子育てをしている、ママやパパは育児と家事・仕事の両立はとても大変です。
赤ちゃん時代は、言葉も話せませんし自力で行動できませんから、常に両親が世話をしないと生きていけません。
子供が幼稚園生になる頃には、ある程度自分の事は自分でできるようになったりスムーズに会話したりできますが、それまでにイヤイヤ期に突入して反抗してしまう子供も多いです。
ですが、逆に全く子供が反抗的な態度を見せずにイヤイヤ期がないお子様もいます。
それはそれで、大丈夫なのか心配なママやパパも多いのではないでしょうか。
今回は、子供のイヤイヤ期がなくても大丈夫なのかや、理由などについてご紹介していきます。
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なぜイヤイヤ期がない子どもがいるの?
子どものイヤイヤ期は、1歳半頃~ピークは3歳・4歳頃まで続く傾向があると統計結果で出ています。
そして、子供にとって反抗期がある事は成長過程ではごく普通の事で何の問題もありません。
ですが、全くイヤイヤ期がないお子様もいます。
人間には、誰でも感情を持っていますし性格だって人それぞれですよね。
ですので、大人しい子供もいれば、感情的になりやすい子どももいます。
我が子に全くイヤイヤ期が来ていないけど、順調に成長できているか不安になってしまったママやパパも多いでしょう。
そもそも、両親の子どもへの子育ての仕方が、人それぞれで違いがありますから、育児環境や子供の先天的な性格・人格の影響で感情表現や自己主張の激しさは全く異なってきます。
ですから、イヤイヤ期が全く来ない子供がいても不思議ではないのですね。
イヤイヤ期がない理由について
子供のイヤイヤ期は、子育てをするにあたりネガティブな事だと捉えられがちですが、必ずしもそうではありません。
イヤイヤ期というネーミングが、マイナス的な助長を演出しているだけであって、言い換えると子供の自我成長期・自立心などが芽生える時期だとも言えます。
産まれたばかりの赤ちゃん時代から、子供は子どもなりに一生懸命に言葉を覚え、歩けるようになり心が育ってきて感情表現が豊かになっていくものですよね。
ですから、イヤイヤ期は子どもが早く自分というものを認識して、自我を芽生えさせようとしている時期なので成長している証でもあります。
そして、イヤイヤ期が全くない子どもでも、それはそれでおかしいことではありません。
逆に手がかからない子どもですから、ママやパパの育児ストレスの軽減にもなるでしょう。
そこには、色々な要素が絡んできますので、反抗期がない子どもに対して、過度に心配になったり病気なんじゃないかと思わなくても大丈夫です。
おとなしい性格
人それぞれ、性格が異なるのは当たり前の事ですから、生まれつきおとなしい子どももいます。
イヤイヤ期の自己主張も、生まれつきの性格が大きく影響を及ぼします。
ですので、元々おとなしい性格の子どもであれば、反抗的な態度をとる事があってもそこまで激しい感情表現をしない傾向があります。
言葉をはやく覚えた
小さな子どもほど、言語能力が発達しておらず会話力が乏しいため、自分の気持ちを上手くママやパパに伝える事ができません。
ですので、イヤイヤ期の子どもは、自分の欲求を相手に上手く伝えられなくてイライラして感情を爆発させたり、両親と会話できない事にもどかしさを感じている事が多いのです。
そして、子供の中には早く言葉を覚えてしまう子たちも多く、会話力が上がるとママやパパにも自分の気持ちを上手く伝える事ができる為、気持ちのすれ違いが起きにくくイヤイヤ期が来ないこともあります。
環境が悪い
ママやパパの、子供に対するしつけが厳しかったり家庭環境が不安定だったりすると、子供は自然と両親の顔色を伺う癖がついてしまう事があります。
そうなると、自分の欲求をストレートに相手に伝えてはいけないという気持ちが芽生え、結果としてイヤイヤ期がない場合もあります。
本来は、子供は無邪気で自分の気持ちを素直に表に出す事が当たり前ですから、子育ての環境や仕方を見直したりして、改善をする必要があると言えます。
絶対にやってはいけない事は、子どもに暴力を奮うことです。
子どもは、ママやパパには知識や力では絶対に敵わないのですから、両親が一方的に子どもに手を上げて大人しくさせようとしてはいけません。
成長して短気な性格になったり、社会的にも常識的な行動がとれない子供になっていく恐れがあるので、子供に一方的に圧力をかけながら子育てをする事は止めましょう。
親がサポートできている
イヤイヤ期に突入している、子供は自我が芽生えてきていますから自己主張が強くなってきます。
そして、自分の欲求がママやパパに伝わらなかったら、ますます反抗的な態度を取るようになっていきますが、きちんと両親が子供をサポートできている家庭も多いです。
その場合は、お子様も承認欲求が満たされてあまりイライラする事がないので、イヤイヤ期がエスカレートしにくい場合があります。
子育てがスムーズに、行っている場合でも油断はしないようにしましょう。
もしかしたら、子供はママやパパに対して何か我慢をしているだけの場合もあります。
なので、子供の気持ちを汲み取って上げながら、適度にコミュニケーションをはかってみて、本当に嫌がっていないのかや我慢をしていないのか確認しながらサポートをしていく事が大切です。
イヤイヤ期がなくても問題なし!
子供がイヤイヤ期に突入しなくても、性格・生活環境・両親のサポートが行き届いている事などにより全く問題がない事も多いです。
また、あまり反抗的な態度を取らない子供は、自分で上手く感情のコントロールや気持ちの切り替えをしているとも言えます。
ですから、我が子にイヤイヤ期がなくても全く問題はありません。
子供の個性だと捉えてあげて、イヤイヤ期のある無しに心配するよりも、子どもと上手くコミュニケーションを取れているのかや、我慢をさせていないかなどを気にした方が良いでしょう。
人間は、産まれてから誰にも迷惑をかけないで生きている人は一人も存在しません。
ママやパパも、赤ちゃん時代があり排泄物のお世話をしてもらったり、食事を食べさせて貰ったりした過去がありますよね。
ですから、子どもは自分で物事を上手く取り組めなかったり、ママやパパに世話を焼かせて迷惑をかけるのは当たり前なんです。
そして、イヤイヤ期が来た他人の子どもや来なかった子どもと我が子を比べる事もしなくて良いのです。
子育ての環境は、人それぞれですから、子供の成長速度や言動・行動に違いがあって当然と言えます。
成人して、やがて親元を離れて行きますから離れ離れになると寂しくなる事もあります。
ですので、やがて終わりがくるイヤイヤ期に対してネガティブに捉えるのではなく、我が子の成長を楽しく見守りながら家族の想い出を作っていきましょう。
イヤイヤ期ないのまとめ
イヤイヤ期は、子供の自我成長期・自立心などが芽生える時期ですから、ネガティブに捉える必要はありません。
そして、イヤイヤ期が全くない子供もたくさんいます。
性格や生活環境・両親のサポートなどが影響を及ぼしている事が多いです。
反抗期があっても無くても、子供は成長をしていくもので、別におかしい問題ではありません。
イヤイヤ期を気にするよりも、ママやパパは子どもと上手くコミュニケーションが取れているのかや、我が子の気持ちを理解しながらサポートできているのかを気にしていきましょう。
この記事の監修は
保育のせかい キャリアコンサルタント
大畑 はるか
現役の保育士としても活躍中。
自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。
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