子ども立派に育てたいと、ママやパパなら誰しも思っているでしょう。
子供は、絶対に1人では生きてはいけません。
我が子が健やかに成長する為には、ママやパパの力はもちろん、周囲の人達の暖かいサポートも必要になってきます。
そして、育児は楽しい事ばかりではなく、むしろ辛いことの方が多いものです。
両親の理想・期待通りに成長してくれれば、とても嬉しいですが、子供の間は善悪の区別がまだついていませんし、満足なコミュニケーションも取ることができません。
なので、子育てに悩んでしまっている家庭も多いです。
周りの家庭の子供と我が子とを比べて、「うちの子育ては失敗しているのかも・・・」と落ち込んでしまう事もあるでしょう。
ママやパパがどれだけ、子どもに愛情を一杯注いであげても子どものうちは、思い通りにならない事が多いです。
今回は、子育てに失敗したと思ったエピソードや、絶対に後悔しない為の対処法などについてご紹介していきます。
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子育てに失敗したと考える親は実は多い
子どもを産んで、間もない頃はママやパパは子どもの食事・着替え・生活の面倒の全てを一生懸命にしないといけないので、周りの家庭の子どもと比べる暇もないものです。
ですから、比較的、周囲の状況や環境を気にしないで済みますが、子供が成長していくにつれてママ友が出来たり、保育園・幼稚園に我が子が通う頃には、周りの子ども達の情報もママやパパの耳に入ってきがちになり、どうしても比較してしまいがちです。
特に、子どもを過保護に育てている両親は、子育ての不安から四六時中、子どもの行動や言動を気にしてしまいます。
他人の子どもは、周りの人達に挨拶がしっかりできるけど、我が子は挨拶できない。
周りの子供は、行儀よく行動できるけど自分の子どもは、行儀が悪いなど、我が子に過干渉になるあまりママやパパは子育て方法に不安を持ってしまうケースも多いのです。
また、普段、仕事で忙しいママやパパは、我が子との時間がなかなかとれないので、子どもと一緒にいてあげられない自分は親として失格だなと自虐してしまう事もあります。
日々の、小さな不安・ストレスが積もりに積もって子供の子育てに失敗したのかもと考える親は実は多いのですね。
ママやパパが、育児方法に悩んでいる間も、子供は子供でしっかりと成長をしていくものです。
子育てに失敗したと思うとき
子育てをしている、ママやパパであれば誰しも皆、不安や悩みを抱えながら生活をしています。
各家庭の、子育て方法・方針は人それぞれ違いがあって当然ですから、安易に子育てに失敗していると思わなくて大丈夫なんですね。
では、実際にどのような時に、多くのママやパパが子育てに失敗したと思うのでしょうか。
子どもを甘やかしてしまう
多くの子供は、ママやパパから望まれて生まれてきます。
ですから、当然、我が子が幼い無いうちは何をされても可愛いという感情が先にくるでしょう。
例え、子供から手を挙げられたり暴言を言われても、愛おしいものですよね。
ですが、子供の事が気になる、可愛すぎるあまりついつい甘やかしてしまう両親も多いです。
子どもに、しつけをきちんとしなかったり、注意ができないママやパパであれば、我が子が間違った事をしてしまった時に、叱るという行動をとる事ができません。
その結果、子どもはワガママな性格になり、両親の言うことを聞かずに問題行動を起こしたりして困らせてしまう恐れもあるのです。
子供に対して過保護・過干渉に接していた影響で、子育てに失敗したと思ってしまうママやパパも多いでしょう。
食事のマナーが悪い
子供は、食べ物の好き嫌いがまだはっきりしていません。
なので、ママやパパは、我が子が赤ちゃんの頃はミルク・離乳食を与え、成長するに従って両親と同じ食事を一緒に食べるようになります。
お子様は、成長しながら自分で食べ物の好き嫌いを把握していきます。
食育は、ママやパパのしつけによるものだと思っている家庭も多く、子供が好き嫌いが激しかったり、お菓子を食べすぎてご飯を食べないようになったりするなど、食事のマナーが悪いと両親は自己嫌悪に陥りやすくなります。
自立心がない
子供は、色々な事に興味を示し好奇心旺盛ですが、それは見たり体験する物事が新鮮だからです。
そして、成長するに従い子どもの性格によっても、自立心が芽生えたり芽生えなかったりしていきます。
我が子が、色々な物事に受け身の姿勢だとママやパパは、不安になりますよね。
自立心がないのは、甘やかしすぎたのかもと悩んでしまうママやパパも多いです。
子どもの事が心配、可愛すぎるあまり、何でも両親がしてあげていると子供は自立心が芽生えにくくなる事もあります。
勉強しない
子供のうちは、まだ勉強をする大切さを理解していない事がほとんどです。
ですので、勉強をする習慣がなかったり、ママやパパが子どもに勉強をさせる機会を与えないと、勉強は大切な事だと認識しなくなり、全く学習しないようになる恐れがあります。
自分の子どもから、嫌われたくないから子どもに勉強しなさいと注意しない両親もいるでしょう。
子どもに、勉強の習慣をつけさせる為には、自転車の練習のように初めはママやパパが一緒にサポートしてあげる事が大切です。
子供に無理やり、勉強しなさいと頭ごなしに伝えてしまっては、ますます勉強嫌いになっていくかもしれません。
子どもに怒ってしまう
子供が問題行動を起こしたり、悪い事をしたら注意したり叱る事は親の努めです。
ですが、ママやパパが高圧的な態度で我が子を怒鳴ったり、言いすぎてしまうと逆効果となり反抗的な子供に成長してしまう恐れもあります。
叱ると怒るは違います。
怒るというのは、相手の気持ちを考えないで一方的に、喧嘩腰で言ってしまう事です。
叱るというのは、相手の気持ちを考えながら、本気で相手の事を想って伝える事です。
子供の態度によっては、ママやパパも引っ込みがつかなくて、言いすぎてしまう事もあるでしょう。
子育てを失敗から成功にかえるためには
上記でお伝えした、子育てに失敗してしまったかもと思うエピソードですが、ママやパパの誰しもが我が子に対して抱いてしまう気持ちです。
ですから、必要以上にママやパパは自分の事を責める必要は全くありません。
これらは、別に子育ての失敗ではありませんが、逆に成功に近づけるような感じの対処法で我が子と接してみるのがおすすめです。
これ以上ないくらいにコミュニケーションをとる
子供は、自分の気持ちをママやパパに上手く伝えられない事も多いです。
ですから、両親はこれ以上ないくらい、我が子とコミュニケーションをとって見ると良いでしょう。
家族だから、言わなくても大丈夫だろうと安易に考えない事が大切です。
24時間365日愛情を注ぐ
子供との、会話も大切ですが24時間365日、いつでも我が子とスキンシップをとって愛情を注いであげる事も大切です。
子どもを、抱っこしたりおんぶしたりして、思いやりと優しさを与え続けましょう。
パパとママもけんかをせず仲良くする
子どもは、親の鏡と言われるほど、成長過程でママやパパの仕草や態度を良く観察しているものです。
そうして、子ども両親と同じ様な態度や言動になる事も多いです。
パパとママがいつも喧嘩をしていると、子どもは怖がって心を閉ざしてしまう恐れもあります。
ですので、子どもの前ではけんかをせずに仲良くする事が大切です。
子育て失敗のまとめ
子育てをしている、ママやパパは我が子が成長するに従って、思い通りに育ってくれないと思ってイライラしたり自己嫌悪に陥る事があります。
あまり、我が子を甘やかしすぎると、言われた事しかできない子供になって、子育てに失敗したと思いがちになるかもしれません。
しかし、それは両親が思い込み過ぎているケースも多く、また、他人の子供達と比較する必要もありません。
子育て方法は、各家庭ごとに千差万別の違いがあるものですから、気にしないようにして我が子とたくさん会話したりスキンシップをとって愛情を注いであげる事が大切です。
この記事の監修は
保育のせかい キャリアコンサルタント
大畑 はるか
現役の保育士としても活躍中。
自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。
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