子ども好きな人であれば、将来は幼稚園教諭になって楽しく働きたいという人も少なくありません。
仕事にするわけですから、働きながら苦しいこと辛いことも経験しながら立派な幼稚園の先生として成長していくことでしょう。
教員免許を取得する必要があるので、誰でも簡単にできるものでもないですし向き不向きは本人の性格なども関係します。
幼稚園教諭についての理解を深めてみて、本当に目指して良いのか考えてみてはいかがでしょうか。
今回は、幼稚園教諭のいいところについてや、向いている人の特徴などについて解説していきます。
Contents
幼稚園教諭のいいところは?
多くの大人は保育園や幼稚園に通っていた経験があるので、何となく幼稚園教諭の仕事ぶりを理解しているのではないでしょうか。
幼稚園では保護者から子どもを預かり、集団生活をするため幼稚園の先生は毎日、色々な性格の子ども達をお世話することになります。
子ども好きという想いだけでは、いざ就職してみると理想と違っていたと思う可能性があります。
幼稚園教諭として働きだしてから、向き不向きを考えるのではなくある程度、自己分析をしておいた方が後悔しにくくなるでしょう。
できるだけ長く幼稚園で働くのであれば就職前の段階で見極めることも重要です。
幼稚園教諭のいいところをたくさん把握して、納得したうえで子どもに対して共感できる人物でないと長く勤めるのは難しいでしょう。
具体的に幼稚園教諭のいいところは以下のようなことがあります。
子どもの成長がみられる
幼稚園教諭のメインの仕事は、保護者から預かった子どもの生活サポートです。
ママやパパに代わって、我が子のように園児達と接していくので一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど愛おしくなっていくものです。
子どもの成長はあっという間です。
いつの間にか身長が伸びていたり、泣き虫だった子どもが強くたくましい性格になっていたりと心も身体も成長していきます。
子どもの成長がみられるのは幼稚園教諭のいいところです。
思い出が作れる
幼稚園の先生のいいところとして、子ども達と日々ふれあいながらたくさんの思い出が作れる点があります。
お遊戯会・運動会・遠足など幼稚園は、様々な行事が多いです。
子ども達と一緒にイベントをやりきるごとに、幼稚園教諭として得られる経験値もたくさんあります。
卒園した子どもが遊びに来てくれる
幼稚園に預けられた子ども達と過ごす時間は有限ですから、やがて卒園式を迎えてお別れすることになります。
卒園したらそれっきり関係が切れる子どもや保護者もいますが、園児達の中には卒園しても遊びに来てくれる人もいるでしょう。
さらに成長した元園児達の姿を見ると、幼稚園の先生をやって良かったと思えますし、将来は同じように幼稚園教諭を目指したいと報告してくれる子どももいるかもしれません。
保護者の方達から感謝の言葉をもらえる
日中の間、仕事や家事などで忙しく過ごしているママやパパの代わりに、子どもの面倒を見てくれる幼稚園教諭に多くの保護者は感謝しているものです。
保護者によっては、先生のクラスで良かった、毎日とても助かっていますなど色々な感謝の言葉をもらえる場合もあるでしょう。
ママやパパからそのような報告をもらえると、改めて幼稚園教諭になって良かったと思う方も多いです。
自己成長に繋がる
幼稚園という場所は、子どもの生活サポートを職員が行うところですが、子ども達が社会生活を送るうえでの必要な知識や行動力を身につけさせる場でもあります。
子ども達と一緒に過ごす中で、子どもならではの発見や気付きに驚かせられる場合もあるでしょう。
子どもに教えることが幼稚園教諭の仕事だと思いがちですが、逆に教えられることもあり自己成長に繋がります。
幼稚園教諭に関連する記事はこちら⇒幼稚園教諭のあるある10選!よくあるエピソード
幼稚園教諭に向いている人は?
子ども達は大好きなママやパパの元を離れて、日中を幼稚園で過ごすことになりますが、園児達にとって幼稚園教諭は親代わりの存在です。
しっかりと保護者の代わりを務めるためには、子ども達から好かれることはもちろん、魅力的な大人で居続けることが大切です。
幼稚園教諭に向いていない人よりも、向いている人の方が楽しくやりがいを感じながら仕事ができやすいでしょう。
子どもに共感できる心を持ち、子どもに合わせた接し方ができる幼稚園教諭を目指すことが重要です。
そのうえで幼稚園教諭に向いている人は、以下のような人物が当てはまりやすいですので参考にしてみてください。
子ども好き
幼稚園に預けられる子どもは、何十人もいてみんなそれぞれ性格や気質に違いがあります。
例えば、大人しいタイプだったり、短気なタイプだったり人見知りして一人が好きな子や、集団で過ごすことが向いている子など様々です。
幼稚園教諭は子ども一人ひとりの個性を理解する必要があります。
子ども好きな人の方が、園児達の気持ちに寄り添えたり共感したりしやすいので幼稚園の先生に向いています。
まじめで几帳面
幼稚園に通う子ども達は、日々、職員の姿を目にしていてしっかりとどういう人なのか理解しようとするものです。
適当な気持ちで園児達と接していると、子ども達から本心で向き合ってもらえなくなります。
きちんと愛情を持って接してくれているのか、そうでないのか違いを本能的に察することができるので、まじめで几帳面な性格の人が幼稚園教諭として向いています。
周りとのコミュニケーションが取れる
幼稚園教諭の仕事は、単独プレーではなく他の職員と協力しあいながらのチームワークが大切です。
様々な個性を持つ子ども達や、保育現場で共に働く職員の人達とも信頼関係を構築していく必要があります。
幼稚園で何かトラブルや事故が起きた際は、迅速に保護者に連絡を取ったり毎日の仕事で他の職員達と報・連・相を行うことが求められます。
そのため、周りとのコミュニケーションが取れる人が幼稚園の先生に向いていると言えます。
手先が器用な人
幼稚園では子どもの生活サポートがメイン業務になりますが、園児達と一緒に遊んだり教育するためにピアノ演奏やお遊戯会の出し物の制作など手先を使った作業も発生します。
幼稚園の先生は、手先が器用な人だけしか採用されないわけではありませんが、やはり不器用な人よりも有利なのは確かです。
保育日誌の作成や小道具の制作なども行ったりするので、手先の器用な人は幼稚園教諭に向いていると言えるでしょう。
子どもの面倒見が良い人
子どもは素直に自分の気持ちを表現するので、泣きたい時は思いっきり泣いたり、怒りの感情が湧いたら怒ったりすることもあります。
時には幼稚園の先生に助けを求めることもあるでしょう。
子どもの喜怒哀楽の感情を理解してあげて、優しい気持ちで柔軟に対応してあげることが大切です。
幼稚園教諭を目指す人で子どもの面倒見が良い人は向いていると言えます。
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まとめ
幼稚園で働く幼稚園教諭は、周りから見ると子ども達と一緒に遊んだりするだけが仕事だと思われがちです。
実際に保育現場で働くのと周りから見るのとでは、仕事に対してギャップがあるものです。
子ども好きだけでは幼稚園で長く働くことは難しいでしょう。
幼稚園の先生を目指している人はどのような仕事内容なのか、向き不向きや楽しさ、やりがいなどがあるのか理解して、共感できる部分が多ければ理想と現実とのギャップを感じにくくなるので長く勤められる可能性があります。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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