女性が多く活躍する保育士の職業ですが、職場は女の園であるため勤務先によっては、女性目線で身だしなみのルールや決まり事を設けているところもあります。
例えば、社会人の女性はメイクをして仕事をするのが基本になっているので、保育士の人も働く保育園や保育施設によって、化粧についてのルールや決まり事を作っているところもあるのです。
保育士の仕事は、子どもや保護者と接していくことが求められるため、安全性を意識して不快に思われるようなメイクは避けなければいけません。
そのため、保育士がするメイクは自分の好きな感じに仕上げたり、雇用先で化粧のルールや決まり事が設けていれば、違反になるようなことをしたりはNGです。
今回は、保育士はメイクによって印象が変わるのかや、どんなメイクでもOKなのか、ダメなメイクのパターンや注意点などについて解説していきます。
Contents
保育士のメイクによって印象が変わる?
女性がメイクをするのは、自分の印象を良く見せたり身だしなみを整えたりするために、していると男性のなかには思っている人もいるのではないでしょうか。
確かに、社会人として働く女性の化粧の主な目的は、他人と接する時に相手に不快な思いをさせないようにや、マナーだからというのがありますが、それだけではないのです。
保育士に限らず、世の中の女性がメイクをする意味は肌を守る役割があるからです。
特に保育士は、日中、子ども達と外で触れ合ったりする機会が多いので、日焼けや紫外線のリスクにさらされています。
メイクの1つとして、日焼け止めクリームを塗ったりUVカットクリームを塗ったりすることで肌を保護できます。
保育士は勤め先の保育園や保育施設のルール、決まり事に従ったメイクをすることによって、ママやパパ、子どもからの印象アップに繋がるので適した化粧をするのは悪くありません。
ただし、化粧を自分の好みや勤め先で禁止されているのにもかかわらず、するのは周囲にネガティブな印象を与えてしまうので、メイクによって印象が変わってしまうことを理解しておかなければいけません。
保育士はどんなメイクでもOK?
保育士がメイクをするのは、自分自身の肌を守ったり印象を良く見せたりするために必要ではありますが、同時に子どもの安全性を第一に考えた化粧をすることが大切です。
子どもと触れ合うことが保育士のメイン業務になりますから、園児達と一緒に過ごしていると先生の顔を触ってきたり、抱っこやおんぶをした際に手が顔に触れたり、仕事で身体を動かしていると汗をかいたりすることもあるでしょう。
その場合、子ども達の手にファンデーションやチークなどがついてしまったりする恐れもあります。
手についたメイクは、すぐに園児達に手を洗わせれば大丈夫ですが、気付かずにいると最悪の場合は手荒れや直接肌に触れた部分が炎症を起こしたり、発疹ができたりする恐れがあるので注意が必要です。
そのため、どんなメイクでもOKというわけではないのですね。
また、女性のメイクは肌に塗るファンデーションやチークだけではありません。
「つけまつ毛・グロス・口紅・アイシャドウ・マスカラ」など、色々なコスメグッズがありますから、保育士によっては全て含んだメイクをしている人もいるはずです。
例えば、つけまつ毛は、保育園や保育施設の床に落ちてしまう恐れもあるので、もし、落として子どもが拾って誤飲してしまったら大変ですよね。
ラメ入りのメイクやグロスは、園児の肌や洋服に付着する恐れもあるでしょう。
上記のような危険性を考えて、保育園や保育施設によっては保育士のメイクに関するルールや決まり事を設けているのです。
保育士のメイクのせいで、子ども達の身に何か危険があってからでは取り返しがつかなくなるので、ある程度のルールや決まり事を設けるのは仕方のないことなのです。
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保育士でダメなメイクのパターン
勤め先の保育園や保育施設によっては、独自のメイクルールや決まり事を設けているところもありますが、保育士の仕事をするならダメなメイクのパターンを知っておくことで、リスク回避に繋がるので重要です。
さすがに、すっぴんで保育士の仕事をする女性は世の中にあまりいないはずですので、メイクの濃さは人それぞれで違いがあれど、化粧をする人のほうが圧倒的に多いでしょう。
保育士でダメなメイクのパターンは、あまりにも濃すぎたり派手になったりする化粧です。
例えば、カラフルな口紅・マニキュア・アイシャドウや、ボリュームのあるマスカラ・ラメが入ったグロスなどは、子ども達のママやパパ、一緒に働く職員から嫌悪感を持たれる恐れがあるので止めた方が良いでしょう。
口紅やラメ入りのグロスやメイクは、園児達の手や洋服に付着しやすいですし、目や口の中に入ってしまう恐れもあります。
つけまつ毛は、保育園や保育施設の床に落ちていたら子どもが拾って誤飲する原因になるので、プライベートでの使用に限った方が良いでしょう。
ファンデーションやチークなどは、あまり厚く顔に塗りすぎると粉が空中を舞って子ども達の口や目に入る危険性があるので、厚塗りは避けた方が良いです。
保育士のメイクで注意すること
保育士は美容業界やファッション業界のように、自分自身の肌質の良さやメイクの雰囲気、ファッションセンスなどをお客にアピールする必要はありません。
あくまで、子どもの安全性を優先に考えたメイクをすることを心掛ける必要があるので、保護者や一緒に働く職員に不快感を与えないような感じに仕上げることが大切です。
できるだけ、ナチュラルメイクを意識して、崩れにくいメイクをした方が良いでしょう。
保育士のメイクで注意することを解説していきます。
下地を意識する
保育士がする崩れにくいメイクはどういうものかと言いますと、下地を意識することが重要です。
例えば、汗や皮脂に強いタイプの化粧下地やファンデーションの使用です。
汗をかきやすい保育士は、特に皮脂に強いタイプの商品を使用すると、メイクが崩れるのを防げるのでおすすめします。
化粧で下地を意識するなら、すっぴんの状態から急にファンデーションを塗るのではなく、下地をしっかり塗ったうえでファンデーションを塗ることが大切です。
フェイスパウダーを使う
もう1つ、保育士のメイクで注意点として下地を塗った後に、ファンデーションを肌に乗せたらフェスパウダーの使用をおすすめします。
なぜなら、ファンデーションを塗ったまま過ごしていると、肌がベタベタしやすくなりその結果、子ども達の皮膚や洋服に着いてしまう恐れがあるからです。
子どもの安全性を第一に考えたメイクを、保育士はするべきですから園児達の身に危険が及ぶ可能性がある化粧をしてしまうと、例え勤め先の保育園や保育施設のメイクルールや、決まり事を守っていても子ども達に迷惑をかけてしまいます。
勤め先の保育園や保育施設で、メイクルールや決まり事があるところは守りながら、上記でお伝えした注意点を参考にしてみてください。
また、フェスパウダーを使用すると化粧の仕上がりがさらさらになりやすいので、メイクの持続性が高くなる可能性があります。
まとめ
ほとんどの保育園や保育施設で、保育士は女性が活躍しています。
女性が職場で多く働いているので、メイクのルールや決まり事を設けているところもあります。
人それぞれ、自分の好みの化粧や得意なメイクがあるはずですが、保育士のメイクは子どもの安全性を一番に考えたうえでやらなければいけません。
ダメなメイクのパターンや、注意点を把握しながら保護者や子ども達からの印象が良くなる化粧を心掛けていきましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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