赤ちゃんは、まだ言語能力が発達していませんから様々な意思表示を泣いて表現しています。
そして、夜に眠る時や眠っている時に夜泣きをしてしまう新生児もいます。
あまり大声を出さずに静かに涙を流す子や、ワーワー大声を出してママやパパに泣いているアピールをする子など色々なケースがあります。
だいたいの赤ちゃんは、生後4ヶ月を過ぎると夜になると眠ってくれる子が多いようですが、夜泣きも激しくなる事があります。
しかし、夜泣きはいつか終わりがくるものですから、両親は決して叱ったり怒ったりして強制的に泣き止ませたりしてはいけません。
また、暴力は絶対にいけません。
赤ちゃんが、成長してやがて保育園・幼稚園に通うようになると、子供は赤ちゃん時代の記憶がある子もいますからトラウマになっているかもしれませんよ。
ですので、夜泣きはどこの家庭の子供でも経験するものと考えて、しっかりと向き合ったり対処法を試してみる事をおすすめします。
今回は、赤ちゃんの夜泣きの理由や、ママやパパはどう向き合っていく方が良いのかなどについてご紹介していきます。
Contents
そもそもなぜ夜泣きをしてしまうの?理由は?
赤ちゃんは、そもそもなぜ夜泣きをしてしまうのでしょうか。
それは、お腹が空いた・オムツが気持ち悪いなどの不快感を感じている場合もありますし、周りの環境に落ち着かないという場合もあります。
また、実は、新生児は夜に睡眠をとるという理屈が理解できないので、昼間に眠ったり深夜に眠ったりと寝る時間帯もバラバラなんです。
そして、私達、大人のようにノンレム睡眠・レム睡眠などの睡眠のリズムが整っていないですし、眠りの質も浅いのです。
ゆえに、ぐっすりと夜中に赤ちゃんは寝ていても突然、目が覚めてしまう事もあり夜泣きをしてしまう事があるのです。
このように、新生児が夜泣きをしてしまう理由は様々なんですね。
ですが、夜間に涙を流す事は別に異常なわけではありません。
泣く事は、赤ちゃんにとっては自然な事でもありますし、涙を流すという事で目に溜まっているゴミやホコリ等を洗い流している作用もあります。
大人の私達は、自分で手や足を使って色々と行動ができますが、赤ちゃんは手足もまだ満足に動かせないですよね。
なので、顔を洗ったり喉が渇いたと感じたら飲み物を飲んだり、食べ物を好きなタイミングで食べたりという事もできません。
そのような、欲求や意思表示を赤ちゃんは泣くという行為で、ママやパパにアピールしているわけです。
夜泣きとしっかり向き合うためには
赤ちゃんの、夜泣きは個人差はありますがいずれ終わりがくるものです。
ですので、子供が他人の赤ちゃんよりも夜泣きが酷いと感じたり、何ヶ月間も続いているので心配する必要は全くありません。
大切なのは、我が子の夜泣きに対してどう対処していくかと言う事です。
両親として、子どもの夜泣きにイライラして怒ったり叱ったり、暴力は絶対に奮ってはいけません。
完全に放置して、見守る事を放棄するのも良くありません。
親として、赤ちゃんの夜泣きとしっかり向き合いながら、色々な対処法を試して見ることが大切です。
赤ちゃんが夜泣きをしてもパパやママは悪くない
赤ちゃんが、夜泣きをすると、時には激しすぎて体調不良を起こしていたり、病気や怪我をしているんじゃないかと心配するママやパパも多いと思います。
また、ずっと涙を流させていると、パパやママは罪悪感が出てくる事もあります。
ですが、新生児が夜間に泣く事は、ごく自然な事ですから両親は別に悪くありません。
ですので、何で泣かせてしまったのだろうかと、悩むよりもどうすれば泣き止んでくれるのか対処法を考えて赤ちゃんの夜泣きを軽減できるようにしていきましょう。
ママだけではなくパパにも協力してもらうことが重要
多くの、一般家庭ではパパは仕事をする為に外出して、ママが自宅で赤ちゃんの面倒を見ているケースが多いです。
ですので、家事・育児はママが担当、会社の仕事・金銭面はパパが担当と自然に分かれてしまっているので、子育てになかなかパパが関与できていないご家庭がたくさんあります。
そうすると、毎日、子どもはママと一緒に過ごす事が多くなりますから、ママの育児負担が増します。
そして、ご主人が仕事から帰ってきたら、今度は、パパの為に料理を作ったりお風呂を沸かしたり雑談したりなど、多くの労力が必要になってきます。
毎日、このような負担がママにのしかかっていたら、精神的にも肉体的にも疲れてしまいます。
ですので、パパが仕事が休みの日とかは、子育てはパパに見てもらったり協力してもらう事が重要です。
パパは、休みの日にはゆっくり休みたいところですが、ママの子育ての負担というのは想像以上に大変ですから、ママだけではなくパパにも協力してもらい子育てや赤ちゃんの夜泣きに対処していきましょう。
夜に大声で泣くようならご近所にもあいさつしておくべき
赤ちゃんの夜泣きは、夜、辺りが静まった頃の、両親や近隣住民の方たちも眠る時に泣かれてしまう事も多いでしょう。
ですので、周りの音がしない中で、突然、子どもに大声で泣かれたらご近所にまで声が響いてしまう事があります。
できるだけ、自宅の外まで声が漏れないようにする為には、他の方に迷惑がかからないように窓を閉めておきましょう。
新生児の声は、高いですからとても週に響いてしまいます。
一軒家で、周りの住宅との距離があるご家庭は、そこまで気にする必要はないと思いますが、集合住宅・アパート・マンション等で生活している人は、赤ちゃんが夜泣きしてしまうとすぐに声が響いてしまうので、とても気を使うでしょう。
ですので、赤ちゃんが夜中に大声でなくようでしたら、予め、ご近所に「しばらく夜泣きが激しくなる事があると思いますがすみません」と一言、挨拶しておく事も大切です。
そうすることによって、周りに住んでいる人は、私達にも気を使ってくれているし、赤ちゃんの夜泣きに頑張って対処しようとしているんだなと思ってもらえる可能性があります。
赤ちゃんの夜泣きを少なくする方法
赤ちゃんが、夜泣きをしているとイライラしてくるママやパパもいると思います。
ですが、完全に子どもを放置するのはいけません。
少しだけ、新生児を一人にさせて落ち着かせてあげるのは効果的ですが、それ以外では以下のような対処法を試してみましょう。
抱っこしてぬくもりを与える
夜泣きをしているのは、赤ちゃんが寂しい気持ちになって人肌が恋しくなっているかもしれません。
ですので、ママやパパは我が子を抱っこしてぬくもりを与える事で、赤ちゃんの気持ちが落ち着く事があります。
電気をつけて起こす
夜間の、真っ暗な中で赤ちゃんが目を覚ますと、ビックリして夜泣きをしてしまう事もあります。
ですので、一度、電気をつけて周囲を明るくし起こしてあげる事で、泣き止む可能性があります。
落ち着く音楽を聞かせる
赤ちゃんは、日中は周囲の生活音、ママの足音や言葉などを聞いて過ごしていますよね。
ですが、夜中に眠る時は、無音に近い状態で過ごしているご家庭が多いと思います。
そんな中で、赤ちゃんが突然、目が覚めたら不安になって夜泣きをしてしまう事もあります。
ですので、一度、子どもの気持ちが落ち着くまで、ヒーリング効果がある音楽を聴かせてあげるのも効果的です。
夜泣きの理由のまとめ
赤ちゃんが、夜泣きをする理由は、お腹が空いたりオムツに排泄物がついて気持ち悪いと感じている事があります。
その他にも、睡眠のリズム・質の関係や周りの環境の問題など様々な事が要因になっているので断定はできません。
また、誰しも子供の夜泣きは当たり前に経験するものですから、我が子が夜泣きをするようになってママやパパは自分を責める必要は全くありません。
大切なのは、ママやパパのどちらとも協力し合って、赤ちゃんの夜泣きに対処していったり、赤ちゃんが成長してもトラウマにならないような子育てをしていきましょう。
この記事の監修は
保育のせかい キャリアコンサルタント
大畑 はるか
現役の保育士としても活躍中。
自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。
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