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2022.11.20

保育士は減少しているのって本当?人材不足について解説!

保育士 減少

日本では、待機児童問題や潜在保育士の増加などで保育士不足が懸念されています。

実際には、どれくらい保育士は減少しているのか気になる人もいるのではないでしょうか。

少子高齢社会になってきている現状があるので、子どもの出生率は減っています。

ということは、年々、子供の数が減少傾向になっているのに、なぜ保育士の人材不足が起きるのか疑問に思う人がいるのもうなずけます。

保育士になるためには、筆記試験・実技試験に合格して国家資格の取得が必要です。

合格率は約20%~30%ですから簡単ではないのですが、国家資格取得のハードルが高いのでしょうか。

今回は、保育士は減少傾向なのは本当なのかや、理由と人材不足のことなどについて解説していきます。

保育士は年々減少しているの?

子どもの人格形成や、成長をサポートをするのが保育士の役割であり、子供は将来の日本経済を支える大切な人材です。

子供達がやがて立派な大人へと成長をしていくための手助けを、保育士はしているので責任の重さと社会的貢献度の高さを考えると立派ですよね。

しかし現状は、保育士の数は年々減少傾向です。

一過性ではなく、昔からなので慢性的な保育士不足に陥っている状況です。

実際には、どの位不足しているのかというと、2014年に厚生労働省の発表で2017年度の年末には約7.4万人の保育士が不足気味になるだろうと言われていました。

一生懸命に勉強して、国家資格を取得して保育士になっても、勤続年数が5年未満で辞めてしまう保育士が多いのだとか。

保育士の国家資格を取得していながら、保育業界で働いていない人を「潜在保育士」と言います。

保育士が減少している理由は?

保育士が減少傾向で、潜在保育士が多いと言うことは、保育施設や保育園で働くことに対して何か不満をもっていたり、他にやりたい仕事があったからなのでしょうか。

保育士が減少している理由として、以下のようなことがあります。

給料

昔に比べて、今の時代はインターネットを使って、誰でも自分に必要な情報を検索することができます。

検索することに慣れていない人や、いわゆる情報弱者は情報収集能力が高くは無いので、自分に必要な情報を得るまでに多くの時間を費やしやすいです。

そのような人は、給料ができるだけ高い保育園に就職したいと思って、就職前に色々とリサーチしてもあまり良い条件のところを見つけられなくて妥協して入社する人もいます。

保育士の年収は他の職業と比較すると、高いわけではないという情報はリサーチが上手な人であればすぐにわかるものです。

私立保育園、公立保育園のどちらも勤め始めはあまり、平均年収に差は無く360万円台だと言われています。

リサーチ力が低い人は、詳しい給与体系を知らないので保育施設や保育園に就職して、しばらくすると給料が低いことで悩んでしまい、納得できなくて退職してしまう人もいるでしょう。

また、初めて社会人になる人は、目の前のことに取り組む物事だけで精一杯になってしまいがちです。

そうなると、視野が狭くなってしまい、他の職業や職場の労働環境や待遇などが、勤め先と違うことに気付けなかったりします。

責任

保育士を目指す人の多くが、昔から子どもが好きだからという動機でチャレンジしています。

それだけの理由で、保育士が務まるほど甘い職業では無く、保護者の代りに大切なお子様の身の回りのサポートをしたり、事件事故やトラブルに遭わないように命を守っていく必要があります。

そう考えると、保育士の仕事はとても責任が重いというのがわかりますよね。

子ども達を預かり、平穏無事な毎日を送らないといけません。

保育士が減少している理由として、責任の重さや仕事のプレッシャーに耐えきれず離職してしまう人もいます。

保育士一人が担当する子どもが、一人だけならキャパオーバーしないかもしれませんが、基本的には何人もの子供を見なければいけません。

それも、みんな平等に接することが必要なので、特定のお子様だけ特別扱いしたりひいきはできません。

保育士として働く前に、ベビーシッターの経験があったり、身内や友達の子どもを預かって面倒を見たことがある人もいるでしょう。

しかし、一人でたくさんの子供の面倒を見る機会は、保育士として働くまで経験していない人の方が多いですから慣れていなくて困惑するものです。

環境

職場環境や労働環境が合わなくて、勤め先を退職してしまう保育士は多いです。

職場で派閥があったり、人間関係がドロドロしていたりすると働き辛くなります。

サービス残業が当たり前になっているところ、たびたび残業が発生して長時間労働を余儀なくされる環境に身をおいているなど、環境に不満をもち退職者が続出しているケースもあります。

そういう働き場所は、人の入れ替わりが激しいので就職に成功しても、まともな研修をしてくれなかったり、試用期間が無くいきなり戦力として働かされると言った声もありました。

正直、職場環境や労働環境は入社前に、入念にリサーチしたとしてもわかり辛いです。

実際に働いて、職場の居心地が悪い、劣悪な環境で働いているんだなとかを実感する人が多いでしょう。

最初から、自分の理想の職場に就職できたり、天職だと思えるような仕事に就ける人は少ないです。

何度か転職を重ねて、初めて自分の希望の条件通りや、納得できる職場に巡り合う人もいるので、勤め先がハズレだったとしても恥ずかしいことではありません。

 

保育士に関連する記事はこちら⇒保育士で苦労することは何?大変なことについてを解説!

保育士が減少しているから改善はすすんでいる

なかなか、保育士不足に歯止めがかからないのが現状ですが、何も対策がされていないわけではありません。

政府は、定期的に保育士の賃金水準の見直しをしたり、キャリアアップ制度の充実化を図ったり、色々と改善策が講じられています。

実際に、給料の処遇改善策が実施されてから保育士の年収はアップしています。

まだまだ、保育士不足に歯止めがかからないのは、不満や課題がたくさんあるからだと思いますが、解決に向けて取り組んでいますので、徐々に改善は進んでいると言えるでしょう。

保育士が減少傾向で、このままでは保育業界が崩壊してしまう恐れがあるから国は早急に改善を図っているとの見方もできますが、国が手を差し伸べてくれるというのは安心感がありますよね。

保育士は減少しているが一生ものの仕事

保育施設や保育園によっては、保育士の資格を取得していない無資格者でも働けるところはあります。

その場合は、保育士の補助業務を担当することになるので、任せられる仕事の幅が狭まります。

保育士の資格を取得していると、無資格者よりも専門性がある知識・スキルを身に着けていますから任せてもらえる仕事が多いです。

仕事量も増えてしまうのではと不安になる方もいると思いますが、保育士としての働き方は正社員以外にも派遣・パート・アルバイト・契約社員など色々あります。

正社員の保育士が一番、仕事量が多くなってしまいますから、時間の融通が利く仕事をしたい人は、正社員以外の働き方を選択してみてはいかがでしょうか。

保育士は、減少傾向なのですが色々な働き方ができますし、国家資格を取得した保育士しかできない保育業務は多いので職場で重宝されやすくなり一生ものの仕事です。

保育士減少のまとめ

現在、保育士の数は減少傾向で勤続年数が5年未満で、退職してしまう人が多いと言われています。

一生懸命に勉強して国家資格を取得し、せっかく掴み取った就職先を辞めてしまうのはもったいないと思いますが、人それぞれ色々な事情があります。

一度、保育士試験に合格していれば、国家資格は失効することはありませんので、一生ものの仕事だと言えるでしょう。


この記事の監修は

保育のせかい 代表 森 大輔 

2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。

その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。

 

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