今の時代は転職市場が活発化しており、1つの職場で定年まで働き続ける人が減っています。
ただし、転職する人の退職理由にはポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあるので、全員が円満退職しているわけではありません。
退職者によってそれぞれ退職理由に違いがあります。
できれば、円満退職を目指したい人も多いのではないでしょうか。
円満退職をすることで、立つ鳥跡を濁さず状態で職場を去れるので退職者と、職場で働いている人達の両方が気持ち良くお別れできます。
自分の考え方次第で前向きな辞め方になる可能性があります。
人それぞれ退職理由に違いがあるので、必ずしも円満退職できるとは限りませんが、まずは自分の考え方が正しいのか間違っているのかを振り返ってみることが大切です。
今回は、退職理由の切り出し方で好印象だった、円満退職あるあるエピソード10選を紹介していきます。
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Contents
退職理由の切り出し方で好印象だった円満退職あるあるエピソード10選
退職理由の切り出し方で好印象だった、円満退職あるあるエピソード10選を紹介します。
事前に上司にアポイントをとっていた
退職したいと思ってもすぐに職場を去ることは困難です。
ビジネスパーソンごとに、労働環境や抱えている仕事量などに違いがあるものです。
いきなり仕事を投げ出してしまうと、今の勤め先の従業員に負担がかかったり、お客様がいれば迷惑をかけたりするでしょう。
退職するにしても、職場へ報告しなければいけませんし退職届や離職票の作成が必要です。
お世話になっている上司へ勤務中に、早急に退職したいと話すのも相手が仕事を抱えていると迷惑になってしまいます。
職場を辞めることは、重大な話になるので簡単に立ち話で終わらせるのは失礼極まりないと言えます。
迷惑をかけないためには、事前に上司に退職に関して相談がありますという切り出し方をして、アポイントをとることが重要です。
退職者のなかには、事前に上司にアポイントをとっていたので、後日、お互いにゆっくりと会話ができて円満退職に繋がったそうです。
守秘義務を守ることを含めて伝えた
多くの会社は、退職するビジネスパーソンが社外に自社の重要なデータや、個人情報を流出させないか危惧しているものです。
お世話になった職場を去ったら、何でもお構いなしにやって良いわけではありません。
例えば、職場を退職した従業員が競合他社へ転職して、前職で培ったスキルや知識を新たな職場で活かすことも考えられます。
そうなれば、ライバル会社の売り上げが伸びて業界で競争優位性の確保が、困難になってしまう恐れもあります。
退職者が自社の重要なデータや個人情報の持ち出しをすることを、就業規則で禁止にしている職場も多いでしょう。
あるビジネスパーソンは、職場に守秘義務を守ることを含めて退職の意志を伝えたら、円満退社に繋がったそうです。
職場を退職する人は、切り出し方として重要なデータや個人情報を絶対に漏えいさせないという、守秘義務を守ることを誓って辞めるようにすると、職場側は安心して送り出しやすくなるのです。
退職日の数ヶ月前に退職届を提出していた
退職するビジネスパーソンは、職場に辞める意思を伝えて退職届の提出が必要です。
ただし、退職したいと思ってもわずか数日で辞められるわけではありません。
法律で労働者が退職をする場合、退職希望日の最低2週間前までに辞めることを伝えることが求められるからです。
退職希望日の2週間前までに、職場に報告しなければいけませんが会社の就業規則によっても違いがあるので、良く確認するようにしてください。
一般的には、退職するビジネスパーソンは1ヶ月から2ヶ月前までに退職することを職場に伝えると共に、退職届を提出できているのが望ましいでしょう。
退職日に余裕があると職場側が今度の退職者は、ビジネスマナーやモラルがある人だという認識をもってくれる可能性があります。
退職日の数ヶ月前に退職届を提出したら、トラブルや問題が起こること無く辞められたという退職者の声がありました。
職場側が引き継ぎや業務の体制を整えるのに十分な時間の確保ができるため、好印象で円満退社に繋がりやすくなります。
最初に社長や直属の上司に伝えた
退職の切り出し方で、ビジネスパーソンが誤りがちなケースが最初に誰に報告するのかです。
ビジネスパーソンによっては、いつも一緒に仕事している同僚・後輩・先輩などが話しやすいからということで、ついつい退職の意思を伝えてしまう人もいます。
一般的には、退職の意思は直属の上司や社長に伝えるのがベストです。
なぜなら、先に同僚・後輩・先輩に伝えてしまうと、もしかしたら誇張や不確定な情報が、上司や社長の耳に届いてしまう恐れがあるからです。
例えば、本当はスキルアップを目指して転職をするのに、人間関係が悪化しているから辞めるらしいなど、自分が伝えた内容と違う情報が上司や社長に伝わり誤解されてしまうかもしれません。
職場に不満があって辞めるわけではないのに、誤ってネガティブな情報が広まると円満退職できませんよね。
あるビジネスパーソンは、職場を退職する際に最初に社長や直属の上司に伝えたことで、上記のようなリスクを回避して好印象で辞められたそうです。
職場の閑散期に退職理由を切り出した
職場を退職するビジネスパーソンは、伝え方に気をつけることも大切ですがタイミングも重要です。
働いている業界によって、個々の仕事量や時期的に繁忙期や閑散期などに違いがあるでしょう。
職場で自己中心的な行動を取っている人よりも、気配り上手で周りへの配慮も忘れない人ほど愛されている可能性があります。
自分の仕事が忙しくなくても、周りのビジネスパーソンは多くの仕事を抱えているかもしれません。
周りのビジネスパーソンや職場全体で、仕事が忙しい時に自分の仕事の負担が少ないタイミングで、職場を退職する意思を伝えてしまうと周りに迷惑をかけてしまうことに繫がるので注意が必要です。
あるビジネスパーソンは、上記のことを意識して職場の閑散期に上司へ退職する意思や退職理由を切り出したおかげで、円満退職ができたそうです。
職場の経営陣や従業員が、仕事にゆとりをもって取り組める時期に落ち着いて、退職の意思を伝えたことが好印象に繋がったのでしょう。
引き継ぎを自ら申し出た
退職すると今まで行ってきた仕事を、職場の人間がカバーしたり後任者に任せたりする必要があります。
きちんと業務の引き継ぎを行わないと、結果的に他の従業員の仕事量が増えてさらに負担になる可能性があります。
責任感が強いビジネスパーソンほど、自分が抜けた後の業務はどうなるのかを気にするでしょう。
あるビジネスパーソンは、退職前に上司に引き継ぎを申し出たそうです。
後任者のために、一生懸命に自分が取り組んできた業務の手順をマニュアル化して、すぐに実践できるように工夫したところ職場の方達から喜ばれたそうです。
引き継ぎをする人は、前任者よりも頼りないと思われないようにしないといけないという、気持ちを心に抱く人も少なくありません。
できるだけ、引き継ぎの方にプレッシャーを感じさせないようにするためには、丁寧な教育をしたり業務の流れをマニュアル化したりすることが大切です。
口頭で上司の目を見ながら伝えた
インターネットが当たり前の社会になっているので、企業のなかにはデジタル化の推進によりリモートワークが中心のところもあります。
まだまだ全ての職場がデジタル化を取り入れているわけではありませんが、直接、上司と一緒にビジネスをする機会が減っているところもあるかもしれません。
退職するビジネスパーソンによっては、パソコンやスマホなどのデバイスを使ってメールやチャットで、職場に退職の意思を伝える人もいます。
やむを得ない事情がある場合は仕方がありませんが、誠実な印象を相手に与えるためには対面で退職することを伝えたほうが良いでしょう。
退職の切り出し方として、あるビジネスパーソンはIT製品やツールを使用せずに、直接、上司の目を見ながら口頭で辞めさせてくださいと伝えたそうです。
上司からは誠実な人だと思われて、好印象で職場を去ることができたという意見がありました。
退職する前に何度も上司に相談していた
もしかすると、ビジネスパーソンによっては今のタイミングで職場を辞めるのは、ベストな選択とは言えないケースもあるでしょう。
職場を退職するということは、今後の人生が大きく変わる可能性があるので、衝動的に辞めるのは良くありません。
職場に仕事の先輩でもあり人生の先輩でもある上司がいる人は、思い切って退職する理由を相談すると適切なアドバイスが貰えて、その助言が道しるべになるかもしれません。
あるビジネスパーソンは、職場を辞めることに対して大きな不安があって、退職する前に何度も上司に相談していたそうです。
それも、お互いに本音を話しやすいように居酒屋でお酒を飲みながら、語り明かしたことで絆が深まり適切なアドバイスをして貰えたという声がありました。
上司に何度も相談して背中を押してもらえたことで、何の不安もなく退職できたそうです。
ポジティブな退職理由を伝えた
退職理由はビジネスパーソンごとに違いがあるものです。
ネガティブなものもあれば、ポジティブなものもあるでしょう。
社会人になって働いているのであれば、本音と建前の使い分けは重要なビジネススキルです。
職場を退職する際に人間関係に不満があるなど、ネガティブな退職理由を職場や希望する転職先の面接で伝えると、相手からは良い印象をもってもらいにくいです。
ビジネスシーンでは、必ずしも本音を言うことが良しとされるわけではありません。
ですので、ネガティブな退職理由があっても、できればポジティブな切り出し方をした方が角が立ちにくくなりますし、円満退職に繋がります。
あるビジネスパーソンは、ビジネスシーンでの本音と建前を上手く使い分けることが大切だと認識していて、退職する際は退職理由をポジティブな内容にしたそうです。
本当は長時間労働が苦痛になっていたようですが、他の従業員は残業をしながら頑張り続けているので、ストレートに労働環境を退職理由だと伝えるのは申し訳なく思ったとのことです。
ポジティブな退職理由を上司に伝えていたおかげで、職場に角が立つことなくスムーズに退職する運びになりました。
感謝の気持ちを含めて切り出した
多少、職場に不平不満があっても働き続けるビジネスパーソンはたくさんいます。
何も不平不満が出ない職場は少ないはずです。
退職する際は、ポジティブだったりネガティブだったりなどどんな退職理由があったとしても、社長上司、職場の人達への感謝の気持ちを言葉で伝えてから辞めることが社会人のあるべき姿です。
在籍期間が短いビジネスパーソンは、やり甲斐を感じたりお世話になった感覚を得たりするのは難しいかもしれません。
円満退職を目指すのなら、今までありがとうございましたという気持ちを伝えることは大切でしょう。
あるビジネスパーソンは、職場に不満をもちながら退職することになったそうです。
ただし、直属の上司には大変良くしていただいてもらったり、お世話になりっぱなしだったりしたので、退職する前にしっかりと感謝の気持ちを伝えたそうです。
そのおかげもあってか、職場を辞める日に上司や同僚、先輩達から一人ひとり労いの言葉や花束を贈られて円満退職に繋がったという声がありました。
まとめ
退職理由の切り出し方で、好印象だった円満退職あるあるエピソード10選をお伝えしてきましたが、辞める際の考え方が変わったビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。
職場を辞めようか悩んでいる人は、入社する時は今の職場でたくさん貢献していきたいと、思っていた人は多いはずです。
これから職場を退職するビジネスパーソンは、上記でお伝えした退職する際に好印象に繫がる退職理由の切り出し方を参考にしてみてください。
不平不満やネガティブな思いがある人は、ぜひ初心を思い出してみて気持ちを落ち着かせ、職場に角が立たない辞め方をしてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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