保育士は保育園や保育施設で、職員達と協力しながら子どもの身の回りの世話をしています。
同僚や先輩保育士、園長先生達とのチームワークが大切になるので1人では仕事を進められません。
職場で子ども達や職員達と集団生活をしながら、保護者のために一生懸命に働いています。
保育士の仕事をしていると、時には職員が退職することになりお別れがくる場合もあるでしょう。
別れは寂しいものですが、日頃の感謝の気持ちを込めて退職者に素敵なプレゼントを贈りたいと考える人もいるのではないでしょうか。
今回は、保育士の退職プレゼントは何がいいのかや、絶対に喜ばれるアイテムを贈るタイミングとポイントなどについて解説していきます。
Contents
保育士のおすすめ退職プレゼント
今まで一緒に保育現場で働いてきた職員が退職する際に、喜ばれるアイテムを贈って気持ちの良い別れ方をしたいと思う人は多いでしょう。
お礼の品は何でも良いという考え方をして、適当にプレゼントを選んでしまうと退職する保育士は受け取ってもその場では社交辞令では喜んでくれるかもしれません。
せっかく、自分のために時間を割いてプレゼントを買ってきてくれたのですから、その人の前で嫌な雰囲気はだせないでしょう。
本心ではつまらない贈り物を貰ってしまったとか、プレゼントを選ぶセンスが無いなど思われる恐れがあります。
しかしながら、退職プレゼントを贈りたいと思っても何を購入したら良いのか悩んでしまいますよね。
何も退職者に高額な物を贈る必要はありません。
あまりに高額な贈り物をしてしまうと、相手は後でお返ししなければ失礼なのかなと余計な気を遣わせてしまう恐れがあります。
保育士のおすすめ退職プレゼントは、以下のようなアイテムを贈ると期待はずれになりにくいです。
エプロン
退職する保育士が、職場を辞めて別の保育園や保育施設に転職していくということもあります。
また同じ保育業界で活躍することがわかっているのであれば、「エプロン」をプレゼントしてあげると役立つかもしれません。
エプロンは保育士にとって仕事着になるので、また別の職場で保育士を続けるつもりなら喜ばれるでしょう。
1着ではなく値段(価格)が安ければ何着か購入してプレゼントするのも良さそうです。
お菓子
保育士の退職者にもっとも無難な贈り物が「お菓子」です。
ただ、お菓子は賞味期限があるので、あまり短いものだと渡された方は失礼だなと感じてしまう可能性があるので注意が必要です。
そのため、日持ちがしないお菓子は避けたほうが良いでしょう。
ケーキや和菓子などは、プレゼントに良いかもと考えがちですがすぐに食べなければいけないので、受け取った方は困ります。
もし、生菓子を贈って食べた人が食あたりになって体調不良を引き起こしてしまう恐れもあるので、お菓子の種類には気をつけなければいけません。
個別包装されたお菓子が、保育士を退職する人におすすめです。
ハンカチ
いくつあっても困らなくて、自宅に持って帰っても保管しやすい贈り物が「ハンカチ」です。
ハンカチは薄いですし、折り畳んでコンパクトにできるので保管場所にも困りません。
バッグの中に入れても良いですし、自宅の収納棚に収納することもできます。
保育士の退職プレゼントとして、ガッカリされにくいアイテムですが自分の拘りや趣味を押し付けた柄・デザインのハンカチを贈るのは避けた方が良いでしょう。
退職する保育士と付き合いが長くて、相手の好みを知っているという人は相手の好みに合わせたハンカチをプレゼントしてあげることが大切です。
花束
保育現場では女性が多く働いています。
保育士の退職者が女性の場合は「花束」をプレゼントするのも良いでしょう。
女性の多くが花が好きで部屋に飾っている人も多いです。
花束は心をリラックスさせてくれる効果があり、受け取った人は嬉しかったり幸せな気持ちになったりするはずです。
また、花を自分のために購入する人は少ないでしょうから、あまり派手すぎず目立たない花束を渡すようにしましょう。
寄せ書き
保育士の退職者が勤め先を辞めた後も、継続して付き合いがある人もいれば全く無くて疎遠になってしまう人もいるでしょう。
何かひと言メッセージを書いた「寄せ書き」を、退職プレゼントとして贈ってあげると月日が経って見返した時に、職員や子どもが書いてくれたメッセージに感動したり、当時の楽しい思い出が蘇ってくるかもしれません。
寄せ書きは、形としてずっと残り続ける物なので素敵なプレゼントになります。
実用的なもの
お菓子や花束なども、保育士の退職プレゼントとしておすすめですが時が経ったら無くなる物なので、何か形に残る物を渡したいという人は「実用的なもの」が良いでしょう。
実用的なものは色々ありますが「ペン」は、日常生活で使う頻度が高いので喜ばれる可能性が高いです。
有終の美を飾る退職者へのプレゼントですから、あまり安いペンを贈るのはおすすめしません。
ちょっとオシャレだったり、ブランド物のペンなどを保育士の退職者へプレゼントしてあげると喜んでくれるはずです。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士で嬉しかったことは?やりがいを感じるときの6のエピソード
退職する保育士にプレゼントを渡すタイミング
退職する保育士に何をプレゼントするかは決まったけれど、渡すタイミングに悩む人もいます。
保育士はシフト制勤務なので、ひょっとすると一緒に働く前に職場を去ってしまって渡しそびれてしまうかもしれません。
今後も付き合いがある人なら、勤務先で絶対に渡さなければいけないわけではないので何とかなるかもしれませんが、全く付き合いが無くなってしまうのであればプレゼントできません。
退職者は勤務の最終日に、もしかしたら何かサプライズで貰い物があるのかもと考える人もいるはずです。
タイミングが合わずにそのまま疎遠になってしまったら、退職した人に誤解されたまま過ごしていかなくてはいけないので後悔するでしょう。
相手が有給休暇を消化する場合もあります。
勤務最終日を他の職員が把握していても、退職する人が有給休暇の日数がたくさんあるので退職日を変更して今日が最後にして欲しいと願い出るケースもあります。
退職する保育士にプレゼントを渡すタイミングに失敗しないためには、有給休暇の有無や退職日を良く確認することが大切です。
退職する保育士にプレゼントを渡すポイント
退職する時に、今まで共に苦労を分かち合ってきた仲間から、プレゼントを貰えるのはとても嬉しいものです。
見送る方は笑顔で別れをする人もいますし、寂しい気持ちが一杯で悲しみながら別れる人など表情は人それぞれ違います。
保育士の退職者は、今までお世話になりましたという感謝や安堵の気持ちがありますが、後ろ髪を引かれる想いも同時に感じる人もいます。
プレゼントを退職する人に渡す時に、喜ばれるポイントとして「手紙」を贈るとさらに感動してくれる場合があるでしょう。
手紙で一番嬉しいのは、感謝の気持ちが書かれた内容なので心のこもった熱いメッセージを綴って渡しましょう。
まとめ
保育士として今まで一緒に頑張って仕事をしてきた仲間が、退職することになったら喜んで貰うために何かプレゼントをしたいと思う人は多いです。
世の中の保育士の退職者が、何をプレゼントされて喜ばれたのかを把握して、おすすめの贈り物を渡すことができれば失敗や後悔しにくくなります。
そして、ただプレゼントを渡すだけではなくプラスアルファで手紙や想い出の写真・アルバムなど形に残り続ける物をプレゼントしてあげることが大切です。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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