保育士資格は、合格率20%台の難関国家資格ですが、資格を取れば必ず保育業界で働ける保証はありません。
いくら保育に関するスキルやノウハウを持っていたとしても、求職者の人柄や言動、態度などが悪いと希望する職場へ面接に行っても不採用になる可能性があるでしょう。
面接対策として、どのようなことで保育士の面接に落ちた人がいるのかを把握しておくと、人の振り見て我が振り直せの言葉があるように、面接の場で相手に与える印象を著しく悪化させないようにできます。
常識と誠実さを備えていることは、面接官の採用判断でとても重要な判断材料になるので、保育士の面接に不採用になった人を反面教師にして、相手に好印象を与えましょう。
今回は、保育士の面接を落ちた人に共通する、あるあるエピソード10選を紹介していきます。
Contents
保育士の面接を落ちた人に共通するあるあるエピソード10選
保育士の面接を落ちた人に共通する、あるあるエピソード10選を紹介していきます。
身だしなみやマナーの悪さ
普段からの生活態度や生活環境が乱れている人は、社会人になってもだらしないまま過ごしてしまいがちです。
保育士を目指している求職者で、求人募集に応募して見事、書類選考を突破して面接までたどりついた人がいました。
ただ、ヨレヨレのスーツを着用していて、派手な色のインナーシャツがズボンからはみ出したままで面接に臨んだため、身だしなみやマナーが悪いと面接官から注意されたそうです。
社会人として、TPOにふさわしくない格好で面接に来ていたため、後日、面接落ちたと友人に愚痴をこぼしていたようです。
働く意欲を持っていない
保育士の面接落ちした人で、社会人経験が3年位あるけれど短期間で、次々と転職している人の感想がありました。
本人は働くのは、あくまで生活していくためにお金が必要なので、明確な目的やビジョンは持っていないので、やりたいことや興味がある仕事は無いそうです。
保育士の面接に行った時は、面接官にその場で思いついた志望動機を適当に伝えたら、見透かされていて働く意欲が無い求職者だとバレバレでした。
特に保育士へのこだわりや興味関心が感じられなかったので、面接は不合格になったそうです。
笑顔で面接できない
保育士を採用する面接官は、色々な求職者を見てきていますから、第一印象の大切さを理解しているものです。
SNSのつぶやきで、とある求職者が面接中に全く笑顔が無く、暗い雰囲気が漂っていたという声がありました。
子どもや保護者とかかわるのが保育士の役割なので、コミュニケーションを図るうえで笑顔は大切です。
人前で笑顔を出せない人は、話しかけ辛い印象を与えてしまい保育現場に向いていませんので面接で落とされたそうです。
面接中に終始笑顔でいる必要はありませんが、時おり笑顔を見せたり明るいトーンで会話したりすることは大事でしょう。
質問への受け答えがシドロモドロだった
面接では、求職者の自信や質問への受け答えも見られています。
保育士の面接落ちになった人に、面接官からの質問に対して的外れな返事をしたり、受け答えがシドロモドロの求職者がいたそうです。
面接の場では、面接官と求職者が保育士の仕事に適性があるのかを、コミュニケーションを取りながらお互いに見極めていくことになるのですが、全く会話にならなければ進展しません。
おまけに求職者の声も小さくて、面接官は聞こえ辛いと感じたのか少しムッとした表情だったそうです。
後日、保育士の面接は不合格の知らせが届いたので、次は、面接対策をしっかり行って別の職場に応募すると友人に話していたそうです。
相槌や返事が雑だった
とある保育士の面接を受けた求職者で、面接中に面接官から言動を注意されたことで、自分の想いを伝えるのが怖くなってしまい、落ち込んだまま終了したそうです。
後日、保育士の面接に落ちたわけですが、理由が面接官が話している時に「はいはい」という相槌を何度もしたり、質問されるたびに「そうっすね」と答えたりしたことで印象が悪くなりました。
まさか自分では、相槌や返事が雑だったとは指摘されるまで気付かなかったそうなので、無意識的な言動だったようですが、相手に失礼な発言になってしまいます。
一方的に話してしまう
求職者は面接で、自分の想いや熱意をアピールすることは大切ですが、適切なコミュニケーションがとれることが重要です。
保育士の面接に落ちた求職者で、普段から話が長くて友達からの意見で、ずっと聞き役に徹するから疲れるという声がありました。
子どもが好きなので、保育士を目指していたようですが面接で質問された時に、あまり意図がわからず一方的に話してしまったそうです。
面接官は、一問一答の気持ちで質疑応答を期待していたそうですが、求職者が何分間も喋り続けて全くコミュニケーションが成り立たず、不合格になったというエピソードを友達に話していました。
保育業界へのダメ出しをする
保育士経験が数年ある求職者がいて、面接中に保育業界について聞かれてもいないことをペラペラ話す人がいました。
自分の保育に関する考えを語るのは、経験者の人であれば的を射ていることもあるでしょう。
しかしながら、その求職者は上から目線で保育業界へのダメ出しをしていたそうです。
何か具体的な改善策や解決策を提示していれば、まだ面接官からの印象を悪化させずに済んだかもしれません。
ドヤ顔で話している姿に面接官は、良い印象はもたなかったので不合格の結果を伝えたようです。
待遇に関する質問ばかりしてしまう
社会人として働くうえで、給料面を気にするのは悪いことではありません。
ただ、とある求職者は保育士の面接で、ずっと待遇に関する質問ばかり面接官にしたことで、自己中心的な人物だと思われたそうです。
保育士の面接に限らず、他の職業でも面接では待遇面ばかりについて話すよりも、自分が希望する職場でどのような貢献ができるのかや、働き方に関して伝える人の方が良い印象を相手に与えやすいでしょう。
面接中にずっと、お金の話ばかりしていた求職者は、面接官から魅力的な人材だと思われなくて、後日、面接に落ちたようです。
話し方がフランクすぎる
保育士の求職者で、面接の場数をかなり踏んでいて面接慣れしている方がいました。
面接に慣れていても、面接官への話し方がフランクすぎて、人柄は良さそうだけれど子どもや保護者と接する時に、場所をわきまえずTPOにふさわしくない言動をしそうだと注意されたそうです。
丁寧語や敬語を使えずに、話し方がフランクすぎると周囲から警戒されたり、悪い印象を与えてしまいます。
希望する職場から、要注意人物だと思われたのか面接の結果は不合格で落ちたそうです。
相手の会話を否定したり途中で遮る
とある求職者は、保育士の面接で面接官の話を否定したり、途中で遮ったりしてしまい印象を悪くしたそうです。
保育現場では、他の職員と一緒にチームワークで業務に取り組む必要があるので、協調性が無さそうだと思われて面接に落ちたそうです。
本人は何に対しても否定から入るタイプで、いつも通りの対応をしたそうですが良い結果に結びつきませんでした。
まとめ
保育士の面接を落ちた人に共通する、あるあるエピソード10選を紹介しました。
保育業界は人手不足が深刻化している状況ですが、面接して貰える求職者の誰でもが採用になるわけではありません。
身だしなみやマナーも重要ですが、TPOにふさわしい適切な言動や態度も必要です。
保育士の面接に落ちた人のエピソードを、反面教師にしながら面接対策をしていきましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
「役に立った!」と思ったらいいね!してね(^-^)