「保育園で働きたいけど、保育士の資格がないしなあ」と諦めている方は多いのではないでしょうか? 実は、保育補助なら保育士資格がなくても保育園で働けます!
本記事では、保育補助という職種と仕事内容、保育補助として働くメリットと注意点をまとめてご紹介します。保育士資格がなくて保育園勤務を諦めている方は、保育補助の仕事をしてみてはどうでしょうか?
Contents
保育補助とは?
保育補助は、「補助」という言葉の通り、保育施設で保育士のサポートをする仕事です。保育補助はパートタイムでの雇用が基本になるため、パート保育士とも呼ばれています。
正規雇用の保育士の仕事を補助するのが保育補助の役割です。保育補助は、基本的に保育士から指示を受けた仕事をします。
保育補助は保育士資格がなくても働ける
ご存知かと思いますが、保育士として働くには資格が必要です。実技試験もあるので、社会人になってから資格を取得するのは簡単とは言えないでしょう。
一方、保育補助は保育士として働くわけではないため、保育士の資格は必要ありません。基本的にパートやアルバイトでの雇用となりますが、資格がなくても保育園で働けるので保育補助の大きな魅力です。
保育補助は無資格でも働けますが、「子育て支援員」の資格を取得してから働くという方法もあります。「子育て支援員」は20時間程度の研修だけで取得できるので、保育士資格よりも簡単です。
「子育て支援員」を取得しておくと求人応募でアピールポイントになります。また、研修を受けて子育ての基本を学んでおいた方が、保育補助として働く上で安心です。
保育補助の仕事内容
保育補助は保育士の補助をするわけですが、仕事内容は勤務先によって異なります。保育士が足りない保育施設では、保育補助の方が掃除などの雑務全般をすることが多いようです。
人手が足りない時や忙しい時は、おむつ交換、食事の準備や補助、寝かせつけなど、保育士の仕事を手伝います。子供たちと遊んだり、ケアしたりするのも保育補助の大事な仕事です。
責任を伴う仕事は保育士が行いますが、保育補助も子供たちの世話をするのが仕事となります。掃除などの雑務もこなさないといけないので忙しいですが、子供と携わるのが好きな方に向いている仕事と言えるでしょう。
保育補助として働くメリット
資格がなくても保育施設で働ける
上述したように、保育補助は保育士資格がなくても働けるため、無資格の方が保育施設で働きたいと思った時の有益な選択肢となります。
保育士資格を取得するには時間がかかりますが、保育補助であれば採用してもらえればすぐにでも保育施設で働けるので、資格がないけれど保育の仕事がしたいという方には非常に魅力的な仕事です。
保育士資格を持っている方も保育補助の仕事はできます。子育てや転職でブランクがある方が、保育士として復帰するために保育補助から再スタートするという働き方も可能です。
実務経験を積める
認可施設であれば、保育士資格の実務経験になります。無認可の保育施設だと実務経験にならないので、働く前に認可であるかどうかは必ず確認しておきましょう。
社会人になってから保育士を目指す方は、保育補助から始めてみるのもいいかもしれません。保育士の仕事を間近で見るのは勉強になりますし、分からないところは保育士に聞いたり教えてもらったりできるので、保育士資格の取得を目指す方にとって、保育補助の仕事は非常に大きなメリットがあります。
仕事はやってみないと合っているか分からないので、まずは保育補助の仕事で保育に携わってみてはどうでしょう?
家庭や子育てと両立しやすい
保育補助は基本的にパートやアルバイト雇用なので、正規雇用の保育士と比べると時間の融通がききやすいです。家事や子育てで働ける時間が限られている方は、正規雇用よりも非正規雇用の保育補助の方が働きやすいでしょう。
求人によりますが、朝や夕方だけのシフトやフルタイムのシフトなどがあります。土日は平日と比べて保育する子供の人数が少ないことから、保育補助がお休みのところも多いようです。
保育士は残業や持ち帰りの仕事がありますが、パート勤務の保育補助にはないと考えておいていいでしょう。忙しい時は残業を頼まれることもあるかもしれませんが、正規雇用の保育士と比べると少ないです。
保育補助で働く際の注意点
保育補助の仕事はほとんどが非正規雇用であるため、正規雇用の保育士と比べると収入が少ないです。ボーナスはありませんし、長く働いても収入が上がりにくいため、収入面はあまり期待しないほうがいいでしょう。
また、保育補助は保育士から指示を受けた仕事をするのが基本となるため、自分のやりたい仕事ができないこともあります。子供たちともっと携わりたいのに、掃除などの雑務ばかり、といったこともあるかもしれません。
仕事内容は勤務する保育施設によるので一概には言えませんが、保育補助はあくまでも保育士の補助をするのが役割ですし、非正規雇用であるため、どうしても立場は弱くなってしまいます。
保育補助は資格なしで働けるのがメリットである反面、非正規雇用が大半であるため、収入や仕事内容に関しては我慢せざるを得ない部分があるでしょう。
それでも、子供が好きな方にとっては、保育補助は非常にやりがいのある仕事だと思います。
保育士不足の今だからこそ保育補助が必要とされる
保育士不足が深刻化している今だからこそ、保育補助の果たす役割が大きくなっています。待機児童問題を解決するには保育士の増員が必要ですが、無資格で保育の仕事ができる保育補助を増やすことも、今後ますます重要となってくるでしょう。
保育士だけでは手が回らないのが現状ですので、保育補助を求めている保育施設はたくさんあります。子供たちの笑顔を守るために日々頑張って働いている保育士の方々をサポートできるのは、保育補助だからできる役割です。
保育補助は非正規雇用が基本ですので、主婦をしながら働いている方もたくさんいらっしゃいます。保育補助をしながら実務経験を積み、保育士を目指す方も多いので、働き方や目的に合わせて働けるのも保育補助の魅力です。
おわりに
保育士資格をお持ちでない方、資格取得を目指している方には保育補助の仕事がおすすめです。保育補助の仕事をする上で、「子供が好き」であることが何より大事なので、保育に携わりたい方は保育補助として働くことを考えてみてください。
「子育て支援員」を取得してから保育補助の仕事をされる方も多いので、そちらの資格取得も考えてみてはどうでしょうか?
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