保育士の職業に就くために、求職者は求人情報を探して希望する保育園や保育施設に履歴書や職務経歴書を送り、書類選考の有無は職場によって違いがありますが、その後に面接に呼ばれるというのが基本的な流れです。
昔は、就職活動や転職活動では履歴書だけ希望する保育園や、保育施設に送付でもOKというところもありましたが、最近は職務経歴書も一緒に求められる場合が増えてきました。
履歴書だけではなく、職務経歴書も面接で細かくチェックされますので適当に書くのはNGです。
今回は、保育士の職務経歴書の書き方や、採用されやすくなるコツや手書きかPCはどちらで作成するべきなのかと、書き方に悩んだら、転職エージェントを活用するのがおすすめなことなどについて解説していきます。
Contents
保育士が採用されやすくなる書き方のコツ!
保育士が採用されやすくなる、職務経歴書の書き方のコツを解説していきます。
長くなりすぎないよう箇条書きにする
履歴書と同じ位、面接で重視される職務経歴書は、前職ではどのような職場で働いてきたのか、業務内容、取り組んできた実績などを、明確に書いていなければいけません。
ダラダラと長く書いてしまうと、希望する保育園や保育施設の採用担当者が読んだ時に、情報がスムーズにインプットできなくてマイナスな印象を与えてしまうことになります。
職務経歴書の経歴は、長くなりすぎないように箇条書きにすることがコツです。
実績等があればしっかりアピールする
前職での実績を職務経歴書でアピールすると、希望する保育園や保育施設の採用担当者から生意気だとか、見栄を張っているとか思われたりしないだろうかと不安になる求職者もいるのではないでしょうか。
何もアピールできる実績が無いよりも、何かしら前職で活躍した事実や成果があった方が相手に好印象を与えやすいので、むしろ実績等があれば、しっかりアピールした方が良いです。
実績を職務経歴書に書く時は、ただ「◯◯をして褒められました」とかのような抽象的な文章を書くのではなく、「◯◯年に◯ヶ月◯◯の売上ランキング1位を獲得」など具体的に書くことが大切です。
見出しをつけて見やすくする
ライティングの仕事をしていない普通の人は、文章を書くという行動自体に慣れていない人が多いでしょう。
文章を書くことに慣れていない人は、職務経歴書に長文でわかりやすく書くのは難しく、せっかく想いを込めて詳しく書いたつもりでいても、採用担当者に伝わらない恐れがあります。
いきなり職務経歴書に経歴や実績などを書くのではなく、まずはノートに下書きをして自分で書いた文章がわかりやすくなっているのかチェックすると、本番でまとまりがある内容を書きやすくなるはずです。
そして、職務経歴書に文章を書く時は【】カギカッコを使用して見出しをつけるなどの工夫をして、見やすくすることも大切です。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士の面接で逆質問は好印象?高評価に繋がるコツや注意点を解説
保育士の職務経歴書は手書き?PC?
社会的にデジタル化が推進しているので、保育園や保育施設によってはICTシステムやパソコンや、タブレットなどのデバイスを導入しているところもあります。
パソコンやタブレットなどが一般的に普及している現状ですから、職務経歴書は手書きに拘る必要はありません。
職務経歴書をパソコンで作成することは、非常識では無いので例えば、手書きは字が汚いからとか、タイピングが早いからなどの理由があるので、PCで作った方が助かるという人もいるでしょう。
ただし、まだ一般的に履歴書は手書きで作成するのが無難だとされています。
パソコンで職務経歴書を作成する場合は、A4サイズの用紙に1~2枚でまとめるのを世の中では推奨されており、あまり枚数が増えすぎても読む側を疲れさせてしまう恐れがあるので注意が必要です。
自宅にパソコンが無い求職者もいるのではないでしょうか。
その場合は、職務経歴書をパソコンで作成できないと諦めるのはまだ早いです。
最寄りに図書館やネットカフェがあるならば、パソコンが設置されているはずですから使用するのもありです。
外出先では、履歴書や職務経歴書の紛失や盗難に十分注意しなければいけません。
なぜなら、履歴書や職務経歴書に記載している内容は個人情報ですから、悪意のある者の手に渡ると犯罪行為に利用されたり、イタズラされたりする危険性があります。
図書館やネットカフェのパソコンで作成した時や、仕上がった書類を外出先のコピー機で印刷した時なども、紛失や盗難のリスクがあるので注意が必要です。
保育士の職務経歴書の書き方
職務経歴書には、前職ではどのような職場で働いてきたのか、業務内容、取り組んできた実績などを書くことが求められるので、職歴について詳しくわかりやすく記載しなければいけません。
保育士の職務経歴書を作成する場合、以下のような項目で構成するのがベストだと言われています。
タイトル・日付・氏名
職務要約・概要
職務経歴
保有資格・免許
保有スキル・得意分野
自己PR(志望動機)
そして、職務経歴書の書き方として注意したいのが、採用担当者が読みやすいかやわかりやすいかを考えて、手書きであれば文章を書いたり、パソコンで作成するならばタイピングしたりします。
採用担当者は、履歴書や職務経歴書を読んで、求職者が保育士の資質を備えているのか慎重に判断するはずですから、適当な書き方をしたり、読みづらいようなものは作成しないようにしましょう。
求職者のなかには、完璧に履歴書や職務経歴書を仕上げなくても、とりあえずザッと書いて希望する保育園や保育施設に送付して、後は面接で詳しく自分の経歴や職歴を伝えれば良いやという考えをもっている人もいるのではないでしょうか。
もし、希望する保育園や保育施設が書類選考有りのところだったら、書類選考の段階で落とされて面接まで進まない可能性があります。
最初から完璧に履歴書や職務経歴書を仕上げていれば、もしかしたら書類選考を通過していたかもしれません。
後悔しないためにも、手を抜かずに作成することが大切です。
職務経歴書の書き方なら転職エージェントに相談を
求職者のなかには、履歴書や職務経歴書の作成に不安を覚えたり、パソコンを使用するのは苦手だったりする人もいるでしょう。
自力で解決しようと焦りながら作成していると、まとまりが無いような仕上がりになったり、墓穴を掘ったりする可能性があるので空回りしないように気をつけなければいけません。。
職務経歴書の書き方に不安があったりパソコンを上手く扱えない人は、転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。
転職エージェントの活用は、求人情報を紹介してもらい面接対策をサポートしてくれるだけではありません。
就職活動や転職活動での悩みや疑問があれば、相談にのってもらったり書類の作成方法や、書き方についてアドバイスをしてくれるところもあります。
転職エージェントを上手く活用できれば、自力で職務経歴書を作成するよりも優れた出来栄えになるかもしれません。
客観的に職務経歴書を見てもらうことができますし、添削してくれる転職エージェントもいるので、自分で気づかないミスや不適切な文章などを教えてもらうこともできるでしょう。
まとめ
一般的に、履歴書は手書きで作成して、職務経歴書はパソコンで作成されることが多いです。
職務経歴書を作成する際は、履歴書に書いた職歴をそのままコピーするような雑な書き方はしないようにしましょう。
職務経歴書の書き方について、採用されやすいコツを解説しているので参考にして採用担当者に、上手く自分の魅力や職歴・経歴・実績などをアピールできるように仕上げてみてください。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
「役に立った!」と思ったらいいね!してね(^-^)