保育士の仕事は子どもの生活サポートがメインになりますが、一緒に遊びながら過ごすことが求められます。
例えば、楽器演奏や絵本の読み聞かせをしたり、絵を描いたりなどです。
保育士になりたい人は、子ども達と一緒に過ごす時に役立つ特技を持っていれば、面接や保育士試験の実技でアピールできます。
希望する職場の採用面接で、自分の強みを上手くアピールできたら他の求職者と差別化が図れる可能性もあるでしょう。
今回は、保育士の面接で特技のアピールに悩む人は多いのかや、効果的な特技についてと強みが無い場合のアピールの仕方などについて解説していきます。
Contents
保育士の面接で特技のアピールに悩む人は多い?
自分に特技や強みが何も無い人よりかは、ある人の方が個性をアピールできるので面接で有利になりやすいです。
履歴書には趣味・特技の項目が書かれているものがあるので、記入して提出すると面接前に面接官が把握できます。
希望する職場の面接を受ける求職者は、他の人もいるかもしれません。
求職者が履歴書に趣味・特技を、必ず記入しなければいけないという決まりはありません。
そのため、履歴書に趣味・特技を空欄にしたまま提出し就職活動や、転職活動中の面接で特技のアピールに悩む人は多いです。
楽器演奏や絵本の読み聞かせをしたり、絵を描いたりなどの、特技を面接中に上手くアピールできると、面接官は子どもと一緒に楽しく過ごすことができるかもしれないと、好印象に繋がる可能性があります。
保育士の面接で効果的な特技とは?
保育士の面接で効果的な特技を紹介していきます。
楽器演奏
保育園や保育施設では保育士が子ども達の前で、ピアノを弾いたりなど楽器演奏が求められます。
保育士の面接で楽器演奏の特技をアピールできると、面接官から好印象に思われる可能性があります。
保育園や保育施設のお遊戯会やイベントなどで、子どもの前で歌を披露する機会もあります。
楽器演奏ができない求職者は、歌うことが好きとか歌唱力があるなど音楽好きをアピールしても良いでしょう。
スポーツ
保育士は体力が必要な仕事ですから、体力面に自信がある人は面接官の印象が良くなる可能性があります。
子ども達と一緒に運動したり、おんぶや抱っこをしたりなどで体力を使います。
希望する職場の面接でスポーツをしていた過去をアピールすると、活発なイメージだなと思ってもらいやすくなるでしょう。
小学生時代や中学生時代のスポーツ経験ではなく、できれば直近で活動している内容を話したり、現在も続けているスポーツについて、面接官に伝えた方がより好印象に繋がりやすくなります。
工作や描画
保育士が保育現場で活かせる特技として、工作や描画のスキルを身につけている人は面接官から好印象を持たれやすいです。
例えば、保育園や保育施設では行事やイベントが1年間の間に開催されるので、飾り付けをしたり制作物を作ったりなどがあります。
ものづくりを自分の強みにすることで、面接官から手先が器用だと認識してもらえます。
学生時代に作ったポートフォリオを、面接中にアピールするのも効果的でしょう。
保育士面接に関連する記事はこちら⇒保育士の面接を落ちた人に共通するあるあるエピソード10選
保育士試験の実技で特技が活かせる場合も
実は保育士を目指す人は、自分の特技を希望する職場の面接だけではなく、保育士試験の実技でもアピールできる場合もあります。
保育士試験の実技の分野は下記の3つあります。
・音楽に関する技術
・造形に関する技術
・言語に関する技術
この3つの分野から、2つを選んで実技試験に挑むのですが、例えば、ピアノ演奏や楽器演奏が得意な人は音楽の科目を選択することで、実技試験を有利に進められる可能性があるでしょう。
保育士試験の実技で自分の特技が活かせる人は、保育士の採用面接の時にもアピールできます。
何度も自分の特技や強みをアピールできる機会がある人と、全く無い人とでは自己アピール力に雲泥の差があるでしょう。
保育士に活かせる特技や強みが無い人も少なくない
保育士を目指している人のなかには、自分の特技や強みがわからなかったり、全く無いと思ったりしている人も少なくありません。
面接で保育士に活かせる特技や強みが無いと伝えるのは、せっかく自己アピールできる機会を逃してしまいます。
別に自己アピールが面接で100%重要だというわけではありませんが、少なからず採用判断に関わってきます。
履歴書や面接でしっかりと特技をアピールしている人が、ライバルになる求職者でいた場合、何も個性をアピールできない人は比べられると不利になる可能性があります。
ですので、面接で保育士に活かせる特技や強みが全く無いと回答するのは避けた方が良いでしょう。
保育士の面接でアピールする特技が無い場合の考え方を解説
保育士の面接でアピールする特技が無い場合の考え方を解説していきます。
自分の長所を特技と言い換える
保育士に活かせる特技や強みが何も見つからない人は、自分の長所から考えてみるのもありです。
例えば、朝早起きしているので保育士になったら、遅刻は絶対にしない自信がありますとか伝えるのも良いですね。
誰にだって短所・長所はありますから、自分でわからない場合は友達や家族に聞いてみましょう。
趣味から特技を考える
自分の趣味から、保育士に活かせる特技を思いつける可能性があります。
例えば、読書が好きな人は子ども達の前で、絵本の読み聞かせに自信がありますと答えたりです。
料理が趣味の人は保育現場で食育の知識を活かしたり、手作りのお菓子を子どもの達に配ることができますと伝えたりすることで、面接官の良い印象を持ってもらえるかもしれません。
友達に相談する
自分の特技がわからない人は、客観的な視点から見ることで気付きを得られる可能性があります。
友達がいる人は相談してみると、自分では気づかなかった強みを発見できるかもしれません。
年に数回くらいしか会わない友達では、あまり観察してもらえていませんから、普段から親交がある人に聞いてみるのがベストです。
家族に相談する
家族に自分の特技や強みを相談するのも、客観的な意見が貰えるので自分では把握していなかったアピールポイントを、知ることができるかもしれません。
特技や強みに関して意見を聞いたら、面接対策のシミュレーションを家族に協力してもらうとより効果的です。
家族の誰かに面接官役になってもらって、自己アピールの練習をすることで本番の面接では緊張せずに話させる可能性があります。
日常生活から特技に繋がることを考える
普段の日常生活で特技に繋がる行動をしている場合もあるかもしれません。
自分では当たり前だと思っていたり、無意識レベルで行動していたりなど、何か特技に繋がることがあるかもしれないので、普段の行動を振り返って見ましょう。
まとめ
保育士を目指している人で、意外と自分の特技や強みがわからなかったり、見つからなかったりする人は多いです。
希望する職場で保育士に採用されるには、面接をクリアしなければいけません。
面接の場で特技や強みを持っていない求職者は、個性があまり無いと判断されて面接官の印象に残るような、強いインパクトを残せない可能性があります。
特技や強みの自己アピールに悩んでいる求職者は、上記でお伝えした保育士の面接でアピールする特技が無い場合の考え方を参考にしてみてください。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
「役に立った!」と思ったらいいね!してね(^-^)