子供の成長は、早いですし子育ては大変な事がほとんどですが愛情を注いで我が子の成長を見守るのは楽しいですよね。
育児方法は、それぞれのご家庭で違いがありますが、大人しいまま成長する子どももいれば、イヤイヤ期に入って反抗的になったりするお子様も多いです。
ですが、イヤイヤ期は、子供の成長にとってマイナスになる事はありません。
子どもがいるママやパパの、誰にでも局面する可能性があるので、自分の家庭だけかもと思わないようにしましょう。
今回は、子どものイヤイヤ期の基礎知識情報や対処法などについてご紹介していきます。
Contents
イヤイヤ期とは
赤ちゃんや子どものイヤイヤ期は、子供が成長している証とも言えますから、別におかしい事ではありません。
ですが、思い通りに子育てできない事に、頭を悩ませているママやパパは多いのではないでしょうか。
なかなか、両親の言うことを聞いてくれなくて、イヤイヤ期に終わりが見えないとストレスになってしまう恐れもあります。
イヤイヤ期とは、子どもに自我が芽生え始め、段々と自分の欲求を外に出す時期になります。
子どもは、まだ脳の発達が未熟ですから、感情のコントロールが上手くできないのですね。
ですから、自分の中で嫌な気持ちが芽生えたり、自己主張を言いたい気持ちがあると欲求が押さえられずに、外に出してしまうのです。
また、言語能力もまだ発達途中なので、上手く自分の言葉で伝えられないもどかしさで、イライラして反抗的な態度になってしまう事もあります。
イヤイヤ期はいつからいつまで?
お子様のイヤイヤ期は、成人するまでずっとあるわけではなく必ず終わりが来ます。
ですので、病気に侵されているわけではなく、健康優良児でもイヤイヤ期になる子どもはいるのです。
個人差はありますが、我が子が1歳半過ぎ頃からイヤイヤ期の始まりを感じるママやパパが多いと統計結果で出ています。
そして、3歳~4歳くらいの年齢になると、段々と反抗期が落ち着いてくる子どもが多いです。
両親のしつけや教育方法が、悪いからイヤイヤ期に入ってしまうわけではないですから、子どもが両親の言うことを聞かなくなっても落ち込む必要は全くありません。
人間には、誰しも感情を持っていますし、言葉で会話をする事ができますから意思疎通の一環としてイヤイヤ期があってもおかしくはないでしょう。
毎日のように、心がリラックスできて穏やかな人は少ないですよね。
誰しも、イライラする気持ちが芽生える事だってありますし、大人の方は理性がありますから、自分自身を強く自己コントロールできる能力が備わっているので、感情的な行動を抑える事ができます。
子供は、理性で自分の感情を上手く抑える事ができないのは、当たり前の事ですから、反抗的な態度を取ってしまっても過度に叱ったり、しつけの一環として手を挙げたりはしないようにしましょう。
年齢別でイヤイヤ期の対処法
一般的には、子どものイヤイヤ期のピークは3歳~4歳くらいで徐々に落ち着いてくる傾向があります。
子育てしている、ママやパパは、子供が言うことを聞いてくれないとイライラしてしまう事もあると思いますが、対処法を身につけておくとスムーズな子育てが出来る事に繋がります。
そして、イヤイヤ期は赤ちゃんや子供の年齢によって、自己主張やネガティブな感情表現を表に出す行動に違いがあるので、子育てしている我が子の年齢に応じた対処法を実践してみてください。
0歳
0歳児の赤ちゃんの時期は、まだ言葉で自分の気持ちを伝える事ができないので、自己主張を身体を使って表現します。
例えば、お腹が空いたら泣き出したり、不安な気持ちになったら叫んだりですね。
自分の欲求が満たされないと、イヤイヤ期に入ってしまうので、ママやパパは赤ちゃんが落ち着くまで側に居てあげたり見守ってあげると、段々とイヤイヤ状態が収まってくるでしょう。
1歳
1歳の子供の時期は、少し言葉を喋れる子どももいれば、まだまだ上手く話せない子供もいます。
この頃から、ちょっとずつ【自分】というものを意識し始めていく年齢ですから、両親がミルクをあげたりオムツ替えをしている時などに、まだやりたくないと思った時は声を出して抵抗をします。
じょじょに、自分の好きな物事や嫌いな物事を自覚していっているわけなんですね。
自己主張が強くなっていく時期でもありますから、両親は子供の多少のワガママは受け入れてあげて温かく見守ってあげてください。
2歳
子供が2歳前後になると、言葉を話し始める時期でもありますから、自分が嫌だと思った事に対して「イヤ」とはっきり発言する事があります。
じょじょに、感情が自分に芽生えているのを自覚してきているけれど、まだまだ言葉では上手く伝える事ができないので「イヤ」と言う言葉で返事をする事が多くなるでしょう。
イヤイヤ期に入ってしまった子供は、全ての物事に対して「イヤ」と言う気持ちを表現しているわけではありません。
何かの返事に対して、反射的にイヤと答えてしまう事もあるので、両親は、我が子の気持ちを汲み取りながら子育てをしていきましょう。
3歳
3歳くらいの年齢になると、ある程度、自分の気持ちを言葉で伝える子供が多くなってきます。
自分でできる物事も増えてきて、子供自身も大人の手助けをあまり借りないで、自分でできる事は率先して取り組むようになっていきます。
ですので、「イヤ」と言う発言は減ってくる事がありますが、ママやパパの注意を素直に聞かなくて自分で行動をする事もあるでしょう。
ママやパパは、子供の自尊心を傷つけないように上手くサポートする事が大切です。
イヤイヤ期が辛い!少しでも乗り越えるためには
子どものイヤイヤ期は、子供の成長過程で大切な時期でもあります。
何でも嫌だから、反抗的な行動をとっているのではなく、自分でやりたいから言っていたり、何でママやパパは自分の気持ちをわかってくれないのと言う気持ちを表している事も多いのです。
子どもは、成長とともに、感情をコントロールする力もついてきますし、他人の気持ちを理解して相手を思いやる力も備わってきます。
ですから、両親は我が子の気持ちを汲み取ってあげながら、必ず終わりがくるイヤイヤ期に対して悩みすぎないようにしていきましょう。
イヤイヤは否定されているわけではないと考える
子供の「イヤ」という言葉は、全ての物事を否定しているわけではありません。
両親が、我が子の為を思って、何か手伝ってあげようとしていた時に、子どもは自分でやりたい欲求の方が強くなり反射的に両親に「イヤ」と言ってしまう事もあります。
その時の気持ちには、手伝ってくれるのは嬉しいけど自分でやってみたいと言う意図が含まれているのですね。
原因を知ることが重要
子どものイヤイヤ期が始まると、子育てが増々大変になってくると思いますが、なぜ我が子は反抗期になってしまったんだろうと原因を考える事が大切です。
コミュニケーションが取れない時期であれば、両親も子どもと同じ目線に立って話しながら同時に身振り手振りで、伝えるようにしましょう。
子供の気持ちを汲み取りながら、時には抱きしめたり頭をなでてあげたりして根気強く、子供と接していってください。
言葉にして意思疎通をはかる
子供は、子供なりに自分で上手く話せないので、そのせいでイライラしてしまう事も多いのです。
ですので、ママやパパはお子様が上手く会話できないからと言って、一方的に親の意見を伝えるだけではいけません。
イヤイヤ期の子供は、自分の気持ちを聞いて欲しいと思っている事も多いですから、お互いに意思疎通をはかり子供の気持ちを受け止めてあげましょう。
イヤイヤ期とはのまとめ
イヤイヤ期とは、お子様に自我が芽生え始め、自己主張が激しくなってくる時期です。
1歳半頃~ピークは3歳・4歳まで、反抗期が訪れる事が多いと統計結果で出ています。
イヤイヤ期は、子供が通る成長過程で大切な時期でもあるので、ママやパパは子どもの気持ちを汲み取ってあげながら、子どもの年齢に応じた対処法を実践してみてください。
この記事の監修は
保育のせかい キャリアコンサルタント
大畑 はるか
現役の保育士としても活躍中。
自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。
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