保育園は、男性も働いていますがまだまだ女性が多い職場です。
女性の保育士さんは、仕事でもオシャレを楽しみたいと思っている人も多いでしょう。
保育業界は、子供のお世話をするビジネス内容ですから関係のないファッションに拘りすぎるのは良くありません。
ただし女性の身だしなみとして、最低限のオシャレは容認されています。
初めて保育士として働く女性は、どこまでオシャレを楽しんで良いのか、その線引が難しいですよね。
例えば、ネイルは大丈夫なのか気になっている女性も多いでしょう。
今回は、保育士はネイルをしてもいいのかや、許容範囲などについてご紹介していきます。
Contents
基本的に保育士はネイルNGと考えるべき
ネイルは、保育士だけではなく、世の中の女性の定番のオシャレですよね。
結論を言いますと、基本的に保育士はネイルNGなんです。
普通に考えて、保育園で働く保育士さんは子供のお世話をするというのが仕事になりますから、全く無関係なことがわかります。
子供の安全を守り、保護者の方達との信頼関係をつくっていくことが使命なので、オシャレに拘る必要はありません。
一部、ネイルOKな保育園もありますが、子どもへの安全面・衛生面を考えてほとんどのところは禁止されているのです。
ネイルをして保育園で働いていると、もし、園児達が興味を持ち子どもが真似をしたがるかもしれません。
爪を伸ばしすぎていることで、園児たちと触れ合った時に皮膚を傷つけしまったり怪我をさせる恐れもあります。
そして、誤って保育士の爪に塗られているネイルを子どもが舐めてしまうと、人体に悪影響を及ぼす化学物質が入っているネイルやマニキュアだったら体調不良になってしまうこともあるのです。
園によってはOKなところもある
ほとんどの保育園では、マニキュア・ネイルは禁止されていますが園によってはOKなところもあります。
なぜ、一部だけ認められているのかと言いますと正確には黙認されているという状況です。
つまり、保育園ではファッションに対しての明確なルールが定まっていないところがあるからなんですね。
ですが、ネイルが大丈夫な保育園であっても、保育士が自由にカラーやデザインなどを決めて良いとは限りません。
保育業界は、あくまでもお子様の安全面・衛生面に気を配りながら普段、仕事や家事で忙しいママやパパの手助けをするということが仕事になります。
保護者から見ても安心できる身だしなみをしなさいと保育園側である程度オシャレの範囲が決められています。
例えば、爪をできるだけ短く丸く手入れした上でのネイルだったらOKにしたり。
透明な色や、ヌーディーカラーの場合のもは許されていたり常識的な範囲がある程度定められているのですね。
保育士に関連する記事はこちら⇒保育士として働くための服装ってあるの?
保育士でネイルがダメな理由をしっかり考えよう
ほとんどの保育園で保育士のネイルを禁止していますが、それにはきちんとした理由があります。
まずもってネイルをしない方が、あきらかに仕事に支障をきたさないでしょう。
最低限の身だしなみを整えて、清潔感を出すことは大切ですが保育園で働く保育士は自分だけではなく他にも職員がいますし園長先生もいますから協調性を持って仕事をしていかなければいけません。
保育士でネイルがダメな理由は、以下のようなものがあります。
衛生面
保育士がネイルをしていると、長く伸ばした爪で子どもの皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。
園児たちとの触れ合いで、支障が出る他、事務作業をする時にボールペンや鉛筆をスムーズに持てなくなったりして作業を迅速丁寧に進めることが困難になるでしょう。
また、保育士側ももともと肌が弱い人がネイルをすることによって、爪がもろくなったり肌を痛めやすくなるので衛生面に良くありません。
保護者から良く思われない
保育士は、子どもたちと接することがメインの仕事ですが、お子様を預けるママやパパがいるから成り立っている職業です。
保護者の方は、我が子を保育園に入園させる時に安全なのかや先生は信頼できるのかや、保護者対応は良いのかなど口コミを探したりリサーチしたうえで預けています。
保育士がネイルをしていることで、子供の安全を本気で守ろうという覚悟が感じられないと思う保護者もいますから良く思われないことがあります。
子どもに悪影響を与える可能性
保育園に預けられている子どもたちは、特に女の子の場合女性の保育士さんのネイルに興味津々になることがあります。
女の子は、精神年齢が男の子よりも高いので先生のオシャレの真似をしたがったり、自分磨きをしたがるものです。
子どもは、マニキュアやネイルに含まれている化学物質の影響を知りませんし、周りからどう見られるのかもよくわかっていません。
自宅に帰って、両親に先生がネイルをしているので私もしたいと駄々をこねてママやパパを困らせてしまうかもしれません。
このように、子どもに悪影響を与える可能性があるのです。
子どもへのアレルギー問題
マニキュアやネイルには、化学物質が使われているものがあります。
色々なメーカーから販売されているので、使用されている成分に違いがあるのですね。
もし、保育士が使っているものにアレルギー物質が含まれているものがあったら、子どもと触れ合った時に園児にアレルギー反応がでて肌が荒れたり体調不良を引き起こしてしまう恐れもあります。
どうしてもネイルをしたい保育士はどうするべき?
基本的には、ネイルNGにしている保育園が多い中、一部のところはOKな園もあるのでどうしてもネイルをしたい保育士は、自分でリサーチして探してみましょう。
例えば、新しい保育園であったり、正社員ではなく派遣社員やパート勤務など雇用形態によってもファッションに関して緩いところも存在します。
保育園でのファッションは、まだまだ明確にダメという決まりはなく暗黙のルールになっているところが多いので、今後、マニキュア・ネイルがOKになったりする可能性も否定はできません。
もし、ネイルOKな保育園で働くことができた人も、今はNGな園で働いている人でも今後、園のファッションルールが緩くなってネイルをしても良くなるかもしれないので、日頃から以下のようなことに気をつけておくことが大切です。
爪は短く
子どもと触れ合うことがメインの保育士さんですから、園児たちと接する安全上からも基本的に爪は短く切っておくことが大切です。
また、爪を切った後はさらに爪やすりを使用して形を丸く整えて、角になっている箇所がないか確認しましょう。
派手な色は避ける
そもそも、ネイルを禁止している保育園では爪に何も塗らないことが大前提です。
どうしてもネイルをしたい保育士は、自己責任ですが透明のものを塗ると目立ちませんので派手な色を避けることでバレなかったり黙認してもらえるかもしれません。
ネイルOKの求人を探す
全ての保育園が、ネイル禁止されているわけではないので自分で根気強くネイルOKの求人を探すのも有効的な手段です。
なかなか、見つけるのは苦労すると思いますが新しい保育園であったり、保育士専門の転職サイトとかに登録してエージェントのアドバイスを貰うなど方法は色々あります。
保育士ネイルのまとめ
保育園で働く保育士は、子供を預ける保護者からの信頼を得て、園児たち安全を守りながらサポートしていく仕事です。
女性が多く活躍してる保育士は、オシャレを楽しみたい気持ちもわかりますが、子どもの衛生面・安全面を考えて基本的にはネイルNGなところが多いです。
一部では、ネイルOKな園もあるので長期戦にはなりますが、根気強く求人を探してみましょう。
この記事の監修は
保育のせかい 代表 森 大輔
2017年 保育のせかい 創業。保育士資格・訪問介護員資格を保有。2021年 幼保連携型認定こども園を開園するとともに、運営法人として、社会福祉法人の理事長に就任。
その他 学校法人の理事・株式会社の取締役を兼任中。
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