子どもの命を預かり守っていく保育士は、生半可な気持ちではできません。
子供達が安心・安全に楽しく保育園で過ごせるために面倒をみたり、保護者からの信頼を得ていくことが必要です。
保育士の仕事は、個人プレーではなく他の職員の人達と協力し合って、スムーズに業務を回すことができます。
今回は、保育士で子どもや職場で心掛けていることは、何なのかなどについて紹介していきます。
Contents
保育士で心がけることって何?「子ども」
保育士は、ぼーっと何も思考せずに仕事ができる職業ではなく、肉体的にも精神的にも強さが求められます。
保育園では、園児達の身の回りの世話をしながら、生活スキルを学ばせたり、心の成長を手助けしていきます。
その為。幼稚な考え方をする保育士は、子ども達の安全や安心を守っていくことができません。
保育士として、精神年齢が高く色々な決意を心がけている人でなければいけません。
子どもにケガをさせない
子どもを持つママやパパから、大切なお子様を預かるということは他人の子供の命を預かります。
預かった以上は、絶対に安全面に気を配り子供にケガをさせないようにしなければいけません。
保護者から預かったお子様に、怪我をさせてしまうと信頼を失うばかりか、保育園の口コミやママ友などからネガティブな意見を言われて、評判が悪くなってしまう恐れもあるでしょう。
子供は一人だけ預かるわけではなく、何十人もいるので一人一人に気を配ってケガをさせないようにする必要があります。
全員の子どもと会話をする
子供を持つママやパパは、日中は自分で面倒を見れないから保育施設に我が子を預けにきています。
面倒を見る子どもは、何十人もいますから保育士さん一人に対して、子供の世話は何人も担当しなければいけません。
保育士は、聖徳太子ではないので園児達全員の言っていることを理解したり、目が届くわけではありません。
全ての子ども達と平等に接するということは難しいかもしれませんが、1日かけて全員の子どもと会話することはできます。
園児達が降園するまでに、全員の子どもと会話してみようと心がけることが大切です。
全員の子どものことを理解する
保育園は、小学校に入学する前の0歳〜5歳のお子様を預かる施設です。
0歳の乳幼児は、保育士がミルクを与えたりおむつ替えなどをしますよね。
5歳児は、ある程度一人で自分のことができるので、子供の年齢によってできること、できないことに違いがあります。
保育士は、子ども一人一人の発達段階を理解して、臨機応変に保育業務を行うことが大切です。
全員の子どもに対して、理解することを心がけないとトラブルが起きたり保育業務に支障をきたす恐れがあります。
大人の都合を押し付けない
保育園で預かる子ども達は、保育士に世話をして貰いながら順調に成長していきます。
子供が言うことを聞かなかったり、やるべきことをやらなかった時などは、イライラしてしまいがちです。
しかし、保育園は保護者からお金を頂いてなりたっていますから、預かる子どもはお客様です。
ですので、保育士の言う通りにするように厳しく注意したり、指示や命令などで大人の都合を押し付けないように心がけることが大切です。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士の目標はどうたてるべき?失敗しない考えかたについて解説!
保育士で心がけること「職場」
保育士の仕事は、一人では行うのは無理があり様々な問題解決もできません。
他の職員と連携することによって、日中の保育業務をスムーズに回すことができます。
その為、職場での人間関係が良好でないと仕事に支障をきたしたり、精神的な苦痛を感じてしまいます。
保育現場は、女性が多いです。
女性は集団行動が得意で、共感を大切にしているので、どうしても派閥ができたり陰口を叩かれる恐れがあります。
人間関係を大切にしたい保育士が、職場で心がけることは以下のようなことがあります。
保護者との連携を意識する
保育園に通う子どもは、何十人もいますから時には、誰かがケガをしたり体調不良になってしまうこともあるでしょう。
園児が怪我や体調不良になった時は、保育士は保護者にすぐ連絡して事情を丁寧に説明する必要があります。
また、登園や降園時に保護者とコミュニケーションを取って、信用を積み重ねていくことも大切です。
保育士は、保護者との連携を意識して安心感・信頼感をもってもらえるように努力していく必要があります。
毎日元気に仕事をする
新人保育士は、まだ保育園での業務に慣れていなかったり、先輩職員との仲も深まっていないので日々緊張の連続です。
なかなか笑顔で保育業務を行うことは難しいですが、保育園での仕事はチームワークが大切なので、嫌な顔を相手に見せてしまうと心配されたり人間関係に支障がでてしまいます。
シフト勤務で仕事をすることが基本なので、急きょシフトを変更してほしい事情が起こった時に、日頃から無愛想で態度が悪いと相手から嫌味を言われたり根に持たれるかもしれません。
人間ですから、どうしても職場で苦手な人がいる場合もあります。
その人と無理に深く付き合う必要はありませんが、毎日元気に仕事をすることを心がけておくと、仕事がスムーズにいくようになったり、いざという時に他の職員さんから手助けしてもらいやすくなります。
悪口は言わない
子どもは、大人のことをよく観察したり真似をします。
園児達の前で、保育士は仕事や家庭の愚痴、誰かの悪口などは言わないようにするべきです。
子どもに不快感を与えてしまったり、汚い言葉を覚えてしまって言うようになったりするかもしれません。
保育士が、悪口を言っている出来事を家に帰ってママやパパに言う恐れもあります。
保護者は、保育士が悪口を言ったり態度が悪いことを知ると、信頼されなくなったり保育園の悪評にも繋がります。
仕事ですから、楽しいことばかりではなく辛いことがあったり、理不尽なこともあるでしょう。
明るく笑顔が素敵な保育士ほど、子どもから好かれ保護者から信頼されますから、悪口を言ったり態度悪く接しないように気をつけましょう。
みんなで助け合うこと
保育園での保育業務は、チームワークで進めていくので人間関係を大切にしなければいけません。
女性が多い職場なので、自然に派閥ができたり相性が良い人同士が集まってコミュニケーションをとりがちです。
仕事の意見が同じだったり、愚痴を話せるような仲になったりして仲間意識が芽生えてしまうのですね。
ですが、仕事のやり方や意見が違うのはおかしいことではありません。
どうすれば、効率良く保育業務ができるのかや、保育士が平等に仕事をこなせるのかなど、みんなで話して助け合うことが大切です。
苦手だったり気が合わない人が職場にいるのは、どこでも同じです。
仕事をする仲間は友達ではないので、プライベートまで付き合わなくても問題ありません。
ですが、みんなで助け合いながら仕事をすることは、社会人として当たり前のことなのです。
身だしなみを完璧にする
保育士は、接客業とまではいきませんが対人がメインの仕事ですから、常に身だしなみに清潔さが求められます。
子どもは、保育士をよく観察していますから、ボサボサの髪の毛のまま仕事をしたり、汚らしい格好をしていたりすると良い印象を持ってもらいにくくなります。
保護者とも接しますから、子どもから大人に良い印象を与えられるようにナチュラルな化粧をしたり、きれいに髪型をまとめるなど、身だしなみを完璧にするように心がけましょう。
保育士心がけていることのまとめ
保育士は、子供達が保育園でケガをしたり体調不良がおきないように安心・安全を守ることを心がけなければいけません。
保育業務は、チームワークで行いますから、職員同士の人間関係も重要です。
仕事中は、笑顔でポジティブな気持ちで取り組むことで、人間関係の良好に繋がったり保護者からの信頼を得られやすくなります。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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