をし過ぎている

上記のように、保育士の仕事は腰痛になる原因が色々あるため、姿勢や動作に日頃から注意が必要です。

保育士の腰痛でギックリ腰に注意

腰痛は日常生活で腰に負担をかけ続けていたら、蓄積されたダメージによって痛みがでるケースが多いですが、突発的に激しい痛みがでる場合もあります。

例えば、重い荷物を持ったりくしゃみをしたりした瞬間に、突然、腰に激しい痛みがでるなどです。

急に腰痛になったら、ギックリ腰を疑った方が良いでしょう。

ギックリ腰は正式名称を「急性腰痛」と言います。

保育士がギックリ腰になってしまうと、痛みが激しくて最悪の場合は仕事を休んで、安静にしないといけなくなる恐れがあります。

職場によっては、保育業務中にギックリ腰になったら労災認定してくれるところもあるでしょう。

自宅で安静にしていても、あまりにも腰痛が治らない場合は病院で診察してもらいましょう。

保育士の腰痛の効果的な対策

保育士の腰痛の効果的な対策をお伝えしていきます。

病院で診察を受ける

腰痛になったら重症化させないようにするために、早めに病院で診察を受けることが大切です。

もしかしたら、腰痛を引き起こす原因が身体の中にあったり、骨が歪んでいたりする可能性もあります。

自分では気付かない原因がわかるかもしれませんので、信頼できる医師に診察してもらいましょう。

そして、病院で診察を受けると効果的な治療やアドバイスをしてくれますから、間違ったセルフケアを回避できることから、心理的に安心でき不安や悩みを相談することができます。

腰痛ベルトをつける

保育士の腰痛の効果的な対策として、腰の負担を軽減させる商品を装着するのもおすすめです。

例えば、腰痛ベルトやコルセットなどです。

保育業務中に装着すると、重い物を持ったり子どもを抱っこしたりおんぶしたりなどの時に、筋肉を補助する働きがあるので腰の負担を軽くすることができます。

前かがみの姿勢を長時間しない

子どもの身長と大人の身長はずいぶんと差がありますよね。

保育士が子どもと触れ合う時は、しゃがんだり前かがみの姿勢にならざるを得ません。

子どもの目線に合わせて対応するのは大切ですが、あまり長時間、前かがみの姿勢をしていると腰痛の原因になってしまいます。

できるだけ腰に負担をかけないように、前かがみの姿勢になる時は腰を曲げすぎず、膝を立てながらや背筋をまっすぐにすることを意識しながら、姿勢を保つようにしましょう。

重たい物を持つ時に工夫する

保育園や保育施設で働く保育士は、玩具や荷物・業務に必要な物を移動させたり、子どもを抱えたりする時に腰に大きな負担がかかります。

重たい物を持つ時は腰痛にならないように注意が必要です。

一度、ゆっくり深くしゃがんでから物に身体を近づけて持ち上げるようにして、腰の負担が大きくならないように配慮するなど、重い物を持ち上げたり移動させたりする時は工夫するようにしましょう。

子どもと触れ合う時は姿勢に注意する

保育士は腰痛にならないようにするために、子どもと触れ合う時の姿勢に注意した方が良いです。

保育業務で園児達の生活サポートは、毎日のことになりますから無理な体勢にならないようにしましょう。

例えば、子どもと接する時に座る位置や姿勢を工夫するなどです。

保育士の腰痛はストレッチも効果的

保育士が腰痛にならないようにするために、日頃から定期的にストレッチをすることも効果的です。

主に腰回りの筋肉をストレッチでほぐしてあげると腰痛予防に繋がります。

できれば、お風呂上がりの身体が温まっている状態で、ストレッチをするとより有効です。

なぜなら、身体が温まっていると筋肉の柔軟性が高まり血行促進に繫がるからです。

老廃物の排出やむくみの解消に繋がり、腰回りの筋肉の凝りがとれて腰痛予防が期待できます。

ストレッチが毎日の習慣になれば一番良いですが、イヤイヤ行っても続かないかもしれませんので、週に何日かだけやってみるなど、前向きな気持ちで取り組めるようにすることが大切です。

保育士で腰痛予防のためには普段から正しい姿勢を意識しよう

保育士の腰痛に効果的な対策や治療法を把握することも大切ですが、腰を痛めないようにして健康を維持できる工夫を長く仕事を続けたいのであればしていく必要があります。

普段から腰に負担をかけないように、自分の身体を労わりながら日常生活や仕事を行った方が良いでしょう。

腰痛予防のためには、普段から正しい姿勢や動作を意識することが大切です。

ギックリ腰や腰痛が慢性化したら、職場を長期間休まないといけなくなりますから、人手不足のところほど他の職員に仕事のシワ寄せがきてしまいます。

職場に腰痛で迷惑をかけないように、私生活と仕事の両方で腰に負担をかけ過ぎないようにした方が良いでしょう。

 

 

まとめ

腰痛に悩んでいる保育士は少なくないので、職業病と言っても過言ではありません。

保育士のなかには、保育業務に支障がでるほどの痛みを抱えている人もいます。

普段から、腰に負担をかけ過ぎないように姿勢や、動作に気を付けて行動することが大切です。

腰痛に悩んでいる保育士は、放置が一番良くないのでお伝えしてきた効果的な対策を実践したり、病院で診察したりしてもらいましょう。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

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