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2023.11.20

保育士が知っておくべき働きやすい園の特徴は?見分け方や選ぶポイントを解説

人手不足が慢性的な保育業界ですが、保育士になりたい人は毎年、一定数いるので人気の職業にはかわりありません。

職場によって、保育方針や労働環境・労働条件・待遇面など色々と違いがあるので、求職者は適当な気持ちで就職活動や転職活動をするのはもったいないです。

保育士を目指すなら、働きやすい園に就職や転職をした方が、将来的に長く勤務できたり、あまり不満を抱えることなく働けたりできる可能性があります。

人生の多くの時間を仕事に費やしますから、適当に職場を選ぶと後悔や失敗に繋がる恐れがあるので、慎重に求人情報を見極めながら就職活動や転職活動を行っていきましょう。

今回は、保育士になるなら働きやすい園に勤務する重要性や、知っておくべき園の特徴と見分け方や選ぶポイントなどについて解説していきます。

保育士になるなら働きやすい園に勤務する重要性

求職者は転職活動が長引くほど、モチベーションの低下や金銭負担が増えてきます。

1度の求人応募で希望する転職先の面接をクリアして、採用されれば安心ですが全員が実現できるわけではないでしょう。

転職活動をすると、交通費や希望する面接場所での食事代、身だしなみを整えるためにファッションのコーディネートを考えて洋服の購入など色々なことにお金がかかってきます。

求職者は保育士になるなら、早めに働きやすい保育園や保育施設を見極めて採用されることが大切です。

前職で働いていた人は、培ってきた経験やノウハウは次の職場で活かせるかもしれませんが、有給・昇給・退職金などがリセットされるので注意が必要です。

新たな職場で、また1からこれらは積み上げていかなければいけないので、適当に転職活動すると、前職の方が良かったと後悔する恐れがあります。

何度も転職を繰り返すことになると、結局最初に勤めた職場が一番労働条件や、労働環境が良かったという状況になりかねません。

転職活動を早め早めに計画性を持って行動し、働きやすい職場を慎重に探すようにしましょう。

保育士が知っておくべき働きやすい園の特徴は?

転職活動をするうえで、自分の希望条件を洗い出してマッチしそうな職場を探すのも大切ですが、長く働くためには働きやすい保育園や保育施設の特徴を把握すると良いでしょう。

例えば、希望する職場の雇用形態は正社員以外にも、非正規社員になって働けるのかは長く働ける職場を見極めるうえで重要です。

何年も勤めていると、色々な人生のイベントが起こる人もいます。

結婚したり子どもを妊娠して出産したりすることで、保育士の働き方を見直さなければいけなくなる可能性もあります。

ブランクがあるから、また正職員として働くのは勇気がでなかったり、子どもがいるからもう少しワークライフバランスを整えたりしたいなどで、働き方が変化するかもしれません。

非正規社員として働けば、収入は減りますが正社員よりも時間の融通が利くので働きやすくなるはずです。

産休・育休などの制度があり取得しやすい、福利厚生や非正規社員、正社員問わず研修制度が充実している職場は働きやすい環境だと言えるでしょう。

サービス残業が少なかったり、年間休日数が多いところも働きやすい園の特徴と言えます。

保育士として働きやすい園の見分け方を解説

保育士として、働きやすい園の見分け方を解説していきます。

年間休日数が多い

保育士は女性が多く活躍している職業です。

社会人の女性は、働きながら子どもを妊娠・出産する人も多いので、保育園や保育施設側はワークライフバランスを整えて働きやすい環境を目指し、休日や有給休暇が取りやすいように工夫しているところも増えています。

できるだけ、プライベートも充実させたい求職者は「完全週休2日制」を採用していて、年間休日数が多い職場に採用されると働きやすいでしょう。

福利厚生が充実している

保育園や保育施設によって福利厚生は違いがあります。

働きやすい職場の見分け方として、産休・育休制度の採用、社員旅行や資格手当、退職金制度など福利厚生が充実しているところに転職できると、安心して働きやすくなります。

パート労働者、派遣社員、契約社員、アルバイトなどの非正規社員と正社員では、福利厚生に何か違いがあるのかも面接時に確認するのも大事です。

残業が少ない

保育士として働くなら1日8時間勤務が一般的です。

それ以上、仕事をすることが日常的になっている職場は注意が必要です。

なぜなら、定時で業務が修了しない職場は残業が発生したり、持ち帰り仕事になったりするところもあるので、残業が少ない保育園や保育施設に転職することが保育士の働きやすさに繋がります。

保育士として働きやすい園を選ぶポイントを解説

保育士として、働きやすい園を選ぶポイントを解説していきます。

自分の希望や理想と合いそうか

保育士を目指す人は、個々で希望する条件や理想が色々あるはずです。

例えば、給料よりもやりがいを重視している人がいたり、逆に生活水準を上げたいから待遇面が大事だと考えたりなどがあるでしょう。

自分の希望や理想にマッチしていそうな保育園や、保育施設に転職できれば仕事で挫折や挫けそうになっても、困難を乗り越えようと一生懸命に頑張れる可能性があります。

希望する条件や理想を持ちながら転職活動をするのは、適当に職場を決めようとしている求職者よりも立派だと言えるでしょう。

自分の能力や実力が発揮できそうか

保育士に転職を目指している人のなかには、保育の知識やスキルに不安を抱えながら転職活動をしている人もいます。

自分が培ってきた保育の経験が、新たな職場で通用するのか心配になるのですね。

働きやすい職場で長く勤めるためには、自分の能力や実力が発揮できることは重要になるので、気にしながら転職活動をしても大丈夫です。

保育士の経験がある人は、即戦力を求められがちですが不安な人は研修制度が、しっかりしているところに転職を目指すのも良いでしょう。

面接や職場見学・体験で人間関係が良さそうか確認する

保育士の面接だけでは、職場の人間関係や仕事の流れ、保育現場の雰囲気などが深くはわかりません。

できれば、職場見学や職場体験を求職者ができるところに面接に行けると、自分が保育士の職業に向いているのかや向いていないのかを確認できたり、保育現場を観察したりできるので転職が失敗しにくくなります。

保育園や保育施設での働きやすさは、職員とのコミュニケーションの取りやすさも重要です。

保育現場では単独で仕事を回すのではなく、周囲の職員と協力しながらチームワークで取り組む必要があるので、人間関係がギクシャクしていると居心地が悪くなってしまいます。

面接や職場見学・体験で、人間関係が良さそうか確認して問題が無さそうでしたら、採用されると楽しく働ける可能性があります。

 

まとめ

保育業界は人手不足に陥っているとされているので、求人募集している保育園や保育施設はたくさんあります。

ただし、全ての職場が働きやすいわけではなく、不満があって退職者が続出していたり人間関係が悪化していたりするところもあるため、求職者は適当に転職活動をするのは良くありません。

保育士になって働きやすい保育園や保育施設で長く勤めるためには、上記でお伝えした働きやすい職場を選ぶ見極め方や、ポイントをぜひ参考にしながら転職活動をしていきましょう。

 


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

>>プロフィールはこちら

 

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