職場によって、ビジネスパーソンの労働環境は違いますから、なかには仕事が忙しすぎて大変な人もいるでしょう。
人員不足の職場では、個々の仕事量が膨大になっていて満足に休憩や休暇を取れないところも多いです。
仕事で代わりを務められる人間が居ないから、休みを取得したくてもできないビジネスパーソンのなかには、甘えなのか社会人として当たり前なのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
無理をして働き続けると、肉体的にも精神的にも負担がかかり体調不良になってしまう恐れもあります。
今回は、仕事で代わりがいないから休めない状況で辛いのは甘えなのかや、考え方と陥りやすい末路や限界なら転職も視野に入れることの重要性などについて解説していきます。
Contents
仕事で代わりがいないから休めない状況で辛いのは甘え?
現代社会ではビジネスパーソンのライフスタイルに合わせて、様々な働き方ができるようになりました。
働き方の選択肢が増えていますが、職場によっては長時間労働をしたり、サービス残業で残業代が発生しなかったりするところもあります。
人手不足のところほど、一人ひとりの仕事量が増えて本来であれば、休日はしっかり休めるはずが自分が仕事をしないと回らなくなってしまう状況で困っているビジネスパーソンも多いです。
仕事で代わりがいないと、休日に職場から呼び出しがかかったりして、満足に休めないから辛いと感じる人もいるのです。
自分が我慢して働くことで仕事が回るなら、休めない状況で辛いのは甘いと考える人もいるでしょう。
労働基準法では、労働者は1日に8時間あるいは1週間に40時間以上の仕事はさせてはならないと定められています。
労働基準法で定められている労働時間以上に働いている人であれば、仕事で代わりがいないから休めない状況になっていても甘えではないでしょう。
仕事で代わりがいないから休めない人は優秀な可能性も
休むことで仕事を回せる人が職場にいないと考えたり、職場に迷惑がかかるから休みたくても休めないと考えたりする人は、責任感が強い傾向があります。
代わりを務める人材を配置すれば改善できるかもしれませんが、体制が整っていなければ無理ですから労働環境を良くするのは難しいですよね。
職場からこき使われていると思っている人は、もしかしたら仕事が捌けるのが上手くて優秀な可能性があります。
自分にしかその業務ができないといった、属人化している状態だから代わりを務まる人材が周囲にいない可能性があるのです。
仕事で代わりがいないから休めないのは常に人材不足かも
職場で人材不足に陥っていると個々の仕事量が多くなりがちです。
仕事で代わりを務めれられる人員がいないから、休めないのは職場が常に人手不足になっているかもしれません。
人材不足に陥っている職場では、休みを取りたくてもなかなか取り辛い状況です。
自分が休んでしまうと、他の人に迷惑がかかるのではと考えてしまうのは無理もないでしょう。
人材不足に陥っている職場は、他のビジネスパーソンも自分の仕事で手一杯になりがちなので、休日を取得するのに罪悪感を感じてしまう人も多いのです。
仕事で代わりがいないから休めないのは一時的かも
一時的に仕事量が増えて忙しくなる職場も多いです。
例えば、繁忙期に入ったら長時間労働を余儀なくされるビジネスパーソンもたくさいます。
会社の事業存続のためには、従業員が一丸となって仕事を捌いていかなければいけません。
仕事量が増えた時は、自分一人だけ休みたいから休むと言い出し辛いですよね。
仕事で代わりを務める人材がいないから休めなくて辛いのは、忙しい時期だったり一時的だったりする場合もあります。
常に職場が忙しい状況ではない場合は、仕事の負担が増えて満足に休めなくても一時的なことだと思って、乗り切ろうという考え方をしてみると辛い気持ちが和らぐかもしれません。
仕事に関連する記事はこちら⇒仕事を押し付けられる人の特徴と仕返しは逆効果?逃げ道は転職も考えよう
仕事で代わりがいないから休めない人が陥りやすい末路は?
仕事で代わりがいないから休めない人が、陥りやすい末路をお伝えしていきます。
体調不良になったり怪我をしたりする
あまりにも仕事量が増えると、オーバーワークになって体調不良になったり、怪我をしたりする危険性があります。
長時間労働を毎日のように続けていると、睡眠時間を確保できなくなり疲れがどんどん溜まってしまう恐れがあります。
仕事で代わりがいないから休めない人は、疲れやストレスが原因で体調不良になったり怪我をしたりしやすくなるので注意が必要です。
残業や休日出勤が当たり前と思う社畜状態になる
仕事が忙しすぎて満足に休暇が取れないビジネスパーソンは、自宅と職場の往復だけで毎日が過ぎている人も少なくありません。
社会人になったら仕事が人生の大半を占めるので、働くことは常態化するものです。
ただし、仕事に追われて残業や休日出勤が当たり前の日常が続くと、自分の人生は仕事によって充実していると思い込み社畜状態になってしまう恐れがあります。
メンタルが崩壊する
仕事で代わりがいないから休めない状況になるほど忙しいと、心に余裕が無くなって感情の浮き沈みが激しくなりがちです。
人によっては、イライラしたり悲しくないのに涙が出たりする場合もあるでしょう。
自分の気持を吐き出す瞬間がなくて我慢して仕事を続けていると、やがて感情のコントロールができなくなり、メンタルが崩壊する恐れがあります。
メンタルが崩壊すると、例えばうつ病を発症したり精神病になったり、精神に異常をきたしたりする恐れがあります。
仕事に余裕が無くなり周囲との人間関係が悪くなる
仕事量が極端に少ないと暇な時間が増えて、他の従業員を手伝ってあげたりできますが、仕事が忙しくなると心の余裕が無くなり自分のことだけで精一杯になりがちです。
ビジネスパーソンによっては、周囲の人間よりも多くの仕事を捌いているのに周りは手伝ってくれないと思ったり、なぜ自分だけ仕事の負担が大きいのかと理不尽に感じたりする場合があります。
仕事に余裕が無くなると、周囲との人間関係が悪化してしまう危険性があるでしょう。
最悪の場合は過労で命を落とす
仕事で代わりがいないくらいの忙しくて、満足に休めない状況のビジネスパーソンは、キャパオーバーになると精神的にも肉体的にも大きな負荷がかかります。
働きすぎて身体をゆっくり休めることができなくなると、体力が回復しません。
仕事をし過ぎると最悪の場合は、過労に繋がり命を落とす危険性があります。
仕事で代わりがいないから休めない人は限界なら転職も!
仕事で代わりがいないから休めない状況の人で、職場の人員不足や一時的な仕事量の増加などが原因の場合は、経営陣や雇用主に相談することも大切です。
従業員のみんなで話し合うことで、改善に向けて解決策を職場で進めて行けるかもしれません。
今の状況では職場の労働環境が改善したり、将来性に期待したりできなければ思い切って転職を検討してみましょう。
仕事が忙しすぎると、働きながら転職活動の両方を同時進行は難しくなるので、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
まとめ
ビジネスパーソンのなかには、職場の仕事量が膨大でなかなか休暇を取得し辛い状況の人もいます。
休めなくて仕事で代わりがいないくらい忙しい状況でも、簡単に辞めるわけにはいきませんよね。
正社員として働いている人は、安定感を求めていて長く勤めながら職場に貢献していきたいと思う人も多いはずです。
職場の労働環境の改善や将来性が見込めないのであれば、転職を考えるのも状況を変える手段の1つなので慎重に見極めたうえで判断してください。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
「役に立った!」と思ったらいいね!してね(^-^)