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2021.06.08

子育てはお金がかかりすぎるのって本当?その理由について

子供を育てているママやパパや、将来、子どもが欲しいと思っている人にとって気になるのが「子育てにかかるお金」ですよね。

だいたい、今の時代は一人あたり成人するまでに約1000万円以上のお金がかかると言われています。

内訳としては、教育費の他にも病気や怪我にもお金がかかりますし色々な出費があります。

実際に子育てにかかる費用は、各家庭ごとに大きな違いがあるでしょう。

ですが、だいたいの目安を知っておけば、知らないよりも安心感がありますし金銭管理を工夫することによって節約もできるので知っておいて損はありません。

今回は、子育てにお金がかかる理由や何にお金が必要になるのかと、上手なお金のかけかたなどについてご紹介していきます。

子育てのお金の不安点について

子育てをしている、ママやパパは子どもが成長するに従ってだんだんお金の不安が大きくなっていくものです。

保育園・幼稚園なら、無償化を実施しているところに通わせることができますが、小学校・中学校・高校・大学はお金がかかる私立学校や、教育費が安く抑えられる公立などがありますから、子どもの成績しだいで出費が変わってきますよね。

全国の都道府県の教育施設は、学費は全部一律で同じわけではありませんから、教育費への不安がでるのは当然のことでしょう。

また、その他にも子育てのお金の不安点は以下のようにいくつもあります。

教育資金の不透明さ

教育費は、先程お伝えしたように学校を公立に入るのか、私立に入るのかで金額が大きく変わってきますよね。

当然、私立学校のほうがお金がかかります。

例えば、幼稚園~大学まで全て公立だった場合、教育費は約1000万円ほどが目安だと言われています。

一方で、全て私立に通った場合は約2500万円ほどが目安だと言われています。

このように、公立と私立学校の教育費は2倍以上も違いがあるわけなんですね。

あくまでもこれは目安ですから、全国の都道府県の公立・私立学校で教育費が違いますから教育資金の不透明さに頭を悩ませるママやパパは多いです。

収入と支出のバランスが分からない

毎日、家計簿をつけて金銭管理をしている家庭であれば、収入と支出のバランスをとっていると思います。

ですが、家計簿をつけるのが苦手な家庭もいます。

そのような家庭では、日頃から何にお金を使っているのか把握できていないことが多いので、気づいたらお金が全然貯まっていなかったり、無駄な出費をしている恐れがあります。

収入と支出のバランスが分からないまま、過ごしてしまうと借金したり貧乏な生活を送るはめになりやすいです。

消費税増による生活の不安定さ

現在、日本の消費税は10%ですが、そのかわりに「幼稚園や保育園無償化・高等教育の一部無償化」など子育て中の家庭の負担を減らす政策が実施されています。

ですが、今後も消費税が上がると言われているので、どんどん消費税が上がれば家計の負担になるので心配しているママやパパは多いです。

経済状況と育児の環境に、あまり安心感が持てなくなっている家庭が増えている状況です。

病気やケガ等による急な出費

子どもは、じっとしていませんので部屋を駆け回ったり外で遊び回ったりして怪我をすることもあります。

また、大人よりも子供のほうが抵抗力が弱いので病気にかかりやすいです。

病気や怪我は、いつくるのかわからないので家計の急な負担になります。

薬を購入したり、病院で治療や入院が必要になることもあるでしょう。

医療費は、時には高額になることもありますから、病気やケガ等による急な出費は金銭負担が大きくなってしまう恐れがあります。

子育ては何にお金がかかるの?

子育ては、何にお金がかかるのか全てを把握している人は少ないのではないでしょうか。

単純に考えたら、「教育費・医療費・洋服代・食事代」などが思いつくと思いますが、実はそれ以上に色々な種類のものに子供のお金がかるんですね。

具体的には、子育てにかかる項目として以下の13種類があります。

1.学校教育費
2.学校外教育費
3.学校外活動費
4.子供の携帯電話料金
5.洋服・服飾雑貨費
6.食費
7.生活用品費
8.医療費
9.保育費
10.子供のお小遣い
11.お祝い行事関連費
12.子ども用の預貯金・保険
13.レジャー・旅行費


子ども一人前に育てるためには、上記のような費用がかかってきますが書き出して見るとこんなに色々あるのかと驚かれる方も多いのではないでしょうか。

ただし、各家庭ごとに子供に使うお金の金額は違いがありますから、倹約家の方であれば費用を抑えることができるでしょう。

なかでも、やっぱり学校教育費が私立・公立とで全然違いますから、なるべくお金の節約をしたいママやパパであれば子供を公立学校に通わせたいですよね。

そして、現在は、教育費については少子化対策として負担を軽減させようと様々な仕組みができていますから、上手く公的資金とかを活用できると良いでしょう。

子育てにかかるお金【年齢別】

子供は、年齢とともにかかるお金が高くなっていきます。

特に、教育費については私立と公立学校かの違いで2倍以上も違うことをお伝えしました。

我が子が成人するまでにかかるお金を、おおまかに把握している人は多いと思いますが年齢別でシミレーションしているママやパパは少ないのではないでしょうか。

各家庭ごとに、子育てにかかるお金の金額に違いがあるので、あくまでも目安にされてください。

0歳

0歳~1歳の赤ちゃんが、一番、子育てにお金がかからないのですが、全てママやパパが面倒を見てあげないといけないので我が子にかける労力はとても必要になります。

では、0歳~4歳まで年齢別に子育てにかかるお金を見ていきましょう。

・0歳:93万1246円
・1歳:87万8040円
・2歳:94万2715円
・3歳:104万577円
・4歳:119万7116円

5歳

子供が5歳くらいになると、ママやパパとコミュニケーションを取ったり、ある程度、自分の身の回りのことは自分でやるようになってきますから赤ちゃんの頃よりも手がかかりません。

では、5歳~9歳まで年齢別に子育てにかかるお金を見ていきましょう。

・5歳:115万9523円
・6歳:121万5243円
・7歳:111万2082円
・8歳:105万9791円
・9歳:113万1097円

10歳

10歳の子供は、小学校に通っている年齢です。

学校に通わせるだけではなく、塾や習い事をさせているママやパパはもっと家計の負担は増えていきます。

では、10歳~14歳まで年齢別に育児ににかかるお金を見ていきましょう。

・10歳:115万2088円
・11歳:123万5483円
・12歳:126万9053円
・13歳:152万7873円
・14歳:153万1521円

15歳

子供が15歳の年齢になると、高校生ですから大学へ進学しないとなると一番お金がかかってきます。

赤ちゃんの頃と比べて、倍近くお金がかかると思っていただいたほうが良いでしょう。

・15歳:161万1802円

子育てのお金は公的支援も使うべき

子供が産まれると成人するまでに、何千万円も子育てにお金がかかるわけですから収入が少ない家庭は家計のやりくりが大変です。

我が子が成長するに従って、どんどん支出が増えていくので資金繰りが厳しくなってしまうママやパパも多いです。

なんでも、自分で抱え込む必要はありません。

今は、国の「公的支援」を利用することができますから、例えば、中学生以下の児童を持つ家庭に支給される「児童手当」を申請して受け取ったり、ひとり親世帯に支給される「児童扶養手当」などがあります。

まだまだ、色々な公的支援がありますから時間がある時に、インターネットを利用してお住まいの市役所のホームページを閲覧したり、国のホームページなどを閲覧してみて国や自治体から援助してもらえる項目を調べてみてください。

子育てのお金がかかりすぎるのまとめ

子育てにかかるお金は、子供一人あたり成人するまでに幼稚園~大学まで全て公立だったら教育費が約1000万円ほどかかると言われています。

私立学校に進学した場合は、約2500万円ほどかかると言われているので公立と私立学校かの違いで約2倍以上も金額が変わってきます。

育児にかかるお金は、国からも公的支援をしていますから利用できる支援に申し込んで賢く子育てをしていきましょう。


この記事の監修は

保育のせかい キャリアコンサルタント 

大畑 はるか

現役の保育士としても活躍中。

自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。

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