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2024.01.28

保育士の遅番の時間は何時から?シフト制別の勤務時間や時短勤務について解説

保育士として働く時は、基本的に勤務時間はシフト制を採用している保育園や保育施設が多いです。

職場によってシフトの時間帯は違いがありますが、多くのところでは「早番・普通番(中番)・遅番」という働き方になっています。

雇用形態も様々なので、正社員に拘らなければプライベートを優先させた働き方も可能です。

保育士を目指している人のなかには、遅番勤務に興味がある人もいるのではないでしょうか。

今回は、保育士の遅番の時間は何時からなのかや、子どもの預かり時間によって退勤時間が変わることや、生活リズムが乱れる恐れについてと、シフト制別の勤務時間や時短勤務などについて解説していきます。

保育士の勤務形態の基本はシフト制

女性が多く活躍している保育士の職業は、働き手にとってワークライフバランスを調整しやすい勤務形態と言えます。

一般的な企業では、正社員として働くなら基本的に8時間労働で朝に出社したら、夕方まで働き続ける必要があるでしょう。

保育士の勤務形態の基本は「早番・普通番(中番)・遅番」のシフト制を採用しているので、職場によっては働ける時間帯の指定もできるはずです。

何時から何時まで働く必要があるのかは、保育園や保育施設ごとに違いがあります。

就職や転職する前に情報収集をして把握することで、働き始めた際の労働条件や労働環境のミスマッチを防げます。

保育士のシフト制勤務の早番・普通番・遅番とは?

保育士のシフト制勤務の早番・普通番・遅番の違いについて解説します。

早番

保育士の早番の勤務時間は下記のような時間帯です。

・早番=朝7時30分頃~夕方16時30分頃まで働くシフト

早番をする保育士は、保育園や保育施設の開園前に出勤することになります。

子ども達を保護者が連れて来る前に、色々と準備が必要になるので朝が弱くて早朝勤務が苦手な人は、体力的にもたない可能性があるので注意が必要です。

普通番

保育士の普通番の勤務時間は下記のような時間帯です。

・普通番=朝8時30分頃~夕方17時30分頃まで働くシフト

普通番として勤務する保育士は、ほぼ一般的な企業が採用している労働時間なので、この時間帯で働くことに慣れていると、一般企業に転職した際にすぐに適応できる可能性があるでしょう。

早番で勤務していた保育士から、要望や連絡事項を普通番が引き継いで、子ども達に対して臨機応変な対応が求められます。

遅番

保育士の遅番の勤務時間は下記のような時間帯です。

・遅番=朝9時30分頃~子ども達が保護者の自宅に帰るまで保育士は働く

保育士の正職員であれば、8時間労働が求められますがパートやアルバイトなどの勤務形態の人は、必ずしも8時間きっちり働く必要はありません。

なので、例えば、遅番の勤務をする保育士は職場と相談して、お昼出勤したり夕方出勤したりなど勤務時間を指定することができます。

保育士の遅番は子どもの預かり時間次第で退勤時間が変わる

遅番の勤務時間に出勤している保育士は、延長保育や夜間保育に対応する必要があります。

保育園や保育施設の多くは、延長保育が夜10時頃まで、夜間保育が深夜あるいは翌朝までとなっています。

そのため、保育士の遅番は子どもの預かり時間次第で退勤時間が変わることを把握しておきましょう。

例えば、保育士で遅番の勤務をする人で、子どもの延長保育に対応するのであれば、退勤時間が夜10時頃が目安などです。

保育士の遅番は生活リズムが乱れる恐れもあるので注意

保育士になって働いている人のなかには、シフト制で勤務していても時間帯は固定されていないケースもあります。

早番や遅番を定期的に交代交代で勤務したり、職場からイレギュラーでシフト調整されたりする場合もあるでしょう。

保育業界は人手不足が深刻になっている傾向があるため、人材が足りない保育園や保育施設では保育士の希望通りのシフトを、組めないところも少なくありません。

勤務時間のシフトが固定できないと、生活リズムが崩れて体調不良を引き起こす恐れもあるでしょう。

夕方から出勤する遅番の保育士は、退勤時間が夜遅くなったりして生活リズムが乱れる恐れもあるので注意が必要です。

保育士は希望するシフトで働ける?

保育園や保育施設によっては、保育士として働きたい時に希望するシフトで勤務できるとは限りません。

お伝えしたように、人材不足に陥っている職場では仕事が忙しい傾向があるので、自分の都合が良いように勤務時間のシフト調整ができない可能性があります。

シフト固定制の求人を探す

できるだけ、希望通りの時間帯で働きたいのであれば、求人票にシフト固定制と記載している職場を選択することが大切です。

正社員よりも非正規社員の保育士として働いたほうが、シフトの融通が利く可能性があります。

遅番で働きたいけれど短時間勤務ができるのかなど、しっかりと面接時に聞くようにしましょう。

希望するシフトで仕事ができるのか確認しないままですと、働き始めてから思っていた働き方と違っていたと気付いて後悔します。

職場に相談する

本当は保育士になって働くなら、遅番のシフトが良かったけれど社会人にありがちな、本音と建前の使い分けを意識して自分の想いを職場に伝えられない人もいます。

モヤモヤした気持ちのままでは、長く働いているとストレスが溜まってしまいます。

希望するシフトで働きたい人は、職場に一度相談することで改善できる場合があるでしょう。

どうしても今の勤め先のシフト制では、自分の希望する働き方が難しいのであれば、思い切って転職するのもありです。

働きながらの転職活動は大変ですよね。

転職エージェントを活用すると、効率良く転職活動ができるため、スムーズに次の転職先が決まる可能性があります。

保育士で時短勤務する働き方も考えよう

保育士になって働く際は、必ずしもフルタイム勤務する必要はありません。

パートやアルバイトなどの雇用形態であれば、短時間勤務が可能です。

ただし、職場が短時間勤務制度を適用していることが求められるので、時短勤務したい保育士は確認することが大切です。

厚生労働省では、短時間勤務の要件を下記のように定めています。

基本的に8時間労働をする労働者かつ、満3歳に満たない子どもを養育している人が対象者となります。

例えば、時短勤務を行う保育士で時間外保育を担当した場合、4時間位の勤務時間で仕事をしている人もいるので働き方は様です。

働く時間が短いと、よりワークライフバランスが整いやすくなるでしょう。

時短勤務が可能なのかは、職場によって違いがあるので興味をもった人は、働き方について確認してみましょう。

 

 

まとめ

保育士は基本的に勤務時間が、下記のような時間帯によるシフト制を採用している職場が多いです。

・早番=朝7時30分頃~夕方16時30分頃まで働くシフト
・普通番=朝8時30分頃~夕方17時30分頃まで働くシフト
・遅番=朝9時30分頃~子ども達が保護者の自宅に帰るまで保育士は働く

遅番の勤務を希望していても、保育園や保育施設によっては、自由にシフトを決められないので注意が必要です。

これから就職や転職をする人は、情報収集をしたり求人票を確認したりしましょう。

すでに保育士の仕事をしている人は、時短勤務やシフト調整が可能なのか職場に相談してみることが大切です。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

>>プロフィールはこちら

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