保育園で働く、保育士さんは基本的は制服とかは支給されていません。
子供と一緒になって、遊んだり運動や娯楽を楽しんだりするので動きやすい服装が求められます。
とはいうものの、動きやすければ何でも良いというわけではありません。
例えば、洋服に装飾品が施されていると、子どもが抱っこを求めてきたりハグをしたりする時にお子様の身体に触れて最悪の場合、怪我をしてしまう恐れがあります。
保育士さんは、子供の安全を守ることが仕事ですから、危険な目に遭うリスクを減らさないといけません。
自分の服装のせいで、保護者さん達から預かった大切な子供が傷ついてしまうのは絶対にあってはならないことですよね。
だけど、最低限の身だしなみとしてオシャレな格好もしていきたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、保育士でもオシャレはしていいのかや、ピッタリな服装の選び方などについて紹介していきます。
Contents
保育士でもオシャレしていいの?
保育士さんは、常にお子様や保護者から見られているということを意識しなければいけません。
登園時や降園時に、ママやパパと一緒に子供が連れられているので保育士さんの表情や挨拶などしっかりと観察されています。
そして、身だしなみもTPOに相応しいのかどうかもきちんと見られています。
保育園によって、服装ルールを設けているところもありますが、全ての施設が同じような決まりごとがあるわけではありません。
ですので、保育園の服装マニュアルというものは存在しません。
保育園の園長先生や、働いている保育士さん達でどんな服装にするべきなのか話し合って決めているので、保育園ごとに違いがあるものです。
自分で勝手に、オシャレなファッションを決めるのはNGですが、勤め先の保育園でみんなで服装について話し合っているところが多いので、その話し合いの中でどのくらいのオシャレをしたら大丈夫なのか決めていることが多いです。
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保育士にふさわしい服装とは
保育士さんは、子供の安全を第一に考えなければいけないので、服装についてもお子様に危害が及びそうなファッションをするのはダメです。
細かな洋服のルールは、保育園ごとに違いがあるのですが、基本的には以下のような服装が保育士さんにふさわしいと言われています。
動きやすい服
保育士さんは、常に子供達と一緒に身体を動かすことが多いので動きやすいファッションをすることがベストです。
また、子どもが口に入れてはいけないものを食べようとしていたり、園児同士で掴み合いの喧嘩が始まったりすることもあるので、保育士さんは機敏に動くことができないと、とっさに止めさせることができません。
どんな状態でも、身軽に動けるように動きやすい洋服を着ることは子供達の安全を守るためにも大切なことです。
安全な服
保育士さんは、あくまで仕事として保育園に行き子供達と触れ合いますから、服装は自分のエゴで選んではいけません。
オシャレな洋服を着たいと思っていても、もし着用する衣類に装飾品が付いていたら子供の肌に触れて怪我をしたり派手なものだと保護者の方から良いイメージをもたれにくいです。
ですので、大前提としてお子様達に危害が及ばない安全な服装を着ていかなければいけません。
園児達が怪我をする恐れだけではなく、ボタンが付いているタイプですと取れてしまい子供が拾って口に入れてしまう恐れもあります。
いくら保育士さんが気をつけていても、事故はいつ起こるか誰にもわかりません。
オシャレをしたい気持ちを持つことは良いことですが、TPOに相応しい服装を心掛けましょう。
保育士で選ぶべきではない服装
オシャレな服装をするのは、仕事が休みの日に思いっきり楽しむことだってできますよね。
働いている時は、自分がこの洋服を着たいから着用するという気持ちではなく、子供達や保護者の方達からどう思われるのかということを考えて選ぶ必要があります。
保育士さんとして、以下のような選ぶべきではない服装を理解しておくことでリスクを減らせるので参考にしてみてください。
露出が多い
オシャレな服装ではなくても、肌の露出が多いものを着用するのはNGです。
保育園には、仕事をしに行っているのですから肌を必要以上に見せる衣類を着る必要はありません。
露出が多い洋服は、園児達の目にはあまり悪い印象は持たれないかもしれませんが、保護者から見るとチャラチャラした印象を受けることに繫ります。
また、ところどころ穴が空いたり破けているダメージジーンズも、だらしない印象を持たれやすいので止めましょう。
派手
派手な柄やデザインの洋服を着ていると、真面目な印象を持たれにくいので止めたほうが良いでしょう。
ボタンやビーズなどの装飾品が付いていても、派手なイメージを持たれやすいです。
保育園では、制服を支給されないところが多いですので、働くうえで服装については自分でTPOに相応しいものを理解して着ていくことが重要です。
自分で、どのような洋服を着用していけばわからないときは先輩や同僚に聞いたり、園長先生に訪ねたりして保育士さんとして恥ずかしくない服装を着るようにしましょう。
持っておくといい保育士の服装
実際に、現場に相応しい服装というのは勤め先の保育園ごとに違いがあります。
保育園によっては、あまり服装のルールに厳しくないところや逆に、きちんとした身だしなみをするように最適なマニュアルがあるところがあります。
ですので、自宅に保管してある衣類で大丈夫な保育士さんや、買わないと職場に相応しい洋服がない方もいます。
なかなか難しいですが、持っておくと良い保育士さんの服装としては以下のようなものがあるので参考にしてみてください。
エプロン
保育士さんは、保育園で園児達のお世話する日々を送りますよね。
時には、園内を遊び回る子供達が鼻水を出したり身体が汚れたりすることがあるため、ハンカチやティッシュなど常備しておくことで、すぐに鼻水を拭いてあげたり汚れていたら拭いてあげたりできます。
ハンカチやティッシュを収納する服装として、エプロンが使い勝手良く便利です。
キャラクターもののエプロンもあるので、保育園で着用してみると子供ウケが良くなることもあり、園児達が笑顔になるかもしれません。
また、子供達との会話のネタにもキャラクターもののエプロンはぴったりですね。
チノパン
保育さんは、日々、子供達の安全を守りながら観察したり一緒に運動したりするので、動きやすい服装をすることが大切です。
動きにくい洋服を着ていたら、お子様達の身に危険があった時に迅速に動くことができませんし、とっさの判断が迫られた時に思うように身体が動かなくて、ますます子どもを危険な目にさらしてしまう恐れがあります。
できるだけ、動きやすい服装としてチノパンが最適です。
チノパンは、伸縮性があって動きやすく長持ちしやすいのでコスパも良い洋服です。
ジャージ
持っておくといい保育士の服装として、オーソドックスなものと言えばジャージです。
保育園によっては、ジャージを着るのはダメなところもありますが、機能性に優れていて動きやすいです。
ジャージの着こなし方によっては、相手にチャラチャラした印象を与えてしまいがちになるので、ジャージを禁止している保育園はそのようなことを危惧しているのでしょう。
間違いないようにするには、勤め先の保育園でジャージを着用して大丈夫なのか聞いてみると安心です。
保育士の服装のまとめ
保育園で働く、保育士さんは基本的には洋服を支給されたりしませんし、制服もないところのほうが多いです。
ただし、自分の好きな洋服を着てオシャレな人に見られたいと思って働くことは自己中心的すぎです。
勤め先の保育園で、特に服装の決まりごとを教えられていなくても園長先生のサジ加減で容認していたり、実は身だしなみのルールはあったりするところもあります。
なので、周りから常に見られているという意識が大切です。
保育士さんとして、相応しい服装や逆に選ぶべきではない服装などを理解しておくことで、TPOに合ったものを自然と選べるようになっていくでしょう。
この記事の監修は
保育のせかい
キャリアコンサルタント 渡辺愛菜(保育士)
保育士として勤務をした後、一般企業も経験し
その後、保育のせかいに入社。
自身の経験をもとに求職者の方々へアドバイスをおこなっています。
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