保育園で子どもたちがお昼寝しているときに、保育士は何をすればいいのだろう? そう疑問に感じている新人保育士の方は多いのではないでしょうか。
子どもたちが寝ている間に休憩をとる場合もありますし、お昼寝時間を利用して他の業務をすることもあります。保育士が子どものお昼寝時間にしている仕事を5つご紹介しますので、新人保育士の方はぜひ参考にしてください。
Contents
お昼寝時間にしている仕事5つ
お昼寝は生活リズムを整えたり、成長ホルモンを促して成長を助けたりするねらいがあります。お昼寝をすべきかは賛否がありますが、お昼寝時間を取り入れている保育園が大半です。
お昼寝時間に何をするかは園によって、また保育士によって異なりますが、こんな仕事をしているよというのを簡単にご紹介します。
寝かしつける
すぐに寝てくれる子もいれば、なかなか寝ない子もいます。子どもを寝かしつけるのも保育士の仕事です。
寝ている子を起こさないように子守唄を歌ったり、絵本を読み聞かせしたり、背中をトントンしてリラックスさせたりして、寝付きやすいようにしてあげましょう。
どうしても寝ないときは少し体を動かすと、眠りやすくなります。無理に寝させるのも考えものなので、寝そうにないときは別室で遊ばせるなどして、その日の子どもの様子に合わせてあげましょう。
寝ている子どもを見守る
0歳児と1歳児はうつぶせ寝で窒息する危険があるので、お昼寝を見守る保育士が一人は必要です。うつぶせ寝をしていたら、ひっくり返しをして窒息しないようにしましょう。
睡眠チェックは、0歳児は5分ごと、1歳児は10分ごと
が推奨されています。とくに0歳児は5分単位の睡眠チェックが必要なので、注意しましょう。
連絡帳や日誌を書く
子どもたちが起きているときは連絡帳や日誌を書くのが難しいので、お昼寝の時間を利用して書いていきます。お昼寝ですぐに寝たか、どんな様子で寝ているかといったことも書いておきましょう。
連絡帳や日誌は時間がかかる業務なので、子どもたちが寝ている間に書けるだけ書いておきたいですね。お昼寝を見守る係の保育士は、睡眠の様子をメモにとっておき、あとで書きやすくしておくといいでしょう。書くことに注意して5分以上目を離さないようにだけ注意してください。
打ち合わせをする
子どもたちが起きている間は、なかなか保育士同士で打ち合わせができません。お昼寝の時間を利用して、保育士同士を打ち合わせをします。
子どもたちの普段の様子、保育の課題、次の行事のことなど、話し合うことはたくさんあるでしょう。子どもの様子を共有することも大事なので、保育士同士で連携をとれるようにしておきましょう。
イベントや行事の準備
子どもたちが起きているときは、イベントや行事の準備はなかなかできません。お昼寝の時間を利用して、コツコツと準備をしていきます。
行事が近くなると残業が増えるので、残業を減らすためにも、お昼寝の時間に可能な限り準備を進めておおきたいですよね。
休憩や昼食をとる
元気な子どもの相手をするのは体力がいるので、お昼寝中に休憩をするのも必要です。お昼寝中に昼食をとる園もあります。
しかし、保育士はやることがたくさんあるので、休憩中も連絡帳や日誌を書いたりと、休憩をとらない方もいることでしょう。疲れていると集中力が切れてしまうので、お昼寝中を休憩時間に充てているのなら、5分でもいいので休憩をしておきましょう。
お昼寝中もやることがたくさん
お昼寝時間が休憩時間である園でも、なかなかゆっくりできない方も多いことでしょう。お昼寝を見守る保育士は最低でも一人必要ですし、お昼寝中にしかできないこともあるので、休憩をとるのが難しいという事情もあります。
保育園でのお昼寝時間は、だいたい2時間です。2時間は十分時間あるように感じますが、仕事をしているとあっという間に過ぎます。途中で起きる子もいるので、2時間もない日もあるでしょう。
気をつけたいのは、あくまでもお昼寝は子どもたちの生活リズムと成長のためであり、保育士の時間を作るためではありません。子どもの生活リズムや年齢によってはお昼寝の必要がないこともあるので、子どものことを考えてお昼寝の時間を調整してあげましょう。
おわりに
お昼寝時間を上手に活用して連絡帳や日誌を書いたり、打ち合わせをしたりしつつ、休憩もしておきましょう。一日中、子どもの見るのは大変なことなので、体力を回復してお昼寝後の時間に備えたいですね。お昼寝時間をどう使うかを考えるのも、保育士の仕事です。
この記事の監修は
保育のせかい キャリアコンサルタント
大畑 はるか
現役の保育士としても活躍中。
自身の経験を活かして、求職者に寄り添った手厚いサポートに定評がある。
「役に立った!」と思ったらいいね!してね(^-^)